スキンケアのせいじゃない!?「55歳頃からほおがたるむ」の原因は“顔の骨”の減少の可能性あり
55歳頃には、ほおがたるんで老け顔に
手足より顔の骨から減っていく
もっとも早くから減るとされているのが顔の骨です。特に下あごの骨は顕著で、なんと55歳頃にはすでに減り始めるといわれています。ほおがたるむ、老け顔に見えてきたといった老化現象は「肌ではなく骨のせい」という可能性もあるのです。
実は、骨は衝撃を加えることで鍛えることができ、骨密度をキープすることが可能です。例えば、歩いたり走ったりすることでも骨に衝撃が加わります。つまり、手足の骨なら日常生活で鍛えることができるわけです。ところが、顔の骨には日常的に負荷がかかりません。顔の骨から減っていくのはそのため。とはいえ、予防策がないわけではありません。骨を鍛える代わりに、日々の食事で骨を守る栄養素を補うようにしましょう。
最も必要な栄養素は、骨の材料となるカルシウム、カルシウムの吸収を促すビタミンD、骨にカルシウムを定着させるビタミンKの3つ。更年期以降は、これらが含まれる食品をより意識してとるようにしましょう。ビタミンDの補給には日光浴もおすすめ。10~15分くらい太陽の光にあたると、皮膚でビタミンDが生成されます。
手足の骨なら、ウォーキングや軽いジョギング、なわとびのほか、軽くジャンプするような運動が効果的です。ただし、ひざや足首の関節に負荷をかけすぎないよう注意してください。また、年に1回は骨密度をチェックすることも大切です。
骨に衝撃を加えると骨密度を保つことができる
骨に物理的な衝撃が加わると、骨芽細胞が骨形成を促します。
重力や衝撃(振動)は骨の強化にもつながります。
顔の骨から減り、たるんだ顔に
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 更年期の話』著:高尾 美穂
【著者紹介】
高尾美穂(たかお・みほ)
医学博士・産婦人科専門医。東京慈恵会医科大学大学院修了。同大学附属病院産婦人科助教、東京労災病院女性総合外来などを経て、女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道の副院長に就任。日本スポーツ協会公認スポーツドクターで、ヨガ指導者でもある。「すべての女性に、よりよい未来を」をモットーに、医療、ヨガ、スポーツの3つの活動を通じ、専門的な知識をわかりやすく伝える啓発活動にも積極的に取り組み、テレビなどのメディア出演、講演活動、stand.fm「高尾美穂からのリアルボイス」でメッセージを発信するなど、多方面で活躍中。『今日も一日ご機嫌で 高尾美穂流生き方ガイド 体も心もいい感じ』(清流出版)『高尾美穂のオトナ世代のこころとからだ相談室』(扶桑社)など著書多数。