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横浜みなとみらいホール、2025年度主催・共催事業ラインアップを発表 ヴァイオリニスト・石田泰尚がプロデューサーに就任

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(C)藤本史昭

横浜みなとみらいホールの2025年度(2025年4月~2026年3月)主催・共催事業のラインアップが発表された。

まず注目は、同ホールが2021年度より取り組む独自の事業「プロデューサー in レジデンス」。これまで藤木大地(カウンターテナー/2021~2023年)、反田恭平(ピアニスト・指揮者/2023~2025年)が務めてきたが、3代目として横浜に縁の深いヴァイオリニスト・石田泰尚が就任した。

(C)藤本史昭

弦楽アンサンブル「石田組」組員(メンバー)が室内楽の魅力を発信する、石田泰尚プロデュース『サロン de ストリングス』、毎年恒例特別編成での「石田組」スペシャルステージ『石田組 年末感謝祭2025』、そして、2026年3月にはウィーン在住、クラシック系YouTuberとしても活躍するピアニスト・石井琢磨との初のデュオ・リサイタルの開催が発表された(『石田泰尚&石井琢磨リサイタル』)。そのほか、横浜市内の弦楽合奏部に石田泰尚と石田が信頼を寄せる演奏家たちが直々に指導に訪れる「弦楽合奏部応援プロジェクト」も行われる。

さらに、現代の作曲家と共に同時代の音楽を届けることを目的に、2か年で取り組む「コンポーザー制度」がスタート。2025-2027年度は、昨年11 月、横浜みなとみらいホールと共に作曲家・本田祐也の楽曲再演プロジェクトに取り組んだ2002年生まれの作曲家・梅本佑利を迎え、9月に新作委嘱演奏会を行う。

このほか、“横浜発”の新たな音楽の発信に向けた取り組みでは、ヨーロッパを拠点に活動する作曲家・指揮者 阿部加奈子による新作オルガン協奏曲の新作委嘱公演を実施。2024年5月の共演が記憶に新しい神奈川フィルハーモニー管弦楽団と、当ホールのホールオルガニスト 近藤 岳、そして阿部自らの指揮でおくる。また、横浜で誕生し長い歴史を継承する『横浜市招待国際ピアノ演奏会』『Just Composed in Yokohama―現代作曲家シリーズ―』も継続して開催する。

(C)藤本史昭

さらに、次世代を担う芸術家や音楽と社会をつなぐ人材を育む事業を展開。オーケストラの壮大な音色を子どもたちに体感してもらう、開館以来続く名物コンサート『こどもの日コンサート2025』、未来の音楽家発掘への想いから生まれた『第15回 ハマのJACK コンチェルトソリストオーディション 金の卵プロジェクト』、横浜市教育委員会主催により市立小学校・特別支援学校等の4~6年生を対象に行っている『心の教育ふれあいコンサート』、熱帯JAZZ楽団のサポートを受け2013年に結成された中高生によるジュニア・ビッグバンド「みなとみらいSuper Big Band」は年2回の定期演奏会のほか横濱ジャズプロムナード等、市内外のイベントに出演する。

ほか、世代や障がいの有無に関わらず音楽を通して誰もが活き活きと社会に参加できるインクルーシブな企画として、指1本で誰もが素敵な演奏ができる「だれでもピアノ(R)」を活用したピアノの体験イベント、視覚障がいのある演奏家を含むアンサンブルが暗闇の中で演奏する「ミュージック・イン・ザ・ダーク(R)」等の事業も特徴的だ。

開館以来幅広く親しまれている『オルガン・1 ドルコンサート』そしてリニューアルオープン後にスタートした『オルガン・1 アワーコンサート』を中心に、世界で活躍するオルガニストたちによる“ルーシー”の魅力を楽しめる渾身のプログラムのほか、国内外トップアーティストによる演奏など、年間を通して魅力的なラインアップが予定されている。

ラインアップ詳細は、特設サイトにて確認してほしい。

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