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愛猫の『死期が近づいている』ときにやるべき5つのこと 愛猫のためにできる最期のご奉仕

ねこちゃんホンポ

1.動物病院へ連れて行く

愛猫が高齢になり、いつもと違う様子を感じたら動物病院を受診するようにしましょう。

死期が近づいているようであれば、獣医師から「延命治療」か「緩和治療」のどちらを望むのかを聞かれます。

延命治療とは、病気の治療をして少しでも長く生きられるようにする方法です。猫の病気の有無や症状によって内容は異なりますが、基本的には入院や通院をすることになります。

緩和治療とは、病気を治すことよりも穏やかに最期を迎えられるようにする方法です。大きな病気がない場合や、苦しい治療を望まない場合はこの方法で看取ることになります。

病気の状態によっては、治療を受けながら自宅で過ごすなど、事情に合わせた対応も可能なことが多いので、獣医師に相談して最後の過ごし方を決めるようにしてくださいね。

2.穏やかに過ごせる環境を整える

入院の必要がなく、自宅で看取る場合は愛猫が穏やかに過ごせるように環境を整えてあげましょう。

今までのように家の中を自由に歩き回ることができなくなり、寝ている時間が増えてきます。

体に負担がかからないように柔らかいベッドを用意し、餌や水を口にしやすいよう近くに置いてあげるようにしましょう。

また、トイレに行くのも大変になるので、低めのトイレに替える・おむつを使用するなどの対策をとる必要があります。

家の中にお気に入りの場所があるのなら、そこを寝床にしても良いかもしれませんね。今まで以上に温度調整や騒音対策を徹底し、ストレスにならないように環境作りをしていきましょう。

3.死期が近づいているときのサインを理解しておく

猫の死期が近づいているとき、さまざまなサインを出してくれます。あらかじめサインを知っておけば、いざという時に慌てずすぐに対応することができるので覚えておきましょう。

✔口呼吸をする
✔毛並みが悪くなる
✔ご飯を食べなくなる
✔身体のニオイが変わる
✔いつもと違う甘え方をする
✔夜鳴きをする
✔「てんかん」や「けいれん」が起きる

などの症状があらわれることがあります。

認知症になると、夜鳴きや粗相をすることがあるので様子に異変がないかよく観察するようにしてください。

また、猫は死期が近づくと「死臭」がしてニオイが変わることがあります。体内の老廃物などが原因で、腎臓病がある猫は口からアンモニア臭を感じることがあります。

このようなサインが見られたらすぐに動物病院を受診し、愛猫の最期を迎える覚悟をしておくようにしてください。

4.愛猫のボディケアをする

猫が加齢により体力が衰えてくると、毛づくろいができなくなります。猫は綺麗好きなので、私たちが代わりにブラッシングをして体を綺麗にしてあげましょう。

ぬるま湯を絞ったタオルで体を拭いてあげるのもさっぱりするのでおすすめです。

また、老猫は排泄も難しくなるため、お尻周りが汚れやすくなります。トイレの後は汚れていないか確認し、こまめに拭いてあげるようにしましょう。

自力での排泄が難しい場合、マッサージすることで排泄を促すことができます。いざという時のために獣医師にやり方を聞いておくのも良いかもしれませんね。

5.亡くなった後のことを考えておく

愛猫がいなくなることを考えるのはとても苦しいですが、生きているうちに亡くなった後のことを考えて準備しておくのも飼い主の務めです。

葬儀の方法を事前に決めておくことで、亡くなった後に慌てたり後悔することがなくなります。

特に葬儀屋は信頼できるところにお願いしたいですよね。事前に調べておくことで、愛猫を丁寧に弔うことができますよ。

また、愛猫が亡くなった後に心配なのが「ペットロス」です。愛猫がいなくなった後も私たちは生活していかなければなりません。

辛い気持ちを吐き出せる場所を作ったり、趣味を見つけておくのも良いかもしれませんね。

なかにはペットロスにより日常生活に支障が出てしまうこともあります。悲しみがなくなることはありませんが、今のうちから私たちのメンタルケアも考えておきましょう。

まとめ

愛猫がいなくなることなど考えたくはありませんが、いつか必ず訪れます。そしてその最期を看取るのが私たち飼い主の務めです。

老化による死期のサインがあらわれたときは、なるべく愛猫と一緒にいられるように時間を作るようにしましょう。

私たちと同じように、死を感じている猫もまた不安を抱いています。できる限り側にいてあげて、不安を和らげてあげるようにしてください。

一緒にいる時間を増やすことで、容体が急変したときにもすぐに対応することができます。

大切な愛猫の最期の時間を、少しでも幸せなものにしてあげられるよう、しっかりと準備をしていくようにしましょうね。


(獣医師監修:加藤桂子)

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