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『しめじ』を保存するなら『冷凍保存』するべき理由

オリーブオイルをひとまわし

『しめじ』を保存するなら『冷凍保存』するべき理由

低カロリーで低糖質、ビタミンB群やビタミンDを豊富に含み、不足しがちな食物繊維も補える万能食材のしめじ。1パックあれば和洋中どのジャンルにも使えて何かと便利なきのこだが、比較的傷みが早いのが難点だ。しかし、冷凍しておけば長期間保存が可能になる。正しい保存方法を知って、しめじをいろいろな料理に活かしてみよう。

1. しめじとは?

しめじといえば、きのこの代表格として人気が高い。スーパーなどでもよく見かけるため、家庭料理の献立にもよく登場するだろう。じつは普段口にしているしめじは栽培されたものであり、天然のしめじは高価で貴重なものなのだ。

しめじの種類

食用のしめじは、大きく4つの種類に分けられる。1つ目は安価で定番のぶなしめじだ。人工栽培されたものがほとんどで、天然ものは希少価値が高い。2つ目はぶなしめじの改良品種である白ぶなしめじで、その名の通り白い見た目をしている。3つ目ははたけしめじで、ぶなしめじよりカサが大きく、本しめじに近い味わいが特徴だ。4つ目が本しめじで希少価値が高く、大きくふっくらとしたカサをもつ。

しめじの産地

しめじを多く栽培しているのは長野県で、全体の約40%のシェアを誇る。続いて新潟県、福岡県がしめじを多く栽培している。長野県は人工栽培の発祥地としても知られ、肉質や食感に優れたしめじを栽培しているのだ。

しめじの旬

ぶなしめじは人工栽培のものが多く、通年出回っている。天然のものであれば、旬は9月下旬~11月初旬頃だ。

2. しめじの保存方法は冷凍がおすすめ

しめじはあまり日持ちしないため、冷凍保存しておくのがおすすめだ。冷凍すると長持ちする以外にも、さまざまなメリットがある。

冷凍することで旨みがアップ

しめじは冷凍すると旨みがアップし、より美味しく食べられる。きのこ類は繊維質なのが特徴だが、冷凍するとその繊維が壊れて旨みや栄養が出やすくなるのだ。また、酵素の働きで香りや旨みが増えるともいわれている。

食感がほとんど変わらない

しめじは冷凍しても食感が変わらず、生のまま調理するのとほとんど変わらない美味しさが楽しめる。どうしても気になる場合は、スープなど食感が気になりにくい料理に使うとよい。

冷凍・解凍の準備が少ない

しめじは生のまま冷凍でき、凍ったままで調理できるのがとても魅力的だ。冷凍する際に加熱する手間がなく、バラバラにして凍らせておけばスープや炒め物にそのまま使える。

3. しめじの保存方法

しめじはすぐに使う場合と、そうでない場合で保存方法が異なる。それぞれの保存方法を詳しく見ていこう。

しめじをすぐに使う場合の保存方法

きのこ類は水分に弱く、パッケージの内側に湿気がこもって水滴が付くとそこから傷んでしまう。しめじも購入して即日使いきる場合は、冷蔵庫の野菜室でパッケージのまま保存可能だが、それ以上になる場合はちょっと工夫を。パッケージに水滴が付いている、または1週間以内に使用する場合にはパッケージから出し、石づき(根元の部分)を残したまま乾いたキッチンペーパーで包み、食品保存袋やビニール袋に入れて野菜室へ。これで、1週間程度は鮮度を保てる。途中様子を見て、キッチンペーパーが湿っていたら乾いたものに替えよう。

すぐに使わない場合には冷凍保存を

しめじを冷凍する場合は洗わずに石づきを取り、ほぐしてからジッパー付きの袋に入れる。空気を抜いて冷凍し、1ヶ月を目安に食べきろう。きのこ類は洗うと風味が落ちるためそのまま冷凍するのが基本だが、汚れが気になるときは濡れたキッチンペーパーなどで拭き取る。

4. 冷凍しめじが臭い、変色するのは解凍方法のせい?

冷凍してしめじを調理する際、においや変色が気になる人も多いだろう。しめじは水分の多い食材のため、解凍するとどうしても水分が出てしまう。そのときにぬめりや変色が起こり、においを感じるのだ。また、冷凍する前に水洗いするなど水分が付いた状態だと、よりにおいが出やすいので注意しよう。しめじは基本的に凍ったまま調理できるため、解凍しないのがおすすめだ。

どうしても解凍しないといけない場合には?

どうしても解凍したい場合は、冷蔵庫での冷蔵解凍や電子レンジを活用するとよい。ただし、解凍しすぎると水分が出てにおいのもととなってしまうので注意してほしい。

5. 常備菜や干ししめじも!

しめじは日持ちしにくいため、加工して保存しておくのもおすすめ。常備菜や干ししめじにすれば、さまざまな料理にも活用できる。

しめじの常備菜

しめじがたくさん手に入ったときや、1週間以上使わないことがわかっているときは、ひと手間かけて日持ちのする保存食や常備菜にしてみよう。塩で漬けて作る「塩漬けしめじ」やオイルで炒める「オイル漬けしめじ」は、冷蔵庫で10日程度日持ちするのでおすすめだ。ほかのきのこと組み合わせても美味しいので、ぜひ試してみてほしい。

干ししめじ

しめじは石づきを落とし、1〜2本ずつにほぐす。ざるやネットにしめじが重ならないように並べ、風通しのよい場所で天日干しを。完全に水分を抜くには3〜5日。カサカサしたフルドライのしめじは、密閉できる食品保存袋や容器に乾燥剤とともに入れれば常温(冷暗所)で1ヶ月は保存可能。使うときは10分程度水に浸して戻し、味噌汁や雑炊、煮物や炒め物に。この戻し汁にも旨みや栄養が溶け出しているので捨てずに活用を。

結論

しめじは塩漬けやオイル漬けにしても、干しても冷凍しても美味しさや食感が損なわれない優秀な食材だ。時間のあるときに多めに仕込んでストックしておけば、翌日からメニューのバリエーションがグッと広がる。そのまま冷凍しておくのもよいが、ぜひ常備菜や干ししめじにもチャレンジしてみてほしい。この記事もチェック!

投稿者:諸田結
監修者:管理栄養士 児玉智絢

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