「上司に気に入られないと昇格できない?」人事評価に不満を抱く28歳女性にプロが勧めた“逆説的な戦略”
「アピールしても昇格できない。結局上司に気に入られないとダメなのか」 「上司が客観的に判断してくれているかも怪しい。もう転職したい」公正さに疑問を感じる人事評価に不満を抱き、モチベーションを失ってしまう。評価制度は、多くのビジネスパーソンが抱える共通の悩みです。会社の人事評価に不満を抱く28歳女性から寄せられた、「評価とモチベーション」に関する切実な声です。
※本記事は、Podcast「5分で整うキャリア思考」の一部を抜粋・編集したものです。
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相談内容
28歳/女性
会社の人事評価に不満があり、転職しようか悩んでいます。なかなか昇格せずモチベーションも下がってきました。同僚のようにアピールを頑張った時期もありましたが昇格せず、結局上司に気に入られていないと上がらないのかと投げやりになってきています。上司が公平で客観的に判断してくれているかも怪しいですし、転職したい気持ちが強くなってきました。どうすればいいでしょうか。
アピールが必要な成果は「大した成果ではない説」
相談者の悩みの根本にある「上司が公平で客観的に判断してくれているか」という疑問に対し坂井さんは、まず割り切るべき前提を提示します。
「上司が公平で客観的に判断してくれるかというと、してくれないと割り切った方がいい」。
「世界はそんなフェアじゃないから」という前提に立ち、不当な評価がある会社ならば「転職しちゃえばいいんじゃないか」と坂井さんは結論づけます。
また、相談者が「同僚のようにアピールを頑張った」という点について、坂井さんは「そもそもアピールが必要な成果や頑張りって、実は手応えのわりに大した成果じゃない説」を唱えました。
事業にとって本当に必要な難しい仕事に取り組み、周りを巻き込み、事業数値にちゃんと跳ね返るほどの成果、あるいは今までにない仕組みを作るなど、 圧倒的な成果を出せていれば、勝手に評価されるはず だといいます。
もちろん、会社によって不当な評価や、上長との距離感による伝わらない気持ちは理解できるとしつつも、「自分がすごい圧倒的に成果を出したっけ?」と一度自問してみることは大切です。
評価にとらわれない方が、結果的に評価される
坂井さんは、転職先でも評価にとらわれすぎない方がいいと助言します。
これは逆説的ですが、評価されようと思えば思うほど、仕事を選ぶようになり、コミュニケーションもぎこちなくなりがちです。その結果、「この人は自分の評価のために仕事をしているな」と周りに伝わってしまいます。
本当に「お客さんのために仕事をしているな」という姿勢の人には、周りが手を貸そうと思うものです。
「評価にとらわれすぎない方が逆に評価される」というジレンマがあるのです。
まとめ:評価のジレンマを解消する戦略
✓上司が公平で客観的に判断してくれないのは、割り切るべき大前提である
✓アピールが必要な成果ではなく、「圧倒的な成果」を出すことに集中する
✓評価にとらわれすぎない方が、結果的に評価されるというジレンマを理解する
坂井さんは最後に、転職しちゃえばいいと思いますが、転職先でも自己評価ではなく、 事業貢献や顧客への喜び をまず考えていった方が、キャリアが切り開かれていくと締めくくりました。
プロフィール
坂井風太
早稲田大学法学部卒業後、2015年DeNAに新卒入社。旅行事業部(現エアトリ)に配属後、ゲーム事業部、小説投稿サービス「エブリスタ」に異動。2020年にエブリスタ代表取締役社長に就任。M&Aや経営改革などを行うと同時に、DeNAの人材育成責任者として人材育成プログラムを開発。2022年にDeNAとデライト・ベンチャーズ(Delight Ventures)から出資を受け、株式会社Momentorを設立。組織効力感や心理学をもとにした人材育成と組織基盤構築の支援を行っている。
企業サイト 株式会社Momentor X(旧Twitter) 坂井風太
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