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俳句は「歴史の証言」 全国大会に110人〈川崎市高津区〉

タウンニュース

講評の様子=主催者提供

高津区文化協会主催の高津全国俳句大会が、11月14日にてくのかわさきで開催された。14回目となる今回は、全国から110人が参加した。

今大会には、事前募集で317人があわせて1272句を出品。現代俳句協会の石寒太さんや俳人の夏井いつきさんらにより特選9句、入賞9句が選ばれ、会場で講評と表彰が行われた。

大会では、特別ゲストとして相模原市在住の写真家、江成常夫さんが登壇。「アジア太平洋戦争」をテーマにさまざまな撮影をしてきた江成さんが「鎮魂―鬼哭の島」と題して映像を交えながら講演した。江成さんの20年にわたる撮影の中から、ガダルカナル島やレイテ島などに放置されている日本兵らの遺骨や、弾痕のある軍靴などの写真106点を紹介。今も100万余りの遺骨が放置されていることなどが語られた。

後半には江成さんと石さんによる対談も実施。「写真も俳句も歴史の証言である」と語られると、参加者は「ものや出来事の奥にあるもの、命をもっとしっかりと見つめて作句していきたい」と話していた。主催の文化協会のたむら葉さんは「薄氷を踏む思いで実施したが、多くの感想や感謝の言葉が寄せられ本当に良かった。文化のまち高津をますます俳句で盛り上げることができたら」と振り返った。

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