「緑」育む活動を考える 市民協働相談会で〈横浜市神奈川区〉
横浜市市民協働推進センターは12月21日、横浜市役所1階スペースABで「地域の"緑"を育む活動のこれまでとこれから」と題した第4回市民協働相談会を開催した。
市民協働相談会は、設定したテーマに対して悩みや関心のある参加者が、活動に活かせるヒントや気づきを得る機会として実施している。
今回は、里山保全をはじめとした「緑」を守る活動をしている人など約30人が参加。NPO法人新治里山「わ」を広げる会とNPO法人よこはま里山研究所(NORA)の理事で長年「緑」の保全活動をしてきた吉武美保子氏が協働コーディネーターとして登壇し、NORAの松村正治理事長、里山の素晴らしさを次世代につなげようと活動するボランティアグループ「ままmaioka」の中川隆義氏をゲストに招き、実施した。
グループで事例共有
横浜の里山保全の活動を行う吉武氏と2人のゲストがそれぞれの活動を紹介。参加者から悩みや質問を事前に募るなかで、緑の保全を管理していく担い手不足や高齢化などの課題や地域の「緑」への関心の広げ方などをテーマに、「里山保全」や「緑とまちづくり」などのグループに分かれ話し合った。
話し合いでは、小学生など若い世代を巻き込むために、学校と連携した環境保全活動の取組事例や担い手づくりのために、里山保全に関わるボランティアが講師となり、担い手を増やしていく仕組みなどが共有され、それぞれ自身の活動のヒントにしていた。参加者は「緑を守りたい人たちと繋がれたことが嬉しいです」と話した。