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四日市市の森智広市長が3選へ立候補の意思を表明、「プロジェクトを完成することが使命」

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市議会本会議で3選への立候補の意思を表明する森智広市長

 三重県四日市市の森智広市長は7月2日、11月17日告示、同24日投開票の市長選に、3期目をめざして立候補する意思を表明した。定例月議会の最終日、本会議場で「私の決意」として述べた。中央通り再編成、新図書館や新大学設置など戦後最大ともいわれる市の変革が走り出しており、この大プロジェクトを完成させるのが自らの使命だと断言した。

 森智広市長は子育て、教育で選ばれる住みやすい都市をめざし、医療費の窓口無料化を18歳まで拡大し、認知症の対策なども進めたとした。さらに、現在、中心市街地再開発や新大学誘致など、あらたな都市基盤を築き、若者に支持されるまちにする大きな挑戦をしており、時に壁にぶつかることもあるだろうが、自らが中心になり、市民、議会、職員らとともに進んでいきたいなどと語った。

 表明後、記者からの質問に答え、「日本は人口減少の局面にあるが、その中で、いかに強い市を成り立たせるかが問われているタイミング。大きなプロジェクトを完成させるのが使命と思っている」などと話した。「政党からの推薦などを含め、立候補の枠組みなどは、これから相談して決めたい」とし、3期目への公約は「9月末から10月あたまには出したい」と話した。

議会での表明後、記者の質問に答える森智広市長

 森市長は現在、46歳。水沢地区の生まれで、立命館大学理工学部卒、早稲田大学公共経営研究科修了、中央青山監査法人、あらた監査法人などに勤め、森智広公認会計士事務所を設立。2011年の市議選でトップで初当選、2015年もトップ当選。2期目途中の2016年、市長選に立候補し、新人同士の激戦を勝ち抜いて市長に初当選した。2020年の市長選は無投票で再選した。

 森市長の3期目への意思表明の大筋は以下の通り。

 私は、就任当初から、四日市を東海エリアをリードする「元気都市」へと導くという強い想いを持ち、市政運営にあたって参りました。思い起こすと、2期目のスタートは新型コロナウイルス対応の真っただ中で、その脅威から市民の皆様の命や健康、そして生活を守ることを第一に、県内唯一の保健所政令市という強みを生かし、現場の最前線で職員が一丸となり、業務に取り組みました。

 新型コロナは2類から5類へ移行され、まちのにぎわいはコロナ前の状況を取り戻そうとしています。しかし、我々の生活は、長い人口減少、少子高齢化の局面にあり、物価高騰等の新たな課題も市民生活に大きな影響を与えています。特に、地方から大都市への人口移動が進む今、地方都市は極めて厳しい状況です。

 一方、四日市は名古屋を中心とする経済圏の西に位置し、強固な産業や三重県最大の人口を有し、大きな可能性を持っ都市であります。本市は、人口減少局面への対応を行いながらも、当エリアの中核都市として、このまちが持つ可能性を形にし、産業の発展、まちの機能向上、市民サービスの拡充に努め、当エリアを牽引するまちとして魅力を高め続けなければなりません。

 私は、就任当初から「子育て・教育」に関する取り組みを中心に置き、「子育てするなら四日市」「教育するなら四日市」というスローガンを掲げ、子育て世代に選ばれるまちづくりを目指してきました。

 「こども医療費助成制度」では、窓口負担の無償化の拡大、所得制限の撤廃を行い、この9月からは対象年齢を18歳年度末までへと拡大します。また、学校教育の場においても、本市独自の給付型奨学金制度の創設や中学校での食缶方式による完全給食等を実施して参りました。

 また、健康寿命の延伸、認知症対策にも力を入れ、「ARUKU」プロジェクトを推進するとともに、県内で初めて「認知症フレンドリー宣言」を行い、重症化予防のための早期診断事業を開始し、「介護予防」と「認知症支援」に取り組む拠点施設「ステップ四日市」を開設しました。

 そして、本市の未来を創る「中心市街地再開発プロジェクト」が本格的に動き出してきました。この事業により、まちの玄関口である中心市街地の機能を大きく高め、企業や市内外の方々から支持されるまちへと成長させていきます。現在、この「再開発プロジェクト」が呼び水となり、数々の民間投資が生まれています。市の「再開発プロジェクト」と民間投資の好循環を確実なものにし、本市の成長エネルギーに変えていかなければなりません。

 加えて、JR四日市駅前での大学設置については、ものづくり、産業都市として発展を遂げてきた本市の新たな産業基盤を築く、重要な取り組みになります。

 我々には、20年後、30年後も持続可能で、日本の経済を支える産業都市として、多くの人々を魅了し、若者から支持される四日市を創っていく責任があります。その責任を果たすため、今、本市は、新たな、そして、とてつもなく大きな挑戦の道を歩いています。

 誰も経験したことのない、多くの困難が伴う取り組みであり、大きな壁にぶつかることもあります。しかし、困難に屈することなく、まちの未来のため、自らが中心になり、市民の皆様、市議会の皆様、そして、市役所の仲間とともに、力を合わせ、当プロジェクトを完遂させることが、自らの使命であると考えています。そして、それが、私の覚悟でもあります。

 この場にて、11月に行われる四日市市長選挙への出馬を表明致します。以上が私の決意表明となります。

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