崩壊寸前の家族が“霊の存在”を介して語り合う「認識」「動揺」「措置」3種の本編映像『プレゼンス 存在』
監督スティーヴン・ソダーバーグ×脚本デヴィッド・コープが手掛ける新感覚ホラー『プレゼンス 存在』が、3月7日(金)より公開される。ロサンゼルスのスティーヴン・ソダーバーグ邸で実際に起きた出来事をきっかけに生まれた本作は全編“幽霊目線”の一人称という特殊性が取りざたされるが、中心に描かれるのはある存在の恐怖と、そして家族の崩壊。その一端が垣間見える本編映像が解禁となった。
“幽霊目線”で家族の物語を描く
本作は、全編が“幽霊目線”の一人称で描かれ、観る者が幽霊と一体となる実験的野心作。崩壊寸前の4人家族が引っ越してきた大きな屋敷。10代の少女クロエは家の中に自分たち以外の何かが存在しているように感じてならない。幽霊目線で家族の物語が描かれる。
『オーシャンズ』『マジック・マイク』シリーズや『セックスと嘘とビデオテープ』の監督スティーヴン・ソダーバーグと、『ミッション:インポッシブル』『スパイダーマン』『ジュラシック・パーク』など映画史に残る数多くのスタジオ作品を生み出した名脚本家デヴィッド・コープが手掛ける、異様で不穏、そしてエモーショナルな新感覚ホラー。
出演は、ルーシー・リューなどのベテラン俳優から、『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』USリメイク版の主演に抜擢され注目を集めたカリーナ・リャンなど若い才能が起用。2024年サンダンス映画祭でワールドプレミア上映され、『パラサイト 半地下の家族』『燃ゆる女の肖像』など、いま「A24」と並び映画ファンの注目を浴びるスタジオ「NEON」がアメリカ配給権を獲得し、2025年1月24日から全米公開、スマッシュ・ヒットを記録中だ。
今回公開された本編映像は全部で3種。家の中にいるであろう、ある存在に対する認識、動揺、措置の三段階が表されている。
本編映像① “認識” 家にいる「 」について
引っ越しをしてから家の中にいる何かを感じ取っているクロエ。物が動いたり、何か強烈な想いを感じることもあるという。家族へ相談するも何も感じていない面々はそれぞれ、娘の精神状態を心配する父、妹のせいで学校で馬鹿にされるとつっかかる兄、そして我関せずの母と反応も様々。仲睦まじいとは言えない、不安定な家族の関係が露呈する。
本編映像② “動揺” 家族が体験した「 」について
妹のクロエだけが感じ取っていた何かについて、明確に家族全員が感じ取ってしまう出来事が起こる。急いで家を出てポーチで話し合おうとするが…止めていた煙草を吸い始める母レベッカ、さらに妹につっかかる兄タイラー、怒る父クリス。姿を現さない何かに怯え、音を立てて家族が崩壊してゆく。
本編映像③ “措置” 家族で語る「 」について
前の持ち主の時からこんなことがあったのではと勘ぐるも、どうもそうではないようだ。そこで不動産屋の姉が千里眼の持ち主だという話しから、家に招くことに。存在を実際に感じ取った家族だったが、妹&父とは明らかに温度感が違う兄&母。一体、この家にはなにが“存在”するのか。本当に怖いのは幽霊か、人間か…。五感の全てを刺激する本作の断片が一斉解禁となる。
『プレゼンス 存在』は3月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開