県高校総体前特集 テニス女子 注目選手紹介② 【大分県】
大分開催となるテニスの全国高校総体(インターハイ)。地元出場枠が設けられ、団体は2位まで、個人シングルスは4位、同ダブルスは2位までの選手、ペアが出場できる。25日から始まる県高校総体を前に、女子の注目選手を紹介する。
深田麻友(杵築3年)
2007年1月16日生まれ 159cm 杵築中学校出身、前所属チームはTIP
杵築のエースは、高校最後の夏に向けて心身共に充実しており、「最後の大会となるので、思い切りのいいプレーをしたい。地元開催でインターハイの出場枠が増えた。このチャンスを生かしたい」と語る。多彩なショットを打ち分け、伸びのあるサーブからボレーで仕留める得意パターンでチームをけん引する。個人ダブルスでは小学生の頃から一緒にプレーする鴨田百合(3年)とペアを組み、同シングルス、団体とともに全国高校総体を目指す。
気になる選手
後藤彩心(大分舞鶴3年)
ジュニアの頃から勝ったり負けたりを繰り返した。(県高校総体の)個人シングルスで16強を懸けて対戦すると思う。お互い特徴は知っているが、自分のプレーを出し切った方が勝つと思う。笑顔でプレーし、最後は勝って笑いたい。
森音羽(福徳学院3年)
2006年6月22日生まれ 155cm 鳥栖西中学校出身(佐賀県)、前所属チームはBSSA久留米
九州高校選抜大会では変幻自在のプレーを披露し、全国高校選抜大会出場に貢献した。曜日崇監督は「勝負強さのある選手」と評する。本人は「自分は高い打点で打てる選手ではないので、相手のポジションを下げることを考えている。あとは感覚を研ぎ澄ますだけ」と本能でプレーするという。勝利への意欲は高く、「勝負にこだわり、悔いなくプレーしたい」と最後の大会に向けて高ぶる気持ちを爆発させるつもりだ。
気になる選手
福徳学院の後輩
いつも練習するチームメートだけど、下級生には負けたくない。3年生のプライドってやつです。高校最後の集大成として臨む大会、最後は勝ちたい気持ちが強い方が勝つと思っている。
(柚野真也)
岡崎咲菜(福徳学院3年)
2007年1月21日生まれ 160cm 滝尾中学校出身、前所属チームはウェボテニススクール
伸び悩んだ時期もあったが、コツコツと努力し、結果に結びつけた。昨年秋にキャプテンとなり、県高校総体に向けて「誰一人欠けることなく、同じ方向を向いて勝利を目指したい」と団体では15連覇を目指し、個人シングルス、ダブルス共に優勝が狙える位置にいる。粘り強さが身上で、「相手より多く打ち返せば勝てる」とラリーを得意とする。最近はラケットが振れており、好調を維持している。
気になる選手
工藤里菜(大分舞鶴3年)
ジュニアの頃から県内でトップを走り続けた選手。これまで勝てない相手だったが、(3月の)九州ジュニア選手権県予選で勝つことができた。この2年間の成長を感じた。次に対戦したら最初からリードする展開をつくりたい。