【富士・ふじたた】ラーメンに干し原木シイタケのムース だしが融合した冷しラーメン
2020年にオープンして以来、着々とファンを増やしている評判店「ふじたた」。看板メニューはギョーザですが、珍しい冷しラーメンを今回は調査。干し原木シイタケのムースが乗った珍しい一杯です。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ2020年にオープン 着々とファンを増やしている評判店
静岡・富士市中野、富士総合運動公園の近く、県道72号線沿いにある「ふじたた」。
2020年にオープンして以来、着々とファンを増やしている評判店です。
あんをたっぷり詰めたギョーザが看板メニューで、ラーメンや一品料理も提供。
店内はカウンター席とテーブル席があり、温かみがあり、誰でも気軽に利用できる雰囲気です。
人気メニューのひとつは、「餃子ミニラー定食・並(1375円)」。
ギョーザ8個とライス、ミニラーメンがセットになったお得な一品です。
原木シイタケのムースが乗った冷しラーメン
自慢の一品は「原木しいたけの冷しラーメン(1100円)」。
2025年9月末までの期間限定メニューで、1日限定15食です。
おぼろ昆布をのせたご飯と、別添えのトッピングがセットになっています。
冷たいラーメンには揚げ玉やつみれ、そして驚きの“原木シイタケのムース”が盛り付けられています。
原木シイタケのムース、どんな味わいなのか気になりますが、まずは麺から食べてみてください。
つるつるっとしている麺は、のど越し最高です。程よい弾力もあり、風味が抜群です。
ふじたた 店主・藤田貴生さん:
地元の製麺所で作ってもらっている麺です。かんで小麦の味とスープの味を絡ませたいので、自分で麺を手もみして平打ちに近い形に仕上げています
そうすることで、少し波打った麺がスープと絡みやすくなるんです。
マグロと根昆布でだしをとった深みあるスープ
スープは塩味加減が絶妙で、深みがあります。
ふじたた・藤田貴生さん:
マグロと根昆布でだしをとっています。カツオよりもすっきりしていてうま味も強いので、あえてカツオではなくマグロを使っています
“マグロ節からとっただし”だからこそ深みを感じる味わいです。
自家製のつみれも絶品で、スープともよく合います。
つみれはショウガが効いており、一度だしで火を通しているため、じわっとだしの味わいが広がります。
干し原木シイタケのムースは驚きのおいしさ
そして、このラーメンの最大の特徴は“原木シイタケのムース”。
なかなか目にしない珍しいトッピングです。
どんな風に食べるのがおすすめか店主の藤田さんに聞いてみました。
ふじたた・藤田貴生さん:
少しずつ溶いて食べるか、麺にがっつり付けて食べるのもおすすめです
シイタケの香りが抜群です。
濃厚な香りを感じますが、しつこくなく包み込むようなうま味を感じます。
ふじたた・藤田貴生さん:
伊豆産の干し原木シイタケを戻して、豆乳・戻し汁・白ワイン・みそなどで味付けしています。そしてかき混ぜてふわふわに仕上げています
おいしさのポイントは、隠し味にみそとパルメザンチーズを加えること。
これで、まろみのある塩味とコクを演出します。
なぜ、原木シイタケをラーメンの具材として使うことになったのか、きっかけを聞いてみました。
ふじたた・藤田貴生さん:
高校時代の後輩がフレンチのシェフをやっていて、原木シイタケのスープを飲んだのです。そこで冷しラーメンに使えると思ったんです
セットの「おぼろ昆布のせご飯」はうま味の宝庫
これだけでも大満足ですが、おぼろ昆布が乗ったご飯もセットなんです。
スープをたっぷりかけて、しゃびしゃびにして食べるのがおすすめです。
まさに、うま味の宝庫。昆布とマグロとシイタケのうま味が一体となった、驚きと感動の一品です。
「原木しいたけの冷しラーメン」は、店主の藤田さんがフレンチからインスパイアされた逸品。
期間限定、数量限定なのでお早めに。
シイタケの概念が変わるかもしれません。なお、2025年8月30日・31日はお休みです。お出かけの際はご注意ください。
■店名 餃子 ふじたた
■住所 静岡県富士市中野562-1
■営業時間 11:30~14:00 17:30~20:30
■定休 月・火
■問合せ 0545-88-9754
■駐車場 8台
※この記事は2025年8月23日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。