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初挑戦のぶっこみうなぎ釣りで見事に本命手中【北九州】ミミズ通しは必須と痛感

TSURINEWS

ウナギ(提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)

北九州で初めてのうなぎ釣りに出かけた筆者。数時間ノーフィッシュだったが、待望のウナギと見事対面成功となった釣行の様子をお届け。

初めてのうなぎ釣り

日本人に馴染みの深い魚、うなぎ。馴染みは深いが、今までちゃんと釣りのターゲットとして狙ったことは無かった。だいぶ昔に外道として釣れたり、海に沈んだパイプの中からとっ捕まえたりしたことはあったので、近くにもうなぎが居るという事は知っていた。

友人からうなぎを釣りたいと要請があり、やったことはないけど居るんだから釣れないことは無いだろうと情報収集にかかった。河川筋が狙い目という事で遠賀川周辺流域に的を絞り、雨後のタイミングを見計らった。

餌となるミミズは友人と蚊に食われながら採取。あんまりに細すぎるものは使えなさそうなので太目のミミズを50匹ほど調達。ミミズを掘るときはトラブルのもとにもなりかねないので、誰のものかわからない土地をほじくり返すのは避けよう。都市部で採取が難しい場合は釣具屋でみみず大関を買えば生きたミミズが手に入る。無理に自分で採取しなくとも良いだろう。

ミミズは自己採取(提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)

色々と準備して臨む

タイミングは日暮れ~22時頃までが良いようだ。うなぎは夜行性なので夜釣りが基本となる。夜の川辺でアタリを待つ釣りなので虫よけは必須。他にも竿立てや鈴、竿先用ケミホタル、椅子は絶対に欲しいところ。

準備を進める(提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)

6/21(金)大潮、22時頃満潮。この日は昼頃に雨が降った。恐らく地面から這い出たミミズが流されてうなぎのごちそうになっていることだろう。まさにマッチザベイトだ。19時頃に諸々の買い物を済ませて、遠賀川周辺の河川中流域にエントリーした。

釣りにまだ不慣れな友人の手ほどきをしながら準備をしているとまるで大学生の頃を思い出す。普段はせかせかとルアーを投げてあっちへこっちへと忙しい釣りをしているので、たまにはこういうのも良いものだなとしみじみ。

竿はなんでもいいだろうということで適当なシーバスロッドにPEライン1号のリールを持ってきた。仕掛けは20号のオモリに、オーナーのハリス付きのウナギバリ13号を結んだ簡単なもの。そもそもここにうなぎが居るかどうかもわかってないのでアピール重視でみみずを2匹つけてぶっこんで待つ。

しばし無の時間が流れたが、待望のアタリ、竿先を完全に叩いたので魚なのは間違いないがハリ掛かりせず。

色々と問題点が見えてきた

付けたミミズが二本とも綺麗に取られ、アタリ方もガガガン!と竿先を叩いていたのでおそらくウナギだろう。ここで問題として出たのが、持ってきた竿がちょっと硬すぎるという事と、ミミズ通しを持っていないという事だ。

ただミミズをハリに掛けているだけなので垂らしが長くなっており、更に竿が固いので食い込みにくい。ミミズ通しなしでミミズを通し刺しするのはほぼ無理なので、ドラグを緩めるなどしてなんとか食い込んでもらえる様に工夫する。

数度掛からないアタリがあり、ノーフィッシュが続いていたがついに本アタリを捉えた。適度な重量感とぐいんぐいんと引っ張る感じ、本命っぽいぞ。

本命うなぎをゲット(提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)

数時間ノーフィッシュだったがついに本命ゲット。ピチピチのうなぎだ。なんとか初戦を白星で迎えることが出来た。気づくともう日付が変わっていたので、今日はこの辺でお開きとなった。

今回とりあえずやってみてわかったのは、オモリを投げられる硬さと食い込みの為にある程度の柔らかさのある竿が必要。フッキング率向上のためにはミミズ通しも必要だ。それらを踏まえれば次回はもっと数が伸ばせそうだ。ウナギ釣りは待つ釣りなのだが、これが中々に面白い。夏の納涼に夜のウナギ釣りも面白い。

釣りすぎには注意だが、うなぎの釣れる地域にお住まいの方は仕掛けも簡単なので試してみるといいかもしれない。

<檜垣修平/TSURINEWSライター>

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