【和歌山市】「日下珈琲(くさかコーヒー)」朝7時から営業する街なかのカフェ
街がまだ静かな朝7時に、コーヒーを求めて人が集まる店があります。和歌山城大手門前から北へ歩くこと約8分、和歌山市の中心部にある「日下(くさか)珈琲」。出勤前の一杯やモーニングを楽しみに、常連客も増えてきているカフェです。店主がコーヒーにハマったきっかけとは? いま注目のカフェのご紹介です。
キャンプの朝に感じた「いい時間」
ずっと食に関わる仕事をしてきた店主の田中翔さん。いつか独立したいとの思いを持っていた…と話します。
「趣味でキャンプにハマった時期があって。その時に興味を持ったのがコーヒー。当時はスティックタイプのコーヒーを飲むくらいで、コーヒーに詳しいわけでもありませんでした。キャンプでコーヒーを淹れるうちに、ドリップしている時間の心地よさに気づきました」
アメリカーノ(550円)
さらに、焙煎をしている知人のコーヒー豆を飲んだときのこと。同じコーヒー豆でも、挽いた瞬間の香りがまるで違うことに衝撃を受けたそうです。その体験をきっかけに、コーヒーの世界へどんどん惹かれていきました。
尾道で見た「街が変わっていく風景」
田中さんは広島県内の大学に通い、そのまま就職。雰囲気が好きで尾道によく行っていたそうです。商店街にはシャッターの閉まった店も多かったものの、少しずつカフェやお店が増え、街の空気が変わっていく様子を目の当たりにします。
「街が出来上がっていく感じが好きだったんです」と田中さん。その思いが、いつか自分もお店を持ちたいとの気持ちにつながっていきました。実家が大阪ということもあり、帰ってきたタイミングで和歌山もふらっと見ているうちに和歌山での縁があり、そして始まったのが『日下珈琲』(2025年12月3日リニューアルオープン)。
ラテアートが教えてくれたコーヒーの楽しさ
カフェラテ(600円)
田中さんがコーヒーを学ぶ中で、出会ったのがラテアート。「当時の自分にとって、ドリップコーヒーは感覚的に分かりにくい部分がありました。でもラテアートは形として結果が分かりやすく、上達の変化を感じやすかったんです」と振り返ります。
「うまくできた時の成功体験があるんです。昨日と今日で仕上がりが違う。その変化が楽しく、続ける理由になりました。やがて『人にもコーヒーを提供してみたい』という思いが強くなり、お店を開くことを決めました」
現在はお店の営業時間外に、ラテアートの教室を開催しています。都市部にはラテアートを教えてくれる場所がたくさんあるけれど、地方にはそういった場所がないという声があり、「自分で役に立てるなら…」と始めました。
今では県外からも通ってくる生徒さんがいるそう。「ラテアートって、ちょっと教えてもらえるだけで、知識の差が大きく開きます。和歌山でラテアート文化が根付く一歩として、お力添えできれば」と活動しています。
朝7時オープンの理由
トーストB(800円)
和歌山市中心部はカフェが多いエリア。その中で『日下珈琲』が選んだのは“朝の時間”でした。
「朝の雰囲気が好きなんです。1日が長く感じるので」。実際に営業を始めてみると、“朝7時から開いていてありがたい”という声も多く届いているそうです。コーヒーは種類を増やしすぎず、飲みやすいブレンドを中心に提供。ブラックが苦手な人でも楽しめるよう、ラテも人気です。
カフェラテ(500円)、本日のパウンドケーキ(500円)
田中さんは「コーヒーに詳しくなくても大丈夫です。ここが“コーヒーの入口”みたいな場所になれたらうれしいですね」と話してくれました。
朝の静かな時間に、コーヒーを一杯。出勤前に立ち寄る人、モーニングを楽しむ人、ふらっとコーヒーを飲みに来る人。それぞれの朝の過ごし方に寄り添うように、『日下珈琲』は今日も朝7時から営業しています。和歌山市の街なかで気持ちよく1日を始めたいとき、朝のコーヒーを楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。
名称
日下珈琲(くさかコーヒー)
所在地
和歌山県和歌山市福町28 ハウスブルーネ1階
電話番号
090-1969-9322
営業時間
7:00〜14:00(土日祝は16:00まで)
定休日
月曜
@kusakacoffee