Yahoo! JAPAN

ケムリ食堂

湘南人

平塚市・富士見町。大きな道路が交わる追分交差点の通り沿いに、赤い外壁がひときわ目を引く「ケムリ食堂」があります。

古材やトタンを組み合わせた外観、木製の扉、植木鉢、手書きの黒板。 商店と住宅が混在するエリアの中で、どこか温かく、親しみのある佇まいを見せています。

外壁に掲げられた「ケムリ食堂 est.2010」の看板は、キッチンカーから始まった店の歴史を静かに物語っています。

札幌旅行の衝撃からキッチンカー、紅谷町、そして富士見町へ

ケムリ食堂の原点は、店主と奥さまが訪れた札幌旅行。 初めて食べたスープカレーに「なんだこれ、面白い!」と衝撃を受け、1泊2日で10杯以上を食べ歩いたほど夢中になったといいます。

スープカレーとの出会いに加えて、奥さまの「キッチンカーって楽しそうじゃない?」という一言をきっかけに、勢いのままキッチンカーを製作。茅ヶ崎を中心に営業を始めました。

当初は「キッチンカーで全国をまわりたい」という夢もありましたが、保健所の許可や仕込み場の制約から断念。それでも現在もイベントや平塚・茅ヶ崎の決まった場所に不定期で出店し、地域に根づいた存在になっています。

その後、平塚・紅谷町で店舗営業、2023年に紅谷町から移転。物件探しは湘南エリアの中古物件を中心に進めていたものの、出物の少なさや価格の高騰で難航。

そんな中、不動産業の先輩との縁で現在の土地に出会い、1から店舗を作る形を選んだといいます。

また、紅谷町での営業当時は「ケムリカレー」としてスープカレーを提供していました。しかし、店主の心に「カレー以外の料理にも挑戦したい」という思いが芽生え、麻婆豆腐やカオマンガイなど、スパイスを軸にした限定メニューにも取り組むように。

その流れから、富士見町移転をきっかけにより料理の幅を広げるため、店名を「ケムリ食堂」へと変更しました。札幌での衝撃、キッチンカーの経験、紅谷町での挑戦を経て、富士見町で“食堂”としての新しい形にたどり着いた——。10年以上続く物語が、今のケムリ食堂を作っています。

ご夫婦のセンスが息づく、温かな店内

店内は、木の温もりとスパイスの香りが心地よく混ざり合う空間。カウンターにはオレンジ色の丸椅子が並び、棚には器やスパイス瓶が並びます。

内装はご夫婦が時間をかけて作り上げたもので、素材選びから仕上げまで丁寧に手を入れた“暮らしの延長線上にある食堂”という雰囲気が漂います。

壁の漆喰にはターメリックを混ぜ込んでおり、店主いわく「面白いかなと思ってやってみたんです」という遊び心から生まれたアイデア。
時間とともに色味が落ち着き、店の空気に自然と馴染んでいます。

彩り野菜とチキンが主役の一杯。ケムリ食堂のスープカレーを味わう

今回いただいたのは、黒板メニューで人気の鶏野菜スープカレー(1,650円・税込)ラッシー(440円・税込)

鶏野菜スープカレーは大ぶりのチキンレッグに、かぼちゃ・ブロッコリー・にんじん・ピーマン・ナス・ベビーコーン・レンコン・きのこ類など、彩り豊かな野菜がたっぷりと盛り込まれた一皿です。

丸鶏と野菜を8時間煮込んだスープは、さらりとした口当たりながら、16種類のスパイスが複雑に重なり、食べ進めるほどに香りが広がります。
辛さは1〜10まで無料で選べ、今回はマイルドな“2”を選択。スパイスの香りと辛さのバランスがよく、野菜の甘みも感じられる心地よい辛さでした。

雑穀米のプレートには、

レモンガーリックチップ玉ねぎのアチャール(日替わり)ブロッコリーの芯のアチャール(日替わり)

が添えられ、味の変化を楽しめる構成になっています。

アチャールはインドの“漬物”のような存在で、酸味とスパイス感がスープカレーの旨味を引き立ててくれます。

合わせていただいたラッシーは、ほどよい酸味と甘さで、スパイスの余韻を優しく包み込んでくれる一杯。食後のクールダウンにもぴったりです。

富士見町で“帰ってきてひといき、気軽に寄れる店”を

移転後も変わらず訪れる常連客に加え、 富士見町の住民も新たに足を運ぶようになりました。

店主は「仕事やお出掛けから帰ってきて、ちょっと飲める場所が少ない」と感じていたことから、ワイワイできる空間を作りたいという思いもあったそうです。
コロナで一度は諦めた“夜の営業”も、今後はお酒を楽しめる場として企画していきたいとのこと。

ケムリ食堂は、スープカレーを中心にしながら、夫婦の暮らしと創作がそのまま形になった“生活と料理が混ざり合う食堂”

札幌での衝撃、キッチンカーの夢、紅谷町での営業、 そして富士見町での新しいスタイル。
10年以上続く物語の先に、今日の一杯があります。

最寄り駅
JR東海道本線, 平塚駅

住所
神奈川県平塚市富士見町7-28

駅徒歩
JR東海道線 平塚駅からバス5分「追分」停留所下車、徒歩2分

営業日
火曜日, 木曜日, 金曜日, 土曜日

営業時間
11:30~21:00

営業時間詳細
ランチ:11:30~14:30(LO14:00) ディナー:17:00~21:00(LO20:30)

定休日
月曜日, 水曜日, 日曜日, 不定休

予約
電話予約

電話番号
090-8034-2528

受付開始
登録なし

受付終了
登録なし

予算(下限)
1000

予算(上限)
2000

支払い方法
現金, 電子マネー, QRコード決済

支払い方法詳細
対応QRコード決済:PayPay

手数料
無し

席数
10

席の種類
テーブル席, ソファー席, カウンター席

個室
無し

貸切
不明(店舗にお問い合わせください)

喫煙可否
全席禁煙

駐車場
無し

設備・サービス
落ち着いた空間

コース内容
無し

ドリンクメニュー
ソフトドリンク, ビール, 焼酎

利用シーン
ランチ, ディナー, 家族, 子ども, 友人, お一人様

アクセス
一軒家レストラン

サービス
デリバリー

お子様連れ
可能

公式サイト
https://www.instagram.com/kemuri_shokudou/, https://ameblo.jp/kemuri-curry/

開業年月日
2023-3-21

【関連記事】

おすすめの記事