『桃源暗鬼』花魁坂京夜(おいらんざかきょうや)の情報を一挙にご紹介! プロフィールから注目シーンなど、まとめて解説
『桃源暗鬼』は「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で人気連載中の漆原侑来先生が描く漫画作品。日本人なら誰もが知っている昔話 「桃太郎」 を題材に、鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たちの争いを描いた新世代ダークヒーロー鬼譚です。
花魁坂京夜は、無陀野の学生時代の同期で、「鬼機関」京都支部の援護部隊で活躍する総隊長。前線で戦わない京夜の役目は、鬼の命を守ること。見た目も言葉もチャラいけど、仕事場では頼りになる存在です。
本稿では、花魁坂京夜のプロフィールから鬼機関としての役目、注目シーンなどをまとめてご紹介します。
※本稿には一部原作のネタバレが含まれます。
【写真】『桃源暗鬼』花魁坂京夜(おいらんざかきょうや)キャラ解説&情報まとめ
基本プロフィール
誕生日:11月28日
好きなもの:日本酒、焼酎、アクセサリー類
鬼機関・京都支部の援護部隊総隊長。無陀野とは羅刹学園時代の同期。チャラい見た目に、いつもヘラヘラしているが、強い正義感と信念を持つ。
無陀野とは同級生
緊急の通報が入り、京都へと応援にかけつけた無陀野と生徒たち。援護部隊に手を貸すため、京都支部に向かうと、支部にはたくさんの負傷した鬼たちが集まっていました。
無陀野を見つけ「ダノッチ」と呼び、肩を組んで親し気に話す京夜。そんな京夜に表情ひとつ変えずに会話をする無陀野。二人は「羅刹学園」の同期だったと話します。可愛い子がいるとすぐにナンパじみたことをするため、ただのチャラい人だと思っていた四季たち。けれどひとたび京夜の仕事ぶりを見て、すぐに尊敬の眼差しを向けます。
京夜の能力
そもそも「鬼」は血を操って闘うため、常人とは段違いの血液量を持っており、さらに回復力が高いのが特徴。京夜の血は、さらに鬼の回復力を何倍にもしてくれる力を持つという特殊なもの。負傷した鬼に自分の血を与え、ケガを治します。
自分の血を戦闘向きではないと言う京夜でしたが、命懸けで負傷者を救う援護部隊を「ここが俺の戦場」と言う京夜は、「鬼機関」にとって頼もしい存在です。
注目シーン
自分の血を使って鬼の命を守る京夜の活躍シーンを紹介します。チャラいけど、本当にカッコイイ!(コミックス1~9巻の一部ネタバレが含まれます)
どんなに大けがをした鬼でも「死なせない」
桃太郎との戦いにより負傷した鬼が京都支部に集められている中、両腕両足欠損、肺も広範囲に負傷した戦闘隊員が運ばれてきます。もって3分……という重症者。それでも京夜は「死なせない」と言います。そして輸血用の管を自分につけ、隊員に腕と足どちらが欲しいか尋るのです。
京夜の血を患者に流し込んでいくと、徐々に腕が再生され、肺も元通りに。けれど大量に血を摂取すると抗体ができてしまうため、足までは再生できないと言います。それでも「感謝しきれない」と涙を流す隊員。
前線で前を向いて戦えるのは、背中を守ってくれる人がいるから。援護部隊の仕事の大切さを教えると、京夜の言葉を身に染みて感じたのか、それまで前線で戦うことしか考えていなかった四季たちは、改心して救護部隊の手伝いを行うようになります。
桃太郎の一撃で死に直面する
桃太郎機関の桃宮唾切は、死体に細菌を入れ操る能力を持っています。その能力を使い鬼の遺体に自分の細菌入れ、鬼機関が死体をアジトに運んだところで死体を操る唾切。支部は大惨事に。四季たちがいたことで事なきを得ますが、死体をもう一度殺すという何とも言い難い戦いを強いられました。
仲間を弔うため火葬場に運ぼうと、京夜は迅を火葬場に案内。その道中で唾切とその部下・桃草蓬と遭遇します。迅に唾切が現れたことをみんなに知らせてほしいと指示をし、自然とこの場から去るように誘導。そして京夜は蓬に逃げ道を潰され死を覚悟……。唾切に頸動脈を斬られ血が勢いよく噴き出します。
死んだと思われた京夜でしたが、噴き出した自分の血が天井から落ちてきて、その血を飲んで助かったと言います。復活できたのはラッキーだったと……。
最強に強い敵を目の前にし、自分が死ぬかもしれないと思っても当たり前に生徒の安全を守った京夜。自分は戦闘は全くダメとわかっていながらも生徒を守る姿は、隊長としても漢としても尊敬の念を抱きます。
東京・練馬に駆け付け、四季を助ける
鬼と桃太郎の練馬での全面対決が勃発。親友とも呼べるような出会いをした四季と「桃太郎機関」の桃寺神門は、いろいろな思いを抱えながら闘い始めます。鬼神の力が暴走した四季。神門によってなんとか抑えられますが、生きているのが信じられないくらいの致命傷を負います。
アジトで医療部隊が治療に奮闘していると、そこに現れたのは京夜でした。四季が持つ鬼神の血について話そうとやってきたと言いますが、京夜が来てくれたおかげで助かった四季。その後京夜によって鬼神の血について説明されます。その後四季を監視する目的のため、京夜は羅刹学園の保険医に。
四季や他の生徒、四季がケガを負わせた偵察部隊隊長・淀川真澄など、みんなの治療を終えた京夜はさすがにげっそりしていましたが、「僕がいる限り誰の未来も奪わせないよ」と言って患者を救う姿は、見ていてグッとくるものがありました。
声優は木村良平さん
花魁坂京夜を演じるのは木村良平(きむらりょうへい)さん。7月30日生まれ、東京都出身。『黒子のバスケ』の黄瀬涼太役をはじめ、『ハイキュー!!』の木兎光太郎役、『原神』のタルタリヤ役など、人気作品のキャラクターを多く演じています。
終わりに
始めは京夜のことをチャラついていると言っていた四季たちですが、自分が偉い立場なのには理由があると言って自分の能力でケガ人を治していく京夜は本当にかっこよかった……。四季たちも一転して「カッコよくて痺れた」と言い、京夜の株は爆上がり。今後の保険医になった京夜と生徒たちの絡みも楽しみですね。