【スキマバイト初心者の基礎知識】就業条件・出勤時間・仕事のキャンセルのお作法[社労士が回答]
─働くママの声─
子どもがいるので毎日は働けませんが、空いた時間に少しだけ働ける「スキマバイト」ならできそうです。
スキマバイト超初心者が知っておくべきことを教えてください。
正社員で働いているママだけでなく、派遣や契約、パート、アルバイトなど、どんな形態でも家庭と仕事の両立は大変。そこには問題や困りごとが生じます。社会保険労務士であり、行政書士でもある小西道代先生が、ママたちが持つ仕事周りの疑問や働き方に関する悩みに回答。第25回は、手軽さで注目を集めるスキマバイトの注意点について解説します。
就業条件は要確認! 現地に行ってから仕事が断られるケースも…
空いた時間に仕事ができるのがスキマバイトの魅力です。また、働いた分のお金が就業後すぐに振り込まれたり、本格的に働く前に、その仕事の向き・不向きを事前に試すことができたりする点もメリットでしょう。
履歴書の作成や面接が不要なため、現在、利用者が拡大している就業スタイルですが、単発の仕事といえど、社会人としてのマナーや配慮は欠かせません。まずは、次の基本を押さえておきましょう。
スキマバイト初心者の基礎知識
・就業条件を確認
髪型や髪色、ネイルの条件だけでなく、当日の服装が細かく指定されている仕事があります。たとえば葬儀場での補助スタッフは、黒や紺のスーツとシンプルな靴の着用などが事前に通知されています。基準を満たしていない場合は、当日、就業前に断られる可能性があり、正当な理由で断られたときは給料は発生しません。
・出勤時間
出勤時間を守るのは当然ですが、到着は就業の10分前程度が適当です。スキマバイト経験者の話では、意気込んで20~30分前に行ったら待機する場所がなく、「外で時間を潰してから10分前に戻ってきてほしい」と言われた方もいます。
・仕事のキャンセル
キャンセル連絡は早めに行うこと。当日、どうしても就業できない場合は、電話で連絡するのがマナーです。アプリからの処理も忘れずに行いましょう。また、キャンセルのタイミング次第では、次の応募に一部制限がかかるペナルティーや、サービスの利用停止が発生することもあります。遅刻の場合も企業に早めに電話連絡をしましょう。
─働くママの声への回答─
単発・短時間のスキマバイトでも、仕事は仕事。社会人としてのマナーや配慮は当然、必要です。
就業条件や出勤時間、仕事のキャンセル、遅刻の連絡などには注意しましょう。
【お願いされても断ってもいい仕事】法律で定められた女性の重量物制限
物流倉庫や工場での作業、引っ越し、イベント会場の設営など、スキマバイトにはさまざまな仕事が掲載されています。募集されている作業のうち、これら重量物を扱う業務は高額報酬の傾向があるものの、法律上、女性は就業できないものもあるので覚えておきましょう。
また、もし仕事の流れで重量物を扱う業務を依頼された場合も注意してください。この場合は、作業を断っても問題ありません。
法律上、女性が就業できない仕事
・重量物を扱う業務
女性が取り扱える荷物の重さ(18歳以上の場合)
断続作業の場合… 30kg
継続作業の場合… 20kg
ご自身の体を守るためにも、冷静な判断が大切です。さらに、自分から重量物を扱う作業を進んで行うことも控えましょう。違反が明らかになったり、事故やケガがあった場合、企業が追及される可能性があります。