理念体系を山登りに見立てる構成を評価 パーソルHD、「社内報アワード2025」ゴールド賞
パーソルホールディングス(東京都港区)は9月4日、グループビジョン浸透を目的とした「カルチャーデック/登山家診断コンテンツ」が「社内報アワード2025」でゴールド賞を受賞したと発表した。
理念体系の成り立ちや価値観を広める社内報「カルチャーデック」
「カルチャーデック」は、理念体系の背景や価値観をわかりやすく示し、パーソルホールディングスの社員だけでなく、多くの人に理念への理解を深めてもらうことを目的に作成された。
同社は、2023年5月「パーソルグループ中期経営計画2026」で、グループビジョン実現のため、新しい要素として「ありたい姿」を掲げた。同社の理念体系は、経営理念、行動指針、グループビジョンと合わせた4つの要素で構成されている。
カルチャーデックでは、この理念体系を山登りに見立てることで、同社が大切にしている思いや、これから実現したいことのつながりを直感的に理解できる構成。
具体的な位置付けは、「山登りの始まり=経営理念」「山登りの道しるべ=行動指針」「目指す山頂=ありたい姿」「山頂からの景色=グループビジョン『はたらいて、笑おう。』」となっている。
また、同社は「カルチャーデック」の世界観を学べるWebコンテンツとして、「登山家診断コンテンツ(はたらくヒントを発見!登山家タイプ診断)」を公開。ゲーム感覚で楽しみながら学ぶことで、これまで理念体系に触れる機会が少なかった社員にも、理念への関心や理解を深めるきっかけを提供することを目的としている。
この診断ツールでは、複数の設問に答えると、仕事に生かせるヒントや自分の強みを知ることができる。診断結果には、動物に見立てた5種類のキャラクターとそのタイプが表示される。
斬新な企画と高いデザイン性 「社内報アワード」受賞につながる
今回、ウィズワークス(東京都新宿区)が主催した「社内報アワード2025」では、「紙社内報部門」「Web/アプリ社内報部門」「動画社内報部門」「特別部門」の4部門に、全国224社より505企画のエントリーがあった。
パーソルホールディングスの企画担当者は、「カルチャーデック」では、理念体系を構成する4つの要素の意味とつながりを丁寧に示し、誰もが理解できる形で表現することを意識したという。
また、登山家診断コンテンツについても、キャラクターや表現に工夫を凝らし、楽しみながら利用できる設計にすることで、行動指針やビジョンを身近に感じられるように意識したとし、新たな気付きを得るきっかけになればと期待を示す。
パーソルホールディングスの発表の詳細は同社公式リリースにて確認できる。