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国分寺駅からはじめる国分寺・西国分寺さんぽ 〜国分寺の歴史や文化にふれる水辺の道さんぽコース〜

さんたつ

武蔵野台地と国分寺崖線の緩急ある地形が特徴的で、お鷹の道や真姿の池湧水群といった場所にその特色を見ることができる。また、国府(現府中市)に近かったことから、僧寺と尼寺が建立され、その足跡は史跡として残り、国分寺の変遷を歩くコースとなっている。

スタート:JR中央・西武国分寺線・多摩湖線国分寺駅ー(3分/0.2㎞)→殿ヶ谷戸庭園ー(16分/0.9㎞)→お鷹の道ー(すぐ)→真姿の池湧水群ー(すぐ)→武蔵国分寺公園ー(4分/0.3㎞)→おたかの道湧水園ー(すぐ)→史跡の駅おたカフェー(2分/0.1㎞)→武蔵国分寺ー(すぐ)→国分寺薬師堂ー(3分/0.2㎞)→武蔵国分僧寺跡ー(6分/0.3㎞)→七重塔跡ー(15分/0.7㎞)→武蔵国分尼寺跡ー(4分/0.2㎞)→伝鎌倉街道ー(5分/0.3㎞)→武蔵台遺跡公園ー(15分/0.8㎞)→ゴール:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅
今回のコース◆約4.0㎞/約1時間20分/約5400歩

1 殿ヶ谷戸庭園

大正初期に作庭された国の指定文化財

政治家・実業家の江口定條の別荘として作庭され、後に三菱財閥・岩崎彦弥太が別邸として買い取り、和洋折衷邸宅と茶室「紅葉亭」を整備。緩急ある地形と、こんこんと湧き出る湧水を活かした回遊式林泉庭園で、11月下旬から12月初旬の紅葉の名所として知られる。

殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)
住所:東京都国分寺市南町2-16/営業時間:9:00〜16:30/定休日:無/アクセス:JR・私鉄国分寺駅から徒歩2分

2 お鷹の道

かつての御鷹場を歩く、清流散策路

ハケと呼ばれる国分寺崖線下の湧水を集めて流れる清流沿いの小径を江戸時代、尾張徳川家の御鷹場に指定されたことにちなみ名付けられた。清流沿いに約350mの遊歩道が整備され、春から初夏にかけて沿道に咲く、季節の花を楽しむことができる。

お鷹の道(おたかのみち)
住所:東京都国分寺市東元町3・西元町1/アクセス:JR・私鉄国分寺駅から徒歩15分

3 真姿の池湧水群

霊験もあらたかな湧水群は運がよければ蛍も見られる

「お鷹の道」とともに、環境省の「名水百選」に選ばれた。平安時代、絶世の美女といわれた玉造小町が病に苦しみ、武蔵国分寺で平癒祈願をかけたところ、「池で身を清めよ」との霊示を受け、治癒したという言い伝えが残る。真姿の池弁財天が祀られる。

真姿の池湧水群(ますがたのいけゆうすいぐん)
住所:東京都国分寺市西元町1/アクセス:JR・私鉄国分寺駅から徒歩15分

4 武蔵国分寺公園

池や野鳥の森もある都民の憩いの場

旧国鉄の「中央鉄道学園」跡地を利用した公園。一周500mの円形芝生広場を中心に、桜やケヤキなどの樹木と、噴水などがバランスよく配される。5月上旬にはフジ、7月中旬にはノウゼンカズラが咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませてくれる。

武蔵国分寺公園
住所:東京都国分寺市泉町2/営業時間:入園自由/アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から徒歩7分

5 おたかの道湧水園

自然と市内の文化財にふれられる

「お鷹の道」北側にあり、国分寺崖線と湧水源を活かした自然環境が残る。園内には、史跡武蔵国分寺跡の出土品を展示する『武蔵国分寺跡資料館』、市重要有形文化財の長屋門(江戸時代後期)と倉(明治時代)も併設され、この一帯の歴史について学べる。

おたかの道湧水園(おたかのみちゆうすいえん)
住所:東京都国分寺市西元町1-13-10/営業時間:9:00〜16:45/定休日:月(祝の場合は翌)/アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から徒歩15分

6 史跡の駅おたカフェ

国分寺巡りの情報はここでゲット!

