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萬代家の視点から山口移鎮を解説 十朋亭維新館で6月まで企画展

サンデー山口

十朋亭維新館「山県有朋書扁額」

 十朋亭維新館(山口市下竪小路)で、企画展「萬代家から見た”山口移鎮”」が開かれている。前期は5月11日(月)までで、後期は同13日(水)から6月29日(月)まで。

 

 幕末、長州藩の拠点は萩から山口へと移り、山口の町のあり方にも大きな変化をもたらした。下竪小路でしょうゆ製造業を営んでいた亀屋萬代家も、藩の要人や公用を帯びた人々を滞在させる御用宿の勤めをはじめ、藩庁移鎮によるインフラ整備や、藩の財政・金融を補完する役目を担うなど、急速に「御用商人」化していった。

 

 企画展では、「藩庁移鎮と変貌する山口」「”御用宿”萬代家」「”御用商人”萬代利兵衛」「萬代甚七・亀三郎父子の活躍」などの章に分け、萬代家の視点から山口移鎮を解説する。展示される資料は、「山口領之図」「維新史跡十朋亭記」「山県有朋書扁額(へんがく)」「越荷方会所表札」など。

 

 本館展示室の観覧料は、大人200円、小中学生100円。火曜は休館。問い合わせは、同館(TEL083-902-1688)へ。

 

 また、展示内容について説明を受けられる「ギャラリートーク」は、5月4日(月・祝)と6月6日(土)の午後1時半から30分程度ある。参加は無料。

 

 4月19日(日)には、立石智章学芸員が案内する「山口移鎮ガイドウォーク」も開催。旧山口藩庁門、山口大神宮、亀山公園などの見学とともに、毛利敬親公ゆかりの茶室「露山堂」(香山公園内)が特別公開され、茶道体験もできる。午前9時半からと午後1時からの2回開かれ、参加費は1000円。申し込みフォームや電話などで参加希望を伝える。

 

 立石さんは「萬代家という一商家の視点から、藩庁の山口への移転(山口移鎮)という山口地域にとっての大事件の持つ意味を感じ取っていただけたら」と話している。

 

 十朋亭は、萬代家の離れを指す。2014年、十朋亭とともに母屋・蔵と竪小路沿いの家屋・敷地が、萬代家から山口市に寄贈された。十朋亭維新館は、その地に本館が新築され、その他の建物には維持補修を施す形で、2018年9月にオープンした。

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