51点以上は病院へ?日本人に多い10の症状で測る「更年期指数(SMI)」のセルフチェックリスト【眠れなくなるほど面白い 図解 更年期の話】
更年期の不調をセルフチェック
まずは更年期指数でセルフチェックを
日常生活も困難になるほどの不調を、「更年期障害」と呼びます。つらい症状が続く場合は、セルフケアだけでなく適切な治療が必要です。しかし、どのくらい不調が重かったら婦人科を受診すべきなのか、判断するのは難しいところ。そこで、参考となるのが「更年期指数(SimplifiedMenopausal Index =SMI)」です。
顔のほてり、発汗、冷え、息切れ・動悸、不眠、イライラなど、日本人の女性に現れやすい10の更年期の症状をチェックするもの。症状のレベルを「強・中・弱・無」の4段階で判定していきます。下の表のように各欄に数字が記載されているので、その合計点数によってまずはセルフケアでよいのか、婦人科受診が必要かを判断できます。
基本的に合計点数が高ければ不調が重いわけですが、どれか1つでも「強」があれば、婦人科受診をおすすめします。
この更年期指数は受診のきっかけとなるだけでなく、セルフケアや治療の効果判定にも有効です。更年期にさしかかる年代の人は、3カ月に1回程度、定期的にチェックしておくと安心。症状の程度を可視化することで、自分の調子を把握できるし、悪化の際にもいち早く対策できます。
症状の自覚がなくて「自分は大丈夫」と思っている人でも点数にすると意外と高く、カウンセリングが必要だと気づくこともあります。
更年期指数チェックリストで今の状態を把握しよう
婦人科を受診したほうがよいか判断に迷ったら、ぜひ下記の表で自分の状態を数値化してみてください。症状の強さが4段階になっているので、該当するところをチェックして合計点数を出してみましょう。
強度の判断基準
強
日常生活に影響するほどつらい状態
中
我慢できているけれど、なんとかしたい
弱
まだ我慢できている
無
ほとんど感じない
25点
上手に更年期を過ごせています
26~50点
無理のない範囲で、食生活の改善や適度な運動を意識しましょう
51点〜
婦人科受診をおすすめします。
医師による生活指導、カウンセリング、薬物療法などをご検討ください
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 更年期の話』著:高尾 美穂
【著者紹介】
高尾美穂(たかお・みほ)
医学博士・産婦人科専門医。東京慈恵会医科大学大学院修了。同大学附属病院産婦人科助教、東京労災病院女性総合外来などを経て、女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道の副院長に就任。日本スポーツ協会公認スポーツドクターで、ヨガ指導者でもある。「すべての女性に、よりよい未来を」をモットーに、医療、ヨガ、スポーツの3つの活動を通じ、専門的な知識をわかりやすく伝える啓発活動にも積極的に取り組み、テレビなどのメディア出演、講演活動、stand.fm「高尾美穂からのリアルボイス」でメッセージを発信するなど、多方面で活躍中。『今日も一日ご機嫌で 高尾美穂流生き方ガイド 体も心もいい感じ』(清流出版)『高尾美穂のオトナ世代のこころとからだ相談室』(扶桑社)など著書多数。