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名古屋名物と老舗和菓子店コラボ 日本一の生産地の危機救う商品 使った卵は富士山2つ分

Shizuoka

■ぴよりんとお亀堂がコラボ 発売1年でウズラ卵25万個分

名古屋の名物と愛知県豊橋市の老舗和菓子店が手を組んだコラボ商品が、地元の“危機”に一役買っている。豊橋産ウズラ卵を使った和菓子は、発売から1年で25万個以上の卵を消費。需要が急減した日本一の産地に、新たな循環を生み出している。

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コラボが誕生した背景にあったのは、ウズラ卵を巡る厳しい状況だ。昨年2月に発生した学校給食で誤嚥事故をきっかけに、全国的にウズラ卵の使用が敬遠されるようになった。日本一の生産量を誇る豊橋市でも、水煮卵の在庫過多や出荷停止、生産調整に追い込まれる生産者が相次いだ。

こうした中で誕生したのが、名古屋の人気スイーツ「ぴよりん」と、豊橋の老舗和菓子店「お亀堂」によるコラボ商品「ぴよりんあん巻き(4個入り、税込1280円)」だ。豊橋産ウズラ卵の卵黄を使った濃厚カスタード餡をモチモチの生地で包み込み、生地には「ぴよりん」の焼印を施した。

見た目のかわいらしさと濃厚な味わいは話題を呼んだ。商品は直営店のほか、豊橋駅のキヨスクやオンラインショップなどで販売され、発売から1年で使用したウズラ卵は累計25万個を超えた。観光客やギフト需要も取り込んだ形だ。

数字で見ると、そのインパクトは小さくない。25万個のウズラ卵を縦に並べると、富士山2つ分の高さに相当するという。一つひとつは小さな和菓子が、需要減に直面した産地を下支えしている。

商品を通じた地域課題への取り組みは、今後も続く見通しだ。使用するウズラ卵の割合をさらに増やす改良も検討されており、コラボによる共創型の支援が、少しずつ広がりを見せている。1つのスイーツが生んだ消費の流れは、地元の一次産業と向き合う新たな可能性を示している。

(SHIZUOKA Life編集部)

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