「お鷹の道」沿いにある散策途中に休息できるまちの駅。パスタやカレーといった食事、ギャラリーや交流空間を兼ねており、国分寺市の名産品などの販売も行っている。また、「おたかの道湧水園」のチケット販売、市民ボランティアによる史跡ガイドの受付も行う。

史跡の駅 おたカフェ(しせきのえき おたかふぇ)
住所:東京都国分寺市西元町1-13-6/営業時間:9:00〜17:00(カフェは9:30~16:30、チケット販売は~16:45)/定休日:月(祝の場合は翌)/アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から徒歩15分

7 武蔵国分寺

万葉の時代を感じられる古刹

聖武天皇の「国分寺建立詔」により全国に建立さた武蔵国国分寺の後継寺院。元弘3年(1333)の分倍河原の合戦により焼失したが、後に新田義貞により薬師堂が再建。現存する楼門や仁王門は国分寺市重要有形文化財に指定。境内には、約160種の万葉植物が植えられた植物園がある。

武蔵国分寺(むさしこくぶんじ)
住所:東京都国分寺市西元町1-13-16/営業時間:参拝自由/アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から徒歩14分

8 国分寺薬師堂

年に一度だけ内部を拝観

建武2年(1335)に、新田義貞の寄進により国分僧寺の金堂跡付近に建立されたといわれ、宝暦年間(1751〜1763)に現在地に再建。国分寺市重要有形文化財に指定されている。安置される薬師如来坐像は国の指定重要文化財で、毎年10月10日のご開帳では、内部を拝観することができる。

国分寺薬師堂(こくぶんじやくしどう)
住所:東京都国分寺市西元町1-13-16/営業時間:参拝自由/アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から 徒歩14分

9 武蔵国分僧寺跡

全国的にも類を見ない規模の国分寺跡

奈良時代中頃、聖武天皇は仏の力によって国を安定させようと、日本各地に国分寺の建立を命じた。武蔵国では、都と国府(現府中市内)を結ぶ東山道武蔵路沿いの東側に僧寺、西側に尼寺を建立。同地はその足跡を伝え、国指定史跡となっている。

武蔵国分僧寺跡(むさしこくぶんそうじあと)
住所:東京都国分寺市西元町4-1ほか/営業時間:見学自由/アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から徒歩15分

10 七重塔跡

『続日本後紀』に伝承が残る七重塔跡

「金字金光明最勝王経」を安置する国分寺の重要な施設とされ、金堂・講堂跡から東200mのところに位置する。3間(約10m)四方の礎石建物は、高さ約60mはあったと推定される。現在は、心柱を受けるほぞ穴がある心礎を含め7個の礎石に、その姿を垣間見る。

七重塔跡(しちじゅうのとうあと)
住所:東京都国分寺市西元町3-26/営業時間:見学自由/アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から徒歩15分

11 武蔵国分尼寺跡

尼寺の遺構群を見学できる歴史公園

国指定史跡武蔵国分寺跡に指定され、2003年には東京都国分寺市最初の市立歴史公園として開園された。園内には発掘調査によってわかった、金堂跡や尼坊跡などの建造物が平面表示されるほか、尼坊は柱位置が判明したため、新たに礎石も配置される。

武蔵国分尼寺跡(むさしこくぶんにじあと)
住所:東京都国分寺市西元町4−1ほか/営業時間:見学自由/アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から徒歩15分

12 伝鎌倉街道

鎌倉から信濃方面まで延びる

鎌倉時代に、幕府のある鎌倉と各地を結ぶ道路網の1つで、関東有力御家人の領地と鎌倉をつなぐ主道路があった。今では、「武蔵国分尼寺跡」の北側に「伝鎌倉街道」と呼ばれる、国分寺崖線を切り通した約120mの道が残り、「鎌倉上道」の名残として保存され、散策を楽しむことができる。

伝鎌倉街道(でんかまくらかいどう)
住所:東京都国分寺市西元町4/アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から徒歩8分

13 武蔵台遺跡公園

縄文時代にはムラが形成されていた

武蔵国分寺尼寺跡の北側にあり、武蔵台東遺跡で発見された「縄文時代の敷石住居跡」が復元、展示されている。これは、今から約4000年前の縄文時代中期に使われていた住居で、中央部分に設置された炉を囲むように、川原石が敷かれ、往時の生活様式を見ることができる。

武蔵台遺跡公園
住所:東京都府中市武蔵台2-29/アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から徒歩11分

14 炭火焼串処 鳥芳

地元密着型の名店。創作料理もラインナップ

西国分寺の名物もつ焼き店。選りすぐりの食材を使う串焼きは、備長炭でじっくり焼き上げる。タンやつくねなどの定番から、オリジナルまで20種類以上を用意。多摩の地酒や焼酎と共に味わいたい。串焼き165円〜、もつ煮517円。

炭火焼串処 鳥芳(すみびやきくしどころ とりよし)
住所:東京都国分寺市泉町3-37-25/営業時間:16:00〜22:30LO/定休日:日・祝/アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から徒歩2分

15 クルミドコーヒー

くるみをテーマにした西国分寺で人気の喫茶店

くるみ割り人形の仲間たちが出迎える店内は、まるで絵本の世界に飛び込んだかのようで、木の温もりに包まれた癒やしの空間が広がる。5~6時間かけて抽出される水出しのクルミド珈琲650円や、季節のフルーツやクリームを挟んだクルミドケーキアイス580円が一押し。

クルミドコーヒー
住所:東京都国分寺市泉町3-37-34マージュ西国分寺1F/営業時間:11:00~20:30LO/定休日:木/アクセス:JR中央線・武蔵野線西国分寺駅から徒歩2分

撮影・文=アド・グリーン

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