兄弟姉妹なのになぜ不仲? 怒る前に知っておきたい原因5つと対応策3つ
子育てをしていると、兄弟姉妹の不仲に悩む人が多いですよね。一体何が原因なのでしょうか? また、自身が親になっても兄弟姉妹とが仲良くないと「子供たちには、将来のためにも仲良く育ってほしい」と思うもの。
この記事ではどうして兄弟姉妹が不仲になるのか、原因や大人になっても仲良くするコツをご紹介します。
兄弟姉妹が不仲になる原因は? 気をつけたい5つのポイント
まずは、兄弟姉妹がなぜ不仲になるのか原因から探っていきましょう。
1. 親の愛情の取り合いになっている
兄弟姉妹で不仲になる原因には、親の愛情の取り合いで嫉妬心が生まれていることが挙げられます。親にそのつもりはなくても、子供にとっては「いつも兄や姉ばかり(弟や妹ばかり)」と感じているのかもしれません。
2. 性格の違い
同じ親から生まれてきた兄弟姉妹でも、当然性格は違います。同じ環境で育ったとしても、気が合わないことだってあるでしょう。そのため、兄弟姉妹の性格の相性が悪くて不仲になるケースもあります。
3. 年齢が近すぎる
兄弟姉妹の年齢が近すぎると、同じレベルのことで腹を立てやすく、喧嘩が増えるケースも…。
とくに年子の場合、遊ぶおもちゃも似ていて取り合いになってしまい、喧嘩に発展します。大人と赤ちゃんが喧嘩しないように、年歳差があれば、下の子は上の子を尊敬し、上は下を可愛いと思えるかもしれませんね。
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4. 親の接し方に差がある
親が「お兄ちゃんなんだから」「妹なんだから」といった兄弟で差をつけるような言葉を使うと、不仲になる可能性があります。「どうせ自分なんか」といじけてしまい、嫉妬心や親への怒りから兄弟姉妹への攻撃に発展してしまうのです。
5. 兄弟姉妹で能力に差がある
たとえば、上の子だけ勉強が得意で下は苦手だった場合、できない子供の前で上の子を褒めると、下の子はいじけて劣等感を抱きます。
その矛先は、親ではなく兄弟姉妹に向けられるため、注意が必要です。
原因がわかったら…兄弟姉妹が仲良くなるためのコツ
では、どうすれば兄弟姉妹で大人になっても仲良くいてくれるのでしょうか? みていきましょう。
1. 別々の場所で褒める
兄弟姉妹を褒める時は、兄弟姉妹がいないところで褒めましょう。目の前で褒めると相手への嫉妬心や、本人の劣等感につながってしまいます。
それぞれが親からの愛情に満足していて、自己肯定感を高く保っていられるなら、兄弟姉妹とも良好な関係を築ける可能性も高くなるでしょう。
2. 一対一の時間や二人だけの秘密を作る
親の愛情の取り合いが、兄弟姉妹の不仲につながることがあるため、できるだけ一対一の時間を作ることも大切です。
あえて上の子と二人だけの時間を作ってみたり、下の子と二人だけの秘密を作ってみるのもいいでしょう。
親と自分の一対一の信頼関係や愛情ができあがっていれば、兄弟姉妹が大人になっても仲良くいられるはずです。
3. 無理やり仲直りさせない
兄弟姉妹が喧嘩をした時に、すぐに親が介入して仲直りさせるのはよくありません。自分たちで問題を解決し、納得した状態で仲直りするスキルを身につける機会を奪ってしまいます。
親の偏った視点でそれぞれに「良い悪い」をつけると、どちらかに恨みや怒り、寂しさといった気持ちが残ってしまうことに…。
喧嘩をした時には、できるだけ見守りながら、喧嘩がエスカレートした時だけ最低限のサポートをするようにしましょう。
兄弟姉妹の不仲の原因はちょっとした工夫で解消できる!
せっかくの家族になったのです。どうせならいつまでも支え合って仲良く生きていきたいですよね。子供たちが大人になってから疎遠にならないためには、小さいうちから不仲の原因を特定し、対処することが大切。
何より一番は親の愛情です。兄弟姉妹それぞれに時間をとって、じっくり愛情や信頼関係を深めていきましょう。
(コクハク編集部)