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こんな楽しみ方があった!青森で体験したい非日常な冬の旅【星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル】

ウレぴあ総研

「人生に一度は見たほうがいい」と知り合いに勧められた「氷瀑」。12月下旬~2月の間、冬の青森で見られるということで、お得に青森連泊が楽しめる「のれそれ青森旅キャンペーン」を利用して、いざ現地へ。

【写真81枚】冬の絶景「氷瀑」ほか青森おすすめ体験&激ウマグルメ

今回はその2泊3日の青森旅道中の感動体験&激ウマグルメを紹介していきます。

「のれそれ青森旅キャンペーン」とは?

1日4便運航中の羽田=三沢線を活用し、連泊・転泊で青森の魅力を存分に楽しんでもらおうと、青森県×JAL×星野リゾートが合同で実施しているお得な旅キャンペーン(実施期間:12月1日~3月31日)。

JALダイナミックパッケージ星野リゾート特別プランなどを販売中。2/29まで、宿泊券やグルメが当たる、三沢=羽田空港搭乗キャンペーンも実施しています。

今回はJALを利用して、羽田空港から青森県・三沢空港へ。

東京発初便で行けば、1日めから青森がめいっぱい楽しめるということで、7:35AMの羽田発のJAL便に乗り、青森の三沢空港へ。80分という快適な長さのフライトで、8:55AMに無事到着しました。

三沢空港近くのおすすめ立ち寄りスポット

三沢市寺山修司記念館

ホテルチェックインまで時間があったので、三沢空港近くにある「三沢市寺山修司記念館」へ立ち寄ってみました。

こちらは演劇や映画・短歌・詩といった分野でで異才中の異才と言われ、47歳という若さで急逝した寺山修司の記念館。

外観からすでに寺山修司のアングラな世界観が感じられ、建物の壁には和田誠や俵万智らのメッセージも。

館内は生前のインタビュー映像や、興行ポスター、彼の劇団を彷彿とさせる舞台小道具などが展示されていて、彼の特異な才能を身近に感じることができます。

また、机型の展示ケースに隠されている寺山作品を自力で探す体験型展示が人気を集めています。

<DATA>
三沢市寺山修司記念館
〒033-0022 青森県三沢市大字三沢字淋代平116-2955
開館時間:9:00~17:00 (入館は16:30まで) 月曜休館
大人 550円 大学・高校生 110円 小中学生 60円 未就学児無料(※企画展開催中)

ツアーの拠点は大自然を満喫できる「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」

記念館を出た後は、奥入瀬渓流沿いに建つ「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」へ。

「渓流スローライフ」をコンセプトにしている滞在型リゾートホテルで、アクティビティが充実。ネイチャーガイドも常駐しています。

ホテルに入ると、岡本太郎作の大暖炉がドーンとお出迎え。大きな窓の外には奥入瀬渓流の雪景色が広がり、ゆったりとくつろげる空間が広がります。

今回はこのホテルを拠点にいくつもの非日常体験に出会えたので紹介していきます。

感動体験1:氷の絶景「氷瀑ライトアップツアー」

まずは今回の旅の一番の目的である「氷瀑ライトアップツアー」に参加しました。

夕食後、ホテル内にある「渓流BASE」に集合した後、バスで夜の奥入瀬渓流の名所2ヶ所へ。

目的地までは雪道で明かりもないので、手軽に参加できるのは大変ありがたく、軽装でもOKなのが嬉しい限りです。

まずは名所のひとつ、馬門岩に到着。

岩場を見上げると、手つかずの自然だけで造られた氷柱に圧倒されます。

青・ピンク・紫・黄色…と目の前に広がる氷瀑は照らされる光によって表情を変え、幻想的な氷と雪の造形美に酔いしれます。

外国人観光客も周りに多く、スタッフに聞くと、雪をあまり見たことがない台湾人が最近増えているそうです。

氷瀑見学後は奥入瀬名所の2か所目、石ヶ戸の瀬へ。こちらも暗闇の中に浮かび上がる、渓流の雪景色は陰影が美しく、墨絵のようでもありました。

夜空の空気が澄んでいて、美しかったのも忘れられません。

氷瀑は 12月下旬から3月中旬まで楽しめるとのことです。

感動体験2:ネイチャーガイドが穴場を案内「冬の国立公園プライベートツアー」

もし、お金と時間に余力があったら、ぜひおすすめしたいのが「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」で1日1組限定で行っている「冬の国立公園プライベートツアー」。

