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BEGINや高橋優、HYら出演『Chillin’ Vibes 2023』オフィシャルレポート到着、ファミリーでもゆったり楽しめる音楽イベント

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『Chillin’ Vibes 2023』

10月21日(土)に大阪・万博記念公園もみじ川芝生広場にて開催された音楽フェス『Chillin’ Vibes 2023』。オフィシャルレポートが到着したのでお届けする。

『Chillin’ Vibes 2023』

10月21日(土)、大阪・万博記念公園もみじ川芝生広場でピクニックスタイルの音楽フェス『Chillin’ Vibes 2023』が開催された。本イベントは「MUSIC&RELAX」をコンセプトに、2019年にスタート。自然のなかでピクニックシートを広げ、ゆったりと音楽を楽しめるイベントとして人気を集めている。今年はHY、高橋優、BEGIN、MONKEY MAJIKが出演。さらに真壁陽平(Gt)、隅倉弘至(Ba)、神谷洵平(Dr)、伊澤一葉(Key)によるイベント限定のオリジナルバンド「Ma-bouz(マーボウズ)」も登場。claquepot、JQ from Nulbarich、ビッケブランカ、吉澤嘉代子の4組をゲストボーカルに迎えてパフォーマンスを行うなど、豪華なラインナップが揃った。

『Chillin’ Vibes 2023』

会場は解放感たっぷりの、芝生が広がる万博記念公園内の広場。イベントチケットには特製ピクニックシート付チケットもあり、観客は芝生の上にシートを広げ、ゆったりと座ってステージを眺めることができる。木々に囲まれた自然いっぱいの会場にはたくさんのキッチンカーやバーも展開。イベントは小学生以下の子どもは入場無料ということあり、会場には小さな子ども連れのファミリーも数多く来場。ライブだけでなく、子どもたちも楽しめるプレイゾーンとしてモルックやダブルダッチなどのアトラクションも充実し、一日中遊び尽くせる内容となっていた。

みゆな

イベントはまず、ウェルカムアクトのみゆなのステージから。「笑って」から力強い歌声で丁寧に言葉を紡いでいく。『Chillin’ Vibes』がスタートした2019年に初出演していた彼女。「イベントに戻ってこられてうれしい」と喜びを語ると、<缶ビールを買って>のコール&レスポンスが休日のお昼間にぴったりな「缶ビール」を披露。時折空を見上げながら、遠く、その先へ想いを届けるように歌声を響かせると、ラスト「追いかけて」では後半に進むほどに生命力が満ちていく歌声を響かせ、3曲と少ない曲数ながらも確かな印象を残し、イベント本編へ勢いよくバトンをつないでくれた。

右から大抜卓人、内田絢子
内田絢子

本編スタートを前に、MCを担当するFM802のDJ大抜卓人、内田絢子が登場。極上の音楽体験を楽しんでと、まずはMCを務めたDJ内田絢子によるヨガレッスンからスタート。ライブではなく、ヨガでスタートするのがこのイベントの名物にもなっていて、観客はピクニックシートをヨガマットに代えて、音楽を全身で楽しむためにじっくりと体を伸ばしていく。気持ちの良い風が吹くなか、呼吸を整え、ポジティブなモードに切り替われば、もうこの時点で体も気分もリラックス!

HY

ヨガで頭も体もすっきりしたところに、HYが笑顔いっぱいのライブで観客の気分を存分に高めていく。沖縄の空気をたっぷりまとったSEをバックにメンバーが登場すると、「みなさんの心をHYに預けてくれませんか? この最高の空気をめいっぱい吸い込んで……整った?? HYの音楽を楽しんでいこう!」と1曲目に選んだのは「AM11:00」。さっそくの名曲披露に、会場いっぱいにクラップ&大合唱が響き渡る。リリックに描かれた世界観がいままさにこの瞬間にぴったりとハマっていて、誰もが優しい表情を見せている。

HY

来年で活動25周年を迎える彼らにとって、大阪は沖縄から離れ、初めてライブをした思い出深い場所。「大阪の人は沖縄への愛に満ちている。温かく迎えてくれるのがうれしい」と語り、「帰る場所」へと繋いでいく。誰しもが持つであろう故郷を想う気持ち、そこに触れる仲宗根泉(Key.Vo)の強さと慈愛に満ちた歌声、バンドの柔らかな音色に観客はじっと前を見据えて聴き入っている。さらにそこに沖縄伝統の祭り太鼓や三線、指笛や祭囃子の掛け声も加わり、会場の空気は瞬く間に沖縄に。

