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LustQueenが1stワンマンツアー『RAISE A FLAG』完走、4人で示した確かな成長と新たな物語への希望

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LustQueen

LustQueen 1stワンマンツアー『RAISE A FLAG』2025.07.21(mon)1000CLUB

7月21日、横浜1000CLUBでLustQueenの1stワンマンツアー「RAISE A FLAG」のファイナル公演を観た。俳優、声優、スクールアイドルグループ「Liella!」メンバーとしても活躍する結那によるアーティストプロジェクトとして2024年に始動したLustQueenの、初めてのツアーにして現体制ラストライブ。今日で何が終わり何が始まるのか、期待を胸に、赤と黒のツアーグッズを手に、集まったファンでフロアはいっぱいだ。

LustQueen

ギター・柴﨑萌、ドラム・くぼたまりん、ベース・Fami。、ガールズロック好きには名の知れた凄腕揃い、カッコカワイイ黒の衣装で決めたバンドメンバーに続いて結那登場。赤チェックのミニスカ、黒Tシャツにタイツにラバーソール、ツインテールにシルバーの髪留め。健康的なロリータパンクガールのいでたちで、「Ready、Steady,Go!」からライブはスタート。「行けるか!」とフロアを煽りながら「Moonlight」へ、「オイ!オイ!」の大合唱で早くも熱気は最高潮。スピーディーでキャッチーなロックサウンドに、感情をたっぷりと込めた伸びやかな声がよく似合う。「今日はみんなで最高の思い出作ろうぜ!」と叫ぶ。元気いっぱいだ。

「今日は本当に楽しみにして来たので、みなさんも充電していたパワーを全部ぶつけていってください!」

LustQueen

結那

数日前に体調を崩して心配させたことを謝りつつ、「今日はこんなに元気です!」と笑顔満面。「FLAG」ではライブでは約5年振りとなるエレクトリックギターをばりばり弾きまくり、“フレーフレー”の掛け声に乗せてフロアではオーディエンスが手を振りまくり。「もっと声出せますか!」とうながして「Changing future」へ、コブシをガンガン突き上げて盛り上がる「My Answer」へ。LustQueenの歌詞は力強く背中を押しつつ、聴き手に寄り添う親密なエールソングが多い。それをスピード感満点のハードなロックサウンドと、けなげでまっすぐな結那のボーカルが加速させる。ライブでの即効性は抜群だ。

くぼたまりん

柴﨑萌

Fami。

メンバー紹介MCでは、メンバー全員がしっかりアピールトーク。まりんが結那のギターの腕前を褒め、Fami。は「結那ちゃんがダジャレを言った時のリアクションをどうするか(笑)」についてファンに相談し、もえしは生まれが神奈川なので横浜でやれて嬉しいと微笑む。全員の言葉を受けて「この4人でLustQueenです!」と誇らしげに胸を張る結那。音も心も結束力は抜群だ。

ライブ中盤の癒し曲ナンバーワン、「カゲロウメモリー」はメロディアスなミドルロックバラードで、すべてのファンに愛と感謝を届けるありがとうソング。後半はフロアが一体となった手振りでぐっと心を近づけて、リリースされたばかりの新曲「未来花」へ繋げる。「未来花」は卒業シーズンに似合いそうな、少しの感傷と大きな夢を未来に描く希望の歌だ。歌詞に合わせてさくら色に染まる照明がまぶしい。強さも弱さも兼ね備えた等身大の歌声が美しい。

LustQueen

結那

うれしはずかし、Xへの投稿がうっかりyahooニュースに載ってしまったこと(7月14日の投稿をチェック!)をネタにして笑いを取ったり、「その赤いTシャツのようにもっと燃えられますか!」とファンを指さし煽ったり。きりっとかっこいい歌と、明るく頭の回転の速いMCとのギャップが結那らしい。「次の次の楽曲は撮影OKです!」と、準備したいファンのために先に言っておく優しさが結那らしい。あっという間に後半戦だ。

スピード感溢れるロックナンバー「Twin Ray」で一気にアクセルオン、「wow wow」コーラスで盛り上がるフロアの、一人一人の顔を確かめるように身を乗り出し、コブシを振り上げる姿がジャンヌダルクのように凛々しい。そして“次の次の曲”は「My Life is My Story」で、スピードに乗ってステージを右へ左へ、歌い、手を上げ、笑い、跳ねる、すべての瞬間がスクショタイム。ニコッと笑って「はい、カメラ終わり」。一挙手一投足がいちいちラブリー。

Fami。/ 結那

結那 / 柴﨑萌

「もう次でラストです(えー!)。早すぎる。でもみんなで盛り上がりたい楽曲がまだ残ってるじゃないですか」

思いっきりパッカンして思いっきりハイハイしてくださいーー。謎の煽りに応えて全員が「パッカン」して「ハイハイ」するのはもちろんこの曲「そうです!!!」。もえしとFami。がポジションを替えてアピールする。結那は最後の体力まで出し惜しみなし、スーパーポジティブなエールソングを信じて歌う。やの「やるならとことん全力で、かっこつけないかっこよさ、これがLustQuuenのアティテュード。

LustQueen

「LustQueenを始める前の前にガールズバンドをやっていて、そこで止まっていた時間がありました。でも今回のツアーでやっぱりガールズバンドは楽しい、いつまでも歌っていたいという気持ちになりました」

出会ってくれてありがとうーー。ファンへの感謝の言葉と共にアンコールで披露した最新曲「Days」は、自らの歩みの「今までとこれからを歌にした楽曲」(結那)。これまでにないミドルテンポのリズム、ピアノやコーラスを生かした緻密なアレンジ、よりパーソナルな要素の強い歌詞のメッセージ。LustQueen序章の集大成となる「Days」は22日から配信リリース中だ。

結那

LustQueen

最後にもう一度「FLAG」を、ギターの代わりにグッズのフラッグを振りながら、恒例になりつつある「バキューン!」をフロアに向けて連発しながら、満場一致のハッピーエンディング。「これからもLustQueenをよろしくお願いします!」という力強い言葉に自信がにじむ。メンバー退場後、スクリーンで流された「Days」のリリックビデオに新体制へのヒントがある。「新体制」については日々情報がアップされつつあるので、SNSをチェックしてほしい。LustQueen新章開幕の時は近い。…To Be Continued。

取材・文=宮本英夫 撮影="SUGI" Yuya Sugiura

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