具材を挟んでレンジでチン! スリコの「ハーフホットサンドメーカー」にホットサンドの新たな可能性を感じた
生活雑貨を中心に、手頃な値段で機能的なものを多数扱う「スリーコインズ」は、2025年11月10日の新商品で、電子レンジ調理機器を一挙に4品販売開始した。1台6役まかなえる深型調理器。同じく5役まかなえるマグ型調理器。パウチ食品をそのまま温められるミールマグ。
そしてハーフホットサンドメーカーである。レンチンでホットサンドが作れるの!? それはかなり便利なのでは? ってことで、実際に購入して使ってみたら、いろんな可能性を感じさせる便利調理器だった。
・挟んでレンチン
レンジでホットサンドを作れる商品は、すでにいくつか存在している。Amazonで商品を検索するとおおむね4000円台の商品を見つけることができる。それに対してスリコの商品は税込2750円で少し安めの価格設定になっている。
レンジ用なので、直火・オーブン・IHはすべてNG。冷蔵・冷凍庫での使用も不可。でも水洗いOKで食洗器にも対応している。従来の電気式のホットサンドメーカーは水洗いできないものもあるので、丸洗いできるのは有難い。
使用方法はカンタン、具材を挟んでレンチンするだけ。加熱時は本体を立てて置くとのこと。
本体は閉じた状態で高さ9センチ・幅16センチ・奥行き5センチ。サイズ的には筆箱……、いや、今の子どもたちがどんな筆箱を使っているのか知らないので、“昭和の” 筆箱サイズとお伝えしよう。
今風にいうなら、大型のモバイルバッテリーくらいかなあ、うん。
開くと中にはプレートがあって、そこにパンや具材を置いてサンドするという仕組み。
横にシリコン製のフックがあって、これに引っ掛けてフタを閉じる。
ってことで早速付属のレシピにあった、チョコバナナホットサンドを作ってみよう。今回使用しているパンは6枚切りだ。商品は6枚・8枚切りの両方に対応しているのだが、8枚切りの方がキレイに容器に収まるようだ。
6枚だと結構ギュウギュウになっちゃうんだよな……。
力任せにオリャ! とフックをかけて……、よし、収まった。
それで立てた状態でレンジに投入。
レシピでは600ワットで加熱時間約3分。我が家は500ワットなので3分30秒加熱することに。
そして時間になりました。思ったほど表面は熱くなってないけど、取り出す時はミトンなどを使うことをおすすめする。
さて、ちゃんと出来てるかな~?
出来てる~~! が、レシピの参考写真より焼き色が薄いな。500ワットなら4分くらい加熱した方が良いのかも。でもこの浅い焼き色でも十分美味しそうだ。
パンはしっかり閉じているので、加熱時間が短くても問題ない。
中はどうなってる? ナイフでカット!
おお~! イイやんイイやん! アツアツのバナナにとろ~りとろけるチョコレート! レンチンだけでホットサンドが出来てしまった。これは便利、片付けもそのまま丸洗いだから楽だしね。
さて、食パンで成功したら他のパンを挟んでみたくなるってのが人情。意外な美味しい発見があるんじゃないかと思って、あらかじめ用意しておきました。ヤマザキの「大きなハム & たまご」をね。
もちろん、そのまま食べても美味い。私(佐藤)はそのままでも好きだ。でも、温めたらもっと美味くなるはず。ただレンチンするよりも、ホットサンドにしたら新しい可能性が見えてくるに違いない。
ってことで行くぞ、サンド!
ちょいはみ出し気味ではあるけど、無事にフックをかけることができた。手ごたえでわかる、中身がギュッと凝縮されている様子が。
独自のチャレンジであるがゆえに、加熱時間の目安がわからないけど、3分くらいで良い気がする。根拠はとくにないけど、それぐらいでいいと思う、うん。
時間になって取り出すと、すぐに開くことができなかった。というのも、パンの油が出ていたからだ。これは完全に想定外、揚げパンを加熱すると、生地に含まれた油が戻るんだね。ひとつ勉強になりました。
油が落ち着いたところでオープン!
無理やり挟んだから、あまりキレイな形にならなかった……。とはいえ、いいニオイがしている。
表はイビツだったけど、裏は良い形。
カットすると、具材のたまごがホカホカ! 出した直後は、生地がシナシナだったけど、時間が経つにつれて水分が抜けてカリカリになった。揚げ立てを彷彿とさせる食感で美味い!
ということで、レンジで手軽にハーフホットサンドを作れるのはもちろん、ほかのパンも美味しく食べることができそうだ。おそらく、食パン系のランチパックなどを温めた方が無難かも。
いずれにしても、加熱時にはヤケドに注意して使って頂きたい。自分だけのホットサンドレシピを極めろ!
参考リンク:スリーコインズ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24