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清川村 「行動」で暮らしを守る 新春村長インタビュー〈厚木市・愛川町・清川村〉

タウンニュース

岩澤吉美清川村長

2021年の幕開けにあたり、本紙では岩澤吉美村長に恒例の新春インタビューを行った。岩澤村長は、コロナ禍での複合災害への備えや村制65周年事業などについて語った。(聞き手/本紙編集長勝浦勝)

――明けましておめでとうございます。まずは昨年の印象深かった出来事をお聞かせください。

やはり、新型コロナウイルス感染症への対応と各種イベント中止が非常に大きな出来事でした。「青龍祭」や「宮ヶ瀬ふるさとまつり花火大会」が中止となり、「宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい」はメインのジャンボツリーのみを点灯するなど、村内の賑わいやコミュニティの形成にも影響がありました。

村としましても補正予算を計上し、村内事業者への支援やインフルエンザ予防接種費助成を全村民対象に拡充するなど、村民皆様の健康と命を守るための施策に取り組んでまいりました。子どもたちの健康と保護者の支援として、小中学校へのパーテーション設置や校内水道の自動水栓化、給食費全額補助、高等学校に通う生徒のバス定期代全額補助などにも取り組みました。

また、コロナ対策だけでなく、村民の安全安心な暮らしのために、人通りの少ない区間への防犯カメラ設置や防犯灯LED化を進め、ICT教育の推進を図るため、タブレット端末をさらに活用するための周辺機器の整備も進めました。

――住民との懇談会は昨年も数多く開催されていました。

住民懇談会につきましては、幅広い声を聞くために村長就任当初から実施しています。一昨年は自治会館等で開催しましたが、昨年は感染症対策として様々な団体の会合等に参加させていただき、意見交換を行う形式でお話を伺いました。商工業や老人会など既に12回ほど行いましたが、まだまだ回り切れていないと実感しています。村の施策は住民のために行うものですから、丁寧に声を聞き、できることから村政に反映させていきたいと思っています。

――2019年の台風第19号で被害を受けた県道70号は今なお通行止めが続いています。コロナ禍で避難所の感染症対策など、新たな対応が必要になります。

昨年は幸いにも村内を大型台風が通過することはありませんでしたが、自然災害と感染症対策が重なる複合災害への取り組みの大切さを感じています。昨年村職員で複合災害を想定した避難所開設訓練を実施したほか、避難所内で空間を仕切るためのテントなど避難所用品も拡充しました。

村制65周年は全村民で祝福

――今年の重点施策をお聞かせください。

昨年4月に続き2度目の緊急事態宣言が発令されました。コロナの収束が見えない中で、治療にあたっている医療機関の皆様や関係者の皆様には心から感謝しています。村民の皆様に健康でいていただくために感染症対策には引き続きしっかりと取り組んでいきます。

今年は9月30日に村制65周年を迎えます。感染症対策に万全を期しながら、全村民で節目を祝えるように、村職員