HY

ライブ後半は8月に発表された新曲「ワラッタラッタ」で、ポップなバンドサウンドに乗せ、夏が舞い戻ったように豪快にタオルを振り回す。最新曲に続いて披露されたのは「ホワイトビーチ」、バンド初期を代表する大切な楽曲だ。今も色褪せない名曲で観客の心をつかんだところで、より一層記憶に焼きつけるべく、新里英之(Vo.Gt)が会場を練り歩くサプライズも! 最後の一瞬までバンドと観客がひとつになるライブを繰り広げ、全6曲のステージが終了。1組目から満足度の高いライブに大きな拍手が届けられた。

高橋優

高橋優はサウンドチェックから本番さながらの歌声を響かせ、観客の視線を搔っ攫ってしまう。本編ではさらりとステージインすると、「福笑い」から抜群の歌声を響かせていく。弾き語りでのライブとなったこの日、言葉やメロディのひとつひとつが浸透率高く心に届いていく。ギターをかき鳴らす姿は凛としているし、生命力に満ちた歌声は聴く者の心を自然と鼓舞する。

高橋優

高橋に呼びかける観客の声がよく響くことから、「路上ライブみたいで、マイクがいらないね」と、リラックスした様子を見せる彼。『Chillin’ Vibes』の音楽を自然に楽しもうとするコンセプトが素敵だと語り、リラックスしながらみんなと一緒にライブを楽しめたらと、次曲「spotlight」へと繋ぐ。観客は手を掲げて言葉を受け止め、高橋は歌声ひとつで観客の心を掴んで離さない。吹き抜ける風をテーマにしたという「勿忘草」は秋風が吹く野外の会場にぴったりとハマっていて、じっくりと聴き入る人の姿も多い。突風が吹いてスコアのページがふいにめくれてしまうアクシデントもあったが、それもライブの愛嬌。

高橋優

「明日はきっといい日になる」では<明日はきっといい日になる>のシンプルな言葉が子どもたちの心にさらりと入り込んでいたようで、芝生を駆け抜けながら嬉しそうに口ずさむ子の姿に何だか幸せをおすそ分けしてもらった気分に。「この会場にはピースフルな雰囲気、空間が広がっている。外に出ればいろんな現実があるけど、この良い空気が隣の人に、隣の町、国に広がれば」と最終曲に選んだのは「ピーナッツ」。暖かな太陽の光が差し込むなか、人間臭い言葉が詰まった楽曲は自然と心を真っ直ぐにしてくれる。音楽ひとつで笑顔になれる、幸せな時間はあっという間に終わりを迎えてしまった。

『Chillin’ Vibes 2023』

ライブステージの合間には「GOOD MUSIC LOUNGE」にあるDJブースで、DJ AGEISHI、NEWLY、senda、twilightclubsがイベントにぴったりな「チル」な音楽で観客を楽しませてくれた。イベントでは今年からグランピングが楽しめるVIPエリアも登場。のんびりまったりと音楽を満喫できるとあって、チケットは早くから完売するほどの人気を集めていた。また、フリーエリアではミニテントやキャンプチェアなどを広げてライブを鑑賞する人も。観客のなかにはアウトドアに馴染みのある人も多く、キャンプギアを持参している人も多く、なかにはミニテーブルを広げてコーヒーを淹れる人の姿も見られた。ライブはもちろん、空間そのものを楽しめる音楽イベントは近年増えつつあるが、都市型イベントでこんなにも自然いっぱいの中で楽しめる「Chillin’ Vibes」の存在は大きいはず。

MONKEY MAJIK

MONKEY MAJIKのステージ前には小雨が降りライブが一時中断するも、「晴れバンド」だという彼らのお天気パワーで陽が差し込むほどに天候が回復! 「Osaka I Love you! 最後まで盛り上がりましょう!」とご機嫌に声を掛け、「Around The World」から昼下がりにぴったりのチルミュージックで観客の心を和ませていく。季節の彩りや風の流れを音で感じられる彼らのライブは『Chillin’ Vibes』にぴったりで「Together」や「fly」などリラクシングなサウンドに心癒されていく。

