賑わい創出のヒント紹介 万葉倶楽部㈱ 高橋氏が講演
大和商工会議所(本田誠一会頭)の不動産業部会(栗城健部会長)が22日、万葉倶楽部株式会社の取締役副社長を務める高橋眞己氏(63)を招き、講演会を開催した。
同社は、温浴施設で知られる「万葉の湯」「万葉倶楽部」を全国展開するほか、2020年12月に小田原駅に隣接してオープンした「ミナカ小田原」や今年2月、豊洲市場(東京都江東区)に併設して開業した商業施設「豊洲千客万来」などを手がけてきた。
当日は「『豊洲千客万来』『ミナカ小田原』から見るまちづくり講演会」と題して行われ、大和商工会議所の会員らおよそ40人が出席した。
高橋氏は、大規模事業を進める上で経験した行政や地権者、関係者との折衝の日々を振り返り「開業にむけ新型コロナウイルスもあり苦労は絶えなかったが、広く親しまれる施設ができた」と述懐。事例を交えながら街のにぎわい創出にむけたヒントを披露した。
講演会の終盤には「大和の阿波おどりとも連携したい」と語る高橋氏に対し、神奈川大和阿波おどり振興協会の会長代行を務める栗城部会長が「ミナカ小田原や千客万来の会場でぜひ踊らせていただきたい」と要望する一幕もあった。
栗城部会長は「大和のまちづくりを考える上でも参考となるお話を伺えた」と話した。