「それは悪かったわね!」何も理解していなさそうな母からの軽い謝罪にイラッ #母の認知症介護日記 66
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんから保険の更新のために実印が必要だと言われたことを姉・なーにゃんに相談したところ、やはりあーちゃんひとりでは心配だと言われたので、ワフウフさんが予定を変更して同席することに。当日、ワフウフさんは、父・たんたんに会いたくないから、場所を家から駅前のカフェに変更してもらえるよう、担当者に連絡しておいてとあーちゃんに伝えました。移動してしまうので、結果はメールでほしいと言うと「アドレスを教えて!」と言われてしまい、いつもやりとりしているのに? と驚きを隠せませんでした。
さんざん翻弄された結果
結局、母・あーちゃんと担当者がちゃんと話せているのかわからないため、ワフウフさんが担当者と連絡を取ろうと試みましたが、電話はつながらず。しかし、いつの間にか担当者はあーちゃんの家に到着していて、ワフウフさんの知らないところで話がどんどん進んでいました。と言っても、内容を聞く限り、すぐに契約できるような話ではないため、改めてワフウフさん姉妹にも説明をしてほしいと担当者に伝えて終了。結果として、ワフウフさんは無駄足になってしまいました。
待ちぼうけ事件の翌日、あーちゃんはすべてを忘れていました……。
事情は姉・なーにゃんから聞いたようで……。
めちゃくちゃ軽い謝罪をもらいました。おそらく何も理解できていないのだと思いますが。
残されたのは、疲労感だけ……。
保険の契約に同伴者が必要なのはわかりますが、同伴者がこんなに高齢でもいいという制度に疑問が……。
数日後、当初はこんなふうに軽い謝罪だけだったあーちゃんから……。
とても申し訳なさそうに謝罪をされました。今になって理解ができたということ!?
話を聞く限り、ちゃんと謝っている内容も理解できているようでした。
申請は通りませんでしたが、保険金の受取人が父になっていたことをあーちゃんに告げると……。
※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫。認知症になる前から関係は最悪。
険しい顔でこう言いますが、本当に理解できているのかどうかは微妙です。
待ちぼうけ事件の翌日。通院には姉が付き添ってくれましたが、その後に私が合流しました。病院では姉が昨日の待ちぼうけ事件について説明してくれていたようですが、あーちゃんは何も覚えていませんでした……。でも、姉から話を聞いてわるいとは思ったようで、「それは悪かったわね!」とめちゃくちゃ軽い謝罪を受けました。
その後、保険の人と会って姉と一緒に話を聞きました。すると、担当者はあーちゃんが糖尿病や認知症だということを知らず「審査に通るのはほぼ無理だと思います」と、必要最低限の手続きだけ終えて帰っていきました。その言葉通り、結局審査は通らず保険の契約をすることはありませんでした。
ちなみに、審査を通す段階では保険の受取人は父になっていましたが、あーちゃんは気付いていませんでした。そして、実際に必要な印鑑はやはり実印ではなく、引き落とし口座の銀行印だったことも判明。この調子だと、万が一悪い人に付け入られてもわからないと思うので、今回のように知らないところで動かれるのは怖いです……。
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仕方がないと頭では理解しているつもりでも、やっぱり待ちぼうけをくらったことを全部忘れられていると、ショックですよね……。でも、保険については病気について告げないまま契約をせずに済んでよかったですね。調子が良いときは対応もしっかりできるので、知らないところで何かの契約を結んでしまったら……と思うと、心配は尽きません。
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