元町で15年愛される『ごはんとお酒 ひとひら』週替わり洋食ランチの魅力 神戸市
JR元町駅東口を北へ。鯉川筋沿いを山側に向かって、ゆっくり歩くこと5分ほど。ひっそりと佇む『ごはんとお酒 ひとひら』(神戸市中央区)は、この場所で15年以上愛され続けてきた一軒です。
お店は、生田新道を越えて少し進んだ先に位置しています。
お席はカウンター席が10席ほどと、4人掛けテーブルが2卓。ご夫婦で営まれる店内では、カウンター越しに奥さまが手際よく料理を仕上げ、ご主人がホールを軽やかに切り盛りしています。二人の息の合った空気感に、思わずほっこり。
壁には昔ながらのポスターが貼られ、肩肘張らずに過ごせる家庭的な雰囲気が広がります。初めて訪れてもどこか懐かしく、自然と気持ちがほどける居心地の良さです。
そんな『ひとひら』では、コロナ禍をきっかけにスタートしたランチ営業も好評。
おばんざいを中心に、和洋さまざまなメニューが揃い、その日の気分に合わせて選べるのも魅力です。しかも、どのメニューも1000円前後と、ランチの値上がりが続く今では嬉しい価格帯で楽しめます。
今回は週替わりの「洋食ランチ」をいただきました。この日は「メンチカツ」と「ビーフシチュー」。女性のお客さんが多いこともあり、揚げ物ばかりにならないようにバランスを配慮されているのが印象的です。
揚げ物好きの筆者は、迷わず「メンチカツ」から。ひと口頬張ると、じゅわっと広がる肉汁に思わず笑顔に。
サクッとした衣の中はとろけるようにやわらかく、重さを感じさせない仕上がりです。
「ビーフシチュー」も、これだけで一品料理として成立しそうな存在感。じっくりことこと煮込まれた深いコクがあり、口に運ぶたびに旨みが広がります。気づけばスプーンが止まらず、最後まで夢中になってしまう味わいです。
メンチカツとビーフシチューだけでも十分な満足感がありますが、ご飯と、ほっと安心する汁物が付くのも嬉しいポイント。
洋食でありながら、どこか和のほっこり感もあり、最後まで気持ちよく食べ進められます。
こちらの「おばんざいランチ」は、まさに“毎日でも食べたくなる”一膳。野菜を中心にした日替わりのおばんざいが数種類並び、家庭料理のようなやさしい味わいが楽しめます。
内容はさまざまで、訪れるたびに違った出合いがあるのも魅力です。
今回はランチでの訪問でしたが、壁に貼られた鍋メニューに思わず目が留まります。カレー屋の経歴を持つご主人が作るというカレー鍋は、気にならないはずがありません。
次はぜひ夜に訪れてみたい、そんな余韻を残してくれる一軒でした。
場所
ごはんとお酒 ひとひら
(神戸市中央区下山手通4-10-25 1F)
営業時間
ランチ 11:30〜13:30(L.O.)
ディナー 17:30~22:00(L.O.21:30)
定休日
日曜日夜、月曜日