コンクールで金賞受賞の中国出身料理人が腕を振るう！「台湾料理 盛源」｜広島市安芸区
熱々の料理と舌を刺激するスパイスたち……。中華料理や台湾料理は、昼でも夜でも食べたくなりますよね！
広島市安芸区にある「台湾料理 盛源」には、広島地域中華料理師コンクールで金賞を受賞した料理人がいるのをご存じですか？
盛源は台湾料理がお手頃価格で食べられるとあって、多くの常連さんに愛されています。
今回は、盛源で人気の定食メニューをいただいてきました！
しゃきっとした野菜とお肉が味噌ダレによく絡む「回鍋肉定食」
回鍋肉とご飯のほかに、唐揚げ2個と味噌汁、サラダ、キムチ、杏仁豆腐がついた「回鍋肉定食」は、定食メニューの中でも人気の一品。
昼でも夜でも注文できます。
回鍋肉は甘い味噌に絡められたお肉と野菜が食欲を刺激します。
野菜はお店でカットされているため、新鮮で食感もシャキッ！としているのが特徴。
きくらげと筍の食感のアクセントも楽しめますよ。
また、甘い味噌は白ご飯にも合い、まったりしていて具材にもよく絡みます。
以前は汁物で玉子スープを出していたそうですが、現在は味噌汁に変更されています。
なお、毎週金曜日の「日替わりランチ」の内容は、回鍋肉！
唐揚げの量は少なくなりますが、お得に食べるなら金曜日に来店するのがおすすめです。
唐揚げは単品でも人気！夜はお酒の肴にも
定食についている「鶏のから揚げ」は、単品でも注文可能。
1個がごろっと大きく食べ応えがあり、夜はほとんどのお客さんが注文するそうです。
そんな人気の鶏の唐揚げは、一日4キロは仕込むほどの人気メニュー！
定食メニュー表
定食メニューは昼はもちろん夜でも注文できますよ！
自分好みに組み合わせられる「ラーメンセット」
ラーメンとご飯ものをセットで食べられるのが、ランチメニュー限定の「ラーメンセット」。
ラーメンセットの組み合わせは自分次第！
中でも人気なのが「台湾ラーメン」と「麻婆丼」の組み合わせです。
台湾ラーメンは中太麺で、醤油ベースで作られています。醤油ラーメンと違うのは、少し辛く味つけされたミンチとニラが入っていること。
ミンチとニラが入ることでスープに独特の香りがつき、醤油ラーメンより少しクセのある仕上がりになっています。
台湾ラーメンの他にも「味噌台湾ラーメン」も人気だそうですよ。
セットの「麻婆丼」は、白ご飯に麻婆豆腐がのったメニュー。
ランチメニューや定食メニューでは「中辛」のみですが、単品の場合は、小辛、中辛、大辛の3つの辛さから選べます。
口に運ぶと、ピリッとした山椒の刺激が後から口の中に広がります。
麻婆豆腐自体の辛さは、山椒以外の調味料で調理の時点でつけられており、山椒は仕上げに振りかけているとのこと。
中華料理や台湾料理では辛いのが好きな人も多く、料理人の妻である劉（リュウ）さんは、大辛で食べるのが好きだそうですよ。
夜はどのテーブルでも注文されるほど「麻婆豆腐」は人気だそうで、「白ご飯が食べたくなる味です！」と、劉さんは話します。
手作りの餃子は薄いハネとジューシーな餡がたまらない！
手作りの餡とパリッとした焼き目がたまらない「焼き餃子」は、リピーターも多いメニューです。
餃子はテーブルに置いてある自家製のタレをかけていただきます。
具は、豚ひき肉とキャベツ、玉ねぎ、ネギなどが入っており、ジューシーで香り高いのが印象的でした。
餃子のハネは薄くパリッとしており、餡の食感との違いも楽しめます。
タレの酸味はキツくなくまろやかで、餃子の味を引き立ててくれます。
中華料理師コンクールで金賞を受賞した料理人が作る台湾料理
2019年7月20日に、ここ安芸区船越にお店を構えた「台湾料理 盛源」。
これまでの経歴とお店のこだわりを、料理人の妻である、劉明明（リュウメイメイ）さんに伺いました。
中国出身の夫婦だからこそ提供できる味がある
劉さん夫婦は、2人とも中国出身。
夫は中国で料理人として働いたのち、台湾に移り住んで台湾料理の料理人として経験を積んだのだそう。
その後夫婦で来日し、五日市にある中華料理店で働きます。
「夫は料理人として10年以上経験を積んでいて、いつかは辞めて2人で一緒にお店をやりたいという気持ちがあった」と、劉さんは話します。
勤めていた中華料理店を退職するタイミングで物件を探し、台湾料理のお店をオープンさせることにしました。
ちなみに、中華料理と台湾料理は似ており、劉さんは大きな違いはないと感じていると言います。
「本場の台湾料理より辛さや独特の香りは抑えて日本人向けにアレンジしています。調味料も台湾で使うものとは違うんです」とのこと。
「うちに通ってくれる常連さんは、食べやすい味だと言ってくれます。辛くなく酸っぱさや甘さも控えめ。食べ残しが少ないのも自慢です」と、劉さんは笑います。
広島地域中華料理師コンクール金賞受賞の実力派が腕を振るう
お店で腕を振るうのは、劉さんの夫。
なんと、2016年の「広島地域中華料理師コンクール」で金賞を受賞した経歴のある実力派なんです！
出場するのは中国にルーツを持つ料理人のみなので、本場の中華料理を知っているからといっても簡単に受賞できるものではありません。
今後の目標について伺うと「特に大きなものはない。お客さんが笑顔で通ってくれるのが幸せ」と、劉さんは話してくれました。
原材料などの物価高は続きますが、なるべく今の値段を続けて、お客さんに喜んでもらいたいという想いがあるそうです。
台湾料理 盛源の基本情報とアクセス
JR「海田駅」南口から県道164号線（旧2号線）まで出たら、瀬野川と反対方向である西に進みます。
広島市安芸区役所を過ぎてすぐ左手に「台湾料理 盛源」が見えます。JR海田駅からは徒歩10分程度の距離です。
台湾料理盛源の基本情報
住所広島市安芸区船越南3丁目4-28電話番号080-9799-9858営業時間11:00～14:00／17:00～22:30（LO 22:00）定休日木駐車場店舗横駐車場一台公式サイトhttps://www.hotpepper.jp/strJ001264277/
中国出身の劉さん夫婦が笑顔で「いらっしゃいませ！」と迎えてくれる盛源の店内は、賑やかな声と香辛料の良い香りで満たされています。
夜は予約で満席になることも多いので、予約して行くのがおすすめです。
ぜひ、盛源の台湾料理を満喫してくださいね。
ライター／丸山希
※紹介している内容は2025年2月取材時点のものです。公開後内容が変更している可能性があります。
※価格はすべて税込みです。