「身近な奉仕」で笑顔の連鎖を生む 厚木マルベリーライオンズクラブ 長谷川亮太新会長にきく
▽市内のクラブで最も若いフレッシュさを武器に、「行動第一」でメンバー全員が現場主義を貫く。会員20人の半数が女性ということもあり、介護施設などで過ごす女性に化粧を施す「ふれあいセラピー」はクラブの伝統行事だ。「最初は表情が硬かった方が、徐々に笑顔になってくれるのがうれしくて」。コロナ禍で長らく中断していたが、今年は精力的に施設を訪問したいという。
▽大手トラックメーカーの機械保守から、生命保険の営業マンに転身。「事故やけがなどに遭ったお客さまから、保険のおかげで無事に解決できたと感謝されたときはうれしいですね」と、顧客の暮らしや人生に寄り添う仕事はやりがいが大きいという。
▽30代の頃は厚木青年会議所(厚木JCI)のメンバーとしてボランティア精神を育み、卒業後はライオンズ入会と同時期に厚木商工会議所青年部にも所属。「まるでボランティアおじさんみたい」と笑いながらも、根付いた奉仕の精神と異業種交流は貴重な財産となった。『卒業してからが本当のスタート』というJCI時代の先輩の金言を原動力に、ライオンズ活動にもまい進する。