【釣果レシピ】キスと季節の野菜の炒め物 旬の野菜使って季節感アップ
冬から早春は葉物の野菜が美味しい時期である。今回はその季節の野菜を使って、キスと季節の野菜の炒め物を作った。いろいろな応用がききそうなので紹介する。
冬場も狙えるキス
キスの投げ釣りは今や周年の釣りである。日中の釣りなら、サオとリール1セットでOKであり、ライト感覚で釣行できることも冬場のキス釣りを気軽に感じさせる要因だと思う。筆者も紀伊半島の御坊~田辺にかけてのポイントで、2~3月もキス釣りを楽しんでいる。
冬は盛期に比べると釣果は少ないが、そんな時期こそ手にするキスの1匹1匹が嬉しさを倍増させてくれる。今回は2月7日に敢えてチョイ投げのみでチャレンジし、小型だが6匹手にした。今回はこのキスを調理した。
釣ったキスの下処理
まずは釣れてから自宅での下処理までを紹介する。
釣り場での下処置
釣れたキスはクーラーにすぐ投入する。そのとき魚が氷や保冷材に直接接触しないようにしたい。
キスの持ち帰り方
クーラーに入れたままで持ち帰る。遠くに釣行した場合でも、冬場なら大き目めの板氷1本で十分持たせることができる。
自宅での下処理
鱗をふき、内臓をきれいに取って三枚におろす。包丁を寝かせて腹骨も取る。今回はキスが小型だったので腹骨を取った後、血合い骨は取らなかった。皮目はおいしいのでつけたままで軽く塩をした。
キスと野菜の炒め物材量
・キス 6匹
・野菜 セリ一束、ニンジン2本(小ぶり)
・植物油 少々
・焼き肉用の塩コショウ 少々
キスと野菜の炒め物レシピ
それでは、いよいよ具体的なレシピを紹介していこう。
1.まずは野菜の下準備
軽く水洗いした後、セリは5cmくらいに切る。特に茎の部分の香りが強いので多めに使用する。ニンジンはかなり細めのものだったので、包丁の背で皮をこすり取り、食べやすいように細切りでやはり3~4cmくらいに切る。
2.材料の湯通し
小鍋に湯を沸かし、キスをごく短時間ボイルした後、すぐキッチンペーパーで水分を取る。同様にセリとニンジンもボイルした後、すぐに冷水に入れてさまし、水気を切っておく。野菜を短時間ボイルするのは、炒めたときにできるだけ色をよく保つためである。
3.材料を炒める
フライパンに植物油(今回はこめ油を使用)を少量入れて火にかける。フライパンが温まってきたら野菜を入れて炒める。今回は焼き肉用の塩コショウ(少量ガーリック入り)で味付けをした。続いて湯通ししたキスを入れて炒める。
一度湯通しした材料なので、炒める時間は数分でいい。セリのシャキシャキした食感と香りを好むのであれば、炒める時間はやや短めの方がいいだろう。あまり長く炒めると野菜のボリュームがなくなってしまうので頃合いを見ながら火を止める。
野菜が油を吸うので、油の量は肉やソーセージを炒める場合より若干多めにするといい。
4.盛り付け
あとはフライパンから箸を使って適当な器に盛り付ければ完成。今回はありあわせの器を使ったが、できれば濃い目の色の器の方が炒め物が映えると思う。
季節の野菜と楽しもう
釣魚のおいしさは、刺し身や洗い、焼き物、揚げ物などで味わうのが王道だと思うが、野菜と組み合わせて調理すると季節感がさらに強調できる。そんな料理にいろいろチャレンジするのも面白い。
そして何より、まだまだコロナの影響があるが、これからのシーズンインに向け、全ジャンルの釣りで自由に釣行できるようになることを心より願っている。
<牧野博/TSURINEWS・WEBライター>
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