プロのネイチャーガイドが参加者の体力や要望に合わせて、普通の人では行けないような場所や、長さ約14キロもある奥入瀬渓流の穴場フォトスポットなどを懇切丁寧に案内してくれます。

こちらでも夜の氷瀑ツアーで立ち寄った馬門岩へ。昼間に見る自然光に照らされた氷瀑はひときわ透明感があり魅了されます。

ガイドさんいわく、青森の氷瀑は湧き水がじわじわと凍ってできるもので、2月になるとさらに氷が分厚くなって迫力が増すとのこと。

奥入瀬には滝の名所も数多く点在していて、滝の氷瀑も楽しめるツアーとなっています。

また、ガイドさんが教えてくれたのですが、このツアーで綺麗すぎて歓喜したのが「苔」なんです。

奥入瀬渓流は、日本国内1800種類ある苔のうち、300種類が生息していて「日本の貴重なコケの森」に選定されているそうです。

そしてこの時期は「氷の中に生えている冬の苔がたまらなく美しい」とのこと。

苔から水がしたたった「苔の滝」も他では見られない美しい景観でした。

<DATA>
国立公園プライベートツアー
期間:2023年12月15日(金)〜〜2023年3月26日
時間:9:00〜12:00/13:00〜16:00
含まれる内容:ガイドによるツアー、防寒スノーウェアの無料レンタル(大人サイズのみ)、スノーブーツ、ティータイム
料金:1名¥13200 定員:1組6名

感動体験3:苔を知り、苔を思う存分楽しむ「苔づくし」

「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」は苔を知り、苔を思う存分楽しむ仕掛けがいっぱいです。

中でも「苔スイートルーム」は床やベッド・洗面所からトイレにいたるまで、いたるところに苔が敷き詰められた苔ラグジュアリーな客室です。

奥入瀬渓流が一番間近に見える部屋で、自然や草木の温かさに包まれているような気持ちになり、ほっこり癒されます。

こちらのスイートルームを利用すると、朝食は「苔モーニング」が部屋で楽しめます。

苔が生息する奥入瀬の風景をイメージさせる朝食が目と舌で楽しめます。

<DATA>
苔スイートルーム
料金:94890円~(2名1室利用時1名あたり、税込)
内容:苔スイートルームへの宿泊(1泊2日)、夕食ビュッフェ、苔モーニング、こけ玉作り体験、苔さんぽ

なお、こちらのホテルではこけ玉づくり体験も楽しめます。苔を触っているだけで、不思議と心休まり優しい気持ちになれます。

体験ものは苦手でしたが、初心者でもわかりやすい解説で、あっという間にこけ玉が作れました。

こけ玉は家に持ち帰って、枯らさない限り楽しめます。体験は気軽に参加でき、思い出にも残るので、ぜひ家族や大切な人と参加してみてはいかがでしょうか。

続いて青森で出会った激ウマグルメの紹介もしたいと思います。

激ウマグルメ1:フレンチレストラン「Sonore(ソノール)」

まずは「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」の中にあるフレンチレストラン「Sonore」。