MONKEY MAJIK

「関西はまるでセカンドホーム。毎回ライブに来るのが楽しみ」と、関西のファンへ愛ある言葉を贈るフロントマンのメイナード(Vo.Gt)とブレイズ(Vo.Gt)の2人。20年前に制作したという「Livin’ in the sun」はまさにこの日、この瞬間にぴったりのナンバーで心の綻びがするりと解けていくのを感じる。大阪のこの日の気温はぐっと低くなり、時折寒さを感じるものの、タンクトップ姿のブレイズは「ライブで体を温めてしまえば大丈夫!」とさらに観客を盛り立てていく。

少しの寂しさと大きな優しさに満ちたリリックに心掴まれる「ただ、ありがとう」。たったひとつの楽曲だけど、そこには聴く人の数だけ思い出がたっぷりと詰まっていて、笑顔を見せる人、涙を見せる人、じっと目を閉じて聴き入る人、いろんな観客の姿が見える。そのままじっくりと音を紡いでいくと思いきや、「Safari」ではフロントマン2人がご機嫌にギターをかき鳴らし、アップテンポに駆け抜けていく。

MONKEY MAJIK

ラスト「空はまるで」では空高く手を掲げ、バンドと心を通わす観客の姿がとにかく美しくって、グッドミュージックに誘われたのか、全8曲のライブが終わるとステージの後方には美しいダブルレインボーが顔をのぞかせていた。

『Chillin’ Vibes 2023』

会場に広がる芝生は裸足でかけたくなるほどふっかふか。よちよち歩きの子どもも安心して遊びまわれるし、周囲を過敏に気にすることなくイベントを満喫することができる。子育てなどで音楽フェスから離れていたパパやママも「久しぶりのフェスだけど、想像以上に楽しめる」「遊び場があるので子どもが飽きることなくイベントを満喫できる」といった声も上がるほどだ。でも、子どもと夢中になって遊ぶのも素敵だけれど、やっぱりライブはぐっと集中して観たいもの。イベント後半はさらに音楽の楽しさを体感できるステージが続いていく。

ビッケブランカ

真壁陽平(Gt)、隅倉弘至(Ba)、神谷洵平(Dr)、伊澤一葉(Key)によるイベント限定のオリジナルバンド、Ma-bouzのステージ。日本の音楽シーンを代表するミュージシャンによって結成されたバンド、その一発目のゲストボーカルとして加わるのはビッケブランカ。「夢醒めSunset」で極上の音のシャワーを浴びながら、じわじわと体の奥から熱を高めていく。大阪の地が自身の活動において大事なキーポイントとなっていると語り、この日出演できたことを誇りに思うと語るビッケブランカ。また、錚々たるミュージシャンとの共演に恐縮するシーンも。残り1曲の披露だと語ると、観客からは残念がる声があちこちから聞こえる。もちろん、その1曲でとことん盛り上げていきたいとセレクトしたのはキラーチューン「Ca Va?」。ベテランアーティストらによる、問答無用の抜群のグルーヴに心酔するのはビッケブランカ自身も同じ。たまらず激しく踊り、観客とともに昂る熱を放出していく。

吉澤嘉代子

続いては真っ白なワンピース姿で登場した吉澤嘉代子。「未成年の主張」からハイ&キュートな歌声で観客を魅了。かと思えば、「地獄タクシー」では表情も歌声も人が変わったかのように一転し、ダークファンタジーの世界に紛れ込んだような不思議で濃密な音世界で魅せていく。「夢のようなバンド」とMa-bouzとの共演に興奮しきりの彼女。秋の始まりの歌をと、最終曲に「残ってる」を披露。儚くも凛とした歌声に導かれるように、美しい夕陽が煌々とステージを照らしていた。

claquepot

昨年の『Chillin’ Vibes』にも登場したclaquepot。Ma-bouzの4人が「useless」に豊かな色彩を加味させると、そこにclaquepotが癒しの歌声を乗せていく。「detox」ではタイトルのまま、デトックス効果抜群のサウンドで心も体も蕩けさせていく。バンドのグルーヴはゲストボーカルそれぞれで音圧も色彩も変えていて、何度も新鮮な気持ちで聴き込むことができるのがとにかく素晴らしい。「ahead」「ターコイズドリップ」と、心地よさそうに歌うclaquepotの姿を観ているだけで、ついついこちらまで笑顔が伝染してしまう。

JQ from Nulbarich

ラストはJQ from Nulbarichとのステージ。夕焼けの色が濃くなるなか、「Spread Butter On My Bread」からグルーヴィなバンドサウンドでチルな空間を描き上げていく。「NEW ERA」ではJQも夢中になって、バンドが奏でる極上の音を満喫。Nulbarich自身のライブでもステージごとに卓越したアレンジで楽しませてくれるけど、この日のライブではアレンジはもちろん、演奏も抜群に気持ち良くて、ステージはあっという間に最終曲「STEP IT」へ。シンプルなリリック+ダンスで構成された楽曲で体を盛大に動かし、新陳代謝を高めたところで、スペシャルバンド&ゲストボーカルによるステージは終了。

BEGIN

イベントのトリを務めるBEGINは「三線の花」の柔く暖かな楽曲からライブスタート。比嘉栄昇(Vo)の三線の音色は感情を震わせるものがあり、心の綻を自然と緩まる。3人のお囃子は迫力だけでなく哀愁もあって、心が鼓舞されるだけでなく無性に涙腺が緩んでしまう。たった1曲のステージだというのに、早くも心のバロメーターが振りきれそうだ。

BEGIN

続く「海の声」はメインボーカルを島袋優(Gt.Vo)が担当。観客がシートに座り、体を揺らす様子は海が優しく波打つ様のようで、それを眺めているだけで心がほっこりしてくる。名曲「島人ぬ宝」が流れると観客は自然と立ち上がり、みんなで「イーヤーサーサー!」「スィスィサーサー!」と大合唱! これまで何度も聴いてきた楽曲とあって、観客の息もぴったり。しかし3曲を披露したところで、ライブは早くも残り1曲に……。

BEGIN

もちろん大トリのステージが4曲で終わるわけもなく、最後に1曲……と打ち鳴らしたのはBEGIN名物の「マルシャメドレー」だ。この日はノンストップ25分勝負で、「バルーン」からご機嫌なマルシャメドレーがスタート。彼らのライブでおなじみのマスコットキャラ「マルシャンちゃん」も登場し、マルシャンちゃんのダンスに合わせて、みんなでステップを刻み、踊りまくる。上地等(Pf.Vo)のメロ、比嘉のウォッシュボードから飛び出すビートもご機嫌だ。

BEGIN

「マルシャ」アレンジはとにかくいつだって楽しくって、「上を向いて歩こう」「明日があるさ」「笑顔のまんま」とBEGINの魅力をぎゅーっと詰め込んだ、子どもも大人も自然と踊ってしまう名曲が次々と披露されていく。会場は陽が沈み、気温もひんやりとしてくるけれど、ハイテンションなライブは止まることはなくて、時間を追うごとに体がポカポカとしてくる。

「オジー自慢のオリオンビール」ではビールを掲げて踊り、最後にきゅーっと飲み干す人のなんと多いことか! ラスト「ソウセイ」までハイテンションなまま突き進んだメドレーが終わると、ステージの光に照らされた観客の表情は誰もがみんな素敵な笑顔を見せていた。ライブはラスト「涙そうそう」でたっぷりの充実感で心を満たし、全4曲のステージが終了。

BEGIN

イベントも無事終わり、帰路につく観客からは「来年はシャボン玉を持っていこう」「次はテーブルとキャンプチェアがいるね」と、早くも来年の計画を立てる人の声があちこちで聞こえた。イベント名が掲げられたエントランスでは記念撮影する人の姿も多く、最後まで余韻たっぷりのなかで幕を閉じた『Chillin’ Vibes 2023』。来年、さらに充実した「MUSIC&RELAX」な空間で素敵な時間を過ごせることを期待したい。

取材・文=黒田奈保子 撮影=渡邉一生、松本いづみ

次のページ:フォトレポートを掲載!


●みゆな

みゆな

●HY

HY
HY
HY
HY
HY
HY

●高橋優

高橋優
高橋優

●MONKEY MAJIK

MONKEY MAJIK
MONKEY MAJIK
MONKEY MAJIK
MONKEY MAJIK
MONKEY MAJIK

●Ma-bouz

Ma-bouz&ビッケブランカ
Ma-bouz&吉澤嘉代子
Ma-bouz&claquepot
Ma-bouz&JQ from Nulbarich

●BEGIN

BEGIN
BEGIN
BEGIN
BEGIN

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