【多摩散歩コース】武蔵野市~井の頭恩賜公園の自然と個性的な専門店~
吉祥寺は「住みたい街(駅)ランキング2025」の首都圏総合ランキング第1位(※)。「駅周辺の商業施設が充実しており、少し離れると閑静な住宅街になっている」という声が合わせて紹介されていたが、要は、通勤・通学・買い物に便利で、暮らしやすいというわけだ。街の中で圧倒的な存在感を示しているのが井の頭恩賜公園。自然が豊かで、隣接する自然文化園では彫刻や童謡などの文化に触れることもできる。児童書の『クレヨンハウス』や旅の本ををそろえた『街々書林Book & Gallery』など個性的な専門店が多いことも特筆すべきだ。そして忘れることができないのがハーモニカ横丁。迷路のような路地に100店舗以上の店が張り付く光景は、吉祥寺の奥深さを感じる。※2025年9月16日発表 長谷工アーベスト WEBアンケート
【散歩コース】
スタート:新宿駅からJR中央線快速で14分・260円。渋谷駅から京王井の頭線急行で23分・230円。
JR中央線吉祥寺駅→(すぐ)→ゾウのはな子像→(9分/0・6km)→武蔵野八幡宮→(6分/0・4km)→クレヨンハウス東京店→(7分/0・5km)→街々書林 Book&Gallery→(11分/0・8km)→井の頭自然文化園→(1分/0・1km)→井の頭恩賜公園→(12分/0・8km)→吉祥寺御縁地蔵→(7分/0・4km)→JR中央線吉祥寺駅
ゴール:交通はスタート(上)参照
今回のコース◆約3.6㎞/約1時間/約4900歩
象の銅像は吉祥寺のシンボル「ゾウのはな子像」
井の頭自然文化園で飼育されていたゾウのはな子の死去から約1年後の2017年に吉祥寺駅北口に設置。右前足を上げて、まるで歩きだしそうな銅像は待ち合わせスポットの定番だ。
「ゾウのはな子像」詳細
ゾウのはな子像
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-15/営業時間:見学自由/アクセス:JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅からすぐ
繁華街を抜けた先の静かで荘厳なたたずまいの古社「武蔵野八幡宮」
延暦8年(789)、坂上田村麻呂が宇佐八幡大社のご分霊を祀ったと伝わる。明暦3年(1657)に起きた明暦の大火の後にこの地に移り、以来、吉祥寺の氏神様として親しまれる。境内にはケヤキやクヌギの大木が茂る。
「武蔵野八幡宮」詳細
武蔵野八幡宮
住所:東京都武蔵野市吉祥寺東町1-1-23/営業時間:拝観自由/アクセス:JR中央線・京王電鉄井の頭線吉祥寺駅から徒歩8分
作家と出会えるイベントも好評の子どもの本の専門店『クレヨンハウス東京店』
絵本や木のおもちゃなどのほか、有機野菜の販売やオーガニックレストランなどがある。2階は絵本がズラリと並び、中央のテーブルに座って読みながら選ぶことができる。
『クレヨンハウス東京店』店舗詳細
クレヨンハウス東京店
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-15-6/営業時間:11:00~19:00(1Fは~21:00)/定休日:無/アクセス:JR中央線・京王電鉄井の頭線吉祥寺駅から徒歩6分
旅がさらに楽しくなる書籍やグッズが幅広くそろう『街々書林 Books & Gallery』
旅行作家でもある店主の小柳淳さんが営む。旅先を深く知ることができる書籍を幅広くそろえる。トラベラーズノートや絵の具など、旅先で役に立つグッズも販売する。
『街々書林 Books & Gallery』店舗詳細
街々書林 Books & Gallery(まちまちしょりん ブックスアンドギャラリー)
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町3-3-9/営業時間:12:34~18:00/定休日:月・火/アクセス:JR中央線・京王電鉄井の頭線吉祥寺駅から徒歩7分
北村西望と野口雨情に注目!「井の頭自然文化園」
動物園と水生物園に分かれる。長崎の平和祈念像を制作した北村西望の作品が見られる彫刻園や『赤とんぼ』などの童謡で知られる野口雨情の書斎を移築した童心居がある。
「井の頭自然文化園」詳細
井の頭自然文化園
住所:東京都武蔵野市御殿山1-17-6/営業時間:9:30〜16:00/定休日:月(祝の場合は翌)/アクセス:JR中央線・京王電鉄井の頭線吉祥寺駅から徒歩10分
武蔵野の豊かな自然が残る公園は吉祥寺のオアシス「井の頭恩賜公園」
大正6年(1917)開園。緑豊かな園内にはボート遊びができる池や井の頭弁財天などがある。春には池のほとりに桜が咲く名所としても知られ、花見が楽しめる。西園の一角には『三鷹の森ジブリ美術館』もある。
「井の頭恩賜公園」詳細
井の頭恩賜公園
住所:東京都武蔵野市御殿山1-18-31/営業時間:入園自由/アクセス:JR中央線・京王電鉄井の頭線吉祥寺駅から徒歩5分
ビルの中にある恋愛成就の地蔵「吉祥寺御縁地蔵」
吉祥寺じぞうビル1階のエントランスにある笑顔が素敵なお地蔵様。京都の鈴虫寺(華厳寺)の住職が開眼。絵馬の販売や恋愛成就や縁結びの御利益がある。カプセルトイのおみくじもある。
「吉祥寺御縁地蔵」詳細
吉祥寺御縁地蔵
住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-9-9/営業時間:拝観自由/アクセス:JR中央線・京王電鉄井の頭線吉祥寺駅から徒歩2分
【武蔵野市の名店グルメを堪能!】
文学の薫りがするレトロな喫茶店『茶房 武蔵野文庫』
1984年に惜しまれつつ閉店した『茶房早稲田文庫』を継承する店。挽きたてのコーヒー680円、秘伝のレシピを受け継いだカレーライス1250円~。
『茶房 武蔵野文庫』店舗詳細
茶房 武蔵野文庫(サボウ ムサシノブンコ)
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-4/営業時間:10:00~20:30LO/定休日:月(祝の場合は翌)/アクセス:JR中央線・京王電鉄井の頭線吉祥寺駅から徒歩5分
香ばしい匂いに誘われる老舗名店『いせや総本店』
昭和3年(1928)創業。職人がずらりと並んで串を焼く店内は、威勢のいい声が飛び交う。昭和レトロな雰囲気と焼き鳥1本100円という手頃な価格が人気。自家製シューマイ390円も好評。
『いせや総本店』店舗詳細
いせや総本店
住所:東京都武蔵野市御殿山1-2-1/営業時間:12:00~22:00/定休日:火/アクセス:JR中央線・京王電鉄井の頭線吉祥寺駅から徒歩5分
【街探検・迷路のグルメ横丁】“昭和”を求めて若い人や外国人も訪れるハーモニカ横丁
吉祥寺駅北口にあるハーモニカ横丁。細い路地に狭い間口の店舗が並ぶ様子が、まるでハーモニカの吹き口に似ていることから名前が付いたという。
1945年ごろから闇市として発展し、その後、商店街として整備されるようになり、やがて現在のような小規模の店が密集した形になったという。
店舗は約100店舗。輸入ジーンズ店『ウエスタン』や和菓子屋の『いせ桜』、早朝から行列する羊かんの『小ざさ』などの物販店のほか、中国料理店『餃子みんみん』やビストロ『キヨ』、焼き鳥屋『てっちゃん』など、さまざまな店舗がそろう。散歩がてらのちょっとした買い物からランチ、本格的な飲みまで、朝から夜遅くまで多くの人たちが訪れている。
迷路のような細い路地を縫うように歩いてみれば、必ずお気に入りの一軒に出合うことができるだろう。
取材・⽂・撮影=アド・グリーン
『東京は奥の方がおもしろい! 東京多摩散歩地図』より