こちらは、地産地消の食材をいかしたフランス料理のコースメニューが楽しめます。海鮮がメインで、サメなどの変わった料理も楽しめます。

コースの最初は雪がしんしんと降る渓流テラスにある、かまくらの中で食すアペリティフ。

奥入瀬渓流をイメージした器に1品ごとこだわりの前菜が美しく盛られています。

今回、ペアリングが11000円で楽しめるということで選択しました。食・飲み物にこだわったソムリエとの会話がはずみ楽しいのでおすすめです。

また脇役に思われがちなパンはカリふわでコクもあり、もはや主役級の美味しさ!これだけでもりもり食べられます。

海鮮だけでなく、肉も熟成肉にこだわりをもっていて、驚きのウマさでした。

激ウマグルメ2:ピザ

ホテルの近くにあった「石窯ピザOrtolana(オルトラーナ)」はランチにおすすめな野菜がおいしい窯焼きピザ。

看板メニュー、野菜いっぱいの「オルトラーナ」と店員さんにおすすめされた「長芋とにんにく」のピザをハーフ&ハーフで注文。

ピザがくるまでの間、奥入瀬にはクラフトビールもあるということでヴァイツェンとダークラガーの2種を注文して飲み比べ。

ヴァイツェンは飲みやすく、ダークラガーは独特の苦味とコクがあります。外は寒くても、店内は温かいので、雪見ビールはひときわ美味しく感じられました。

そして石窯で焼かれた出来立て熱々ピザがテーブルに運ばれてきました。

青森は長芋とにんにくが有名ですが、一口かじると長芋がほっこりしていておいしい。「オルトラーナ」も野菜の甘みが口の中にふわっと広がり食べごたえも抜群です。

なお、こちらのお店は「青森こだわりのグッズ」も販売していて、青森県をデザインしたTシャツがかわいくて、思わず購入してしまいました。

<DATA>
石窯ピザ Ortolana
〒034-0301 青森県十和田市大字奥瀬字栃久保11-253
【営業時間】11:00から15:30(14:30ラストオーダー)

激ウマグルメ3:りんごスイーツ「あら、りんご。」

最後に青森といえば、りんごスイーツ。

奥入瀬渓流ホテルから徒歩3分ほどの観光案内所の中にあるりんごスイーツショップ「あら、りんご。」は、スイーツを食べたあと、お土産探しができるのも嬉しい。

こちらのお店は1年を通して、その時にいちばんおいしい青森県産のりんごを厳選。りんご本来の味が引き立つレシピで作ったスイーツやドリンクが楽しめます。

まずは星野リゾートの人スタッフイチ推しの「旬の蜜入りりんごを使ったアップルパイ」を購入。いまの旬のりんごはトキで、こちらのスイーツもその時々で、りんごの種類が変わるそう。

ジャムではなく、まるまるりんごが使われたパイなので、甘いものが得意でない人でも美味しく食べられます。

お店のオーブントースターでちょっと焼いて食べると、ほっこり甘くて思わず笑顔になれる美味しさでした。

りんごパイも甘じょっぱく、思ったより軽めでサクサクと美味しく食べられておすすめです。

<DATA>
あら、りんご。
青森県十和田市大字奥瀬字栃久保183 奥入瀬渓流館(奥入瀬フィールドミュージアム内)
営業時間 9:30〜17:30 定休日 不定休

今回訪れた「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」では、青森ならではの自然と食の豊かさをじっくりと体感できた貴重なひとときでした。

レストラン「Sonore」の食事の最中、めったに見られない野生動物、テンに出会えたのも印象的でした。

心洗われるような自然と五感を刺激する美味しい食事に出会える「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」。ぜひここを拠点に青森滞在の一期一会を満喫してみてはいかがでしょうか。

<DATA>
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
所在地 :〒034-0301 青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
電話 :050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
客室数 :187室・チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00
料金 :1泊24000円~(2名1室利用時1名あたり、税込、夕朝食付)
アクセス:JR 八戸駅・青森駅から車で約90分(無料送迎バスあり・要予約)

ウレぴあ総研の記事「【青森】美肌の湯と美味探訪!「界 津軽」冬のぜいたく温泉グルメ旅 」に続きます。

(mimot.(ミモット)/後藤 晴美)

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