小湊鉄道の昔から今、そして未来へ!市原湖畔美術館 作品展「古往今来・発車オーライ!」9月15日まで開催中【市原市】
市原湖畔美術館では現在、「小湊鉄道開業100周年記念事業」の一環として、小湊鉄道をテーマにした4人のアーティストによる作品展を開催しています。
小湊鉄道の魅力をアートで表現
小湊鉄道は、今年で開業から100年を迎えました。
これを記念して市原湖畔美術館では、4人のアーティストによる作品と、絵本作家・かこさとしの原画を展示しています。
中﨑透は、小湊鐵道の社員や地元住民へのインタビューを基に、インスタレーション作品を展開しています。
小湊鐵道の前会長・石川信太と、沿線の風景を描いた篠崎輝夫の絵画をあわせて展示することにより、作品全体に一層の深みを与えています。
青山悟の作品《未来の小湊鉄道路線鳥瞰図(ちょうかんず)》は、子どもたちが想像した「未来の鉄道の風景」を、刺しゅうやパッチワークで表現した大きな作品です。
この他にも、工業用ミシンで細かく刺しゅうされた作品や、ライトを当てると文字が浮かび上がって見える不思議な作品も展示されています。
クワクボリョウタは、光源を取り付けた鉄道模型を用いて、光と影のインスタレーション作品を展示。
気動車と蒸気機関車の2台の列車が、無限ループを象徴するレールの上を走行し、小湊鐵道の過去と現在を表現しています。
中野裕介/パラモデルは、鉄道玩具を使用した作品を地下から1階にかけて広く展示。
展示室は色鮮やかな「文字」が縦横無尽に駆け巡っています。
駅から美術館の道のりにも作品が
市原湖畔美術館の最寄り駅である高滝駅には、青山悟によるジャケット作品が展示されています。
さらに、中﨑透の作品が美術館までの道すがらにも点在し、訪れる人々を楽しませてくれます。
小湊鉄道を利用して、高滝駅から美術館までの約20分の道のりを、ゆっくり歩いてみてはいかがでしょうか。(取材・執筆/案山子)
古往今来・発車オーライ!
会期/~9月15日(月・祝)
住所/千葉県市原市不入75-1
休館日/月曜(祝日の場合翌平日)
電話番号/0436-98-1525
問い合わせ
電話番号/市原湖畔美術館
※時間や入館料はHPで確認を
ホームページ/https://lsm-ichihara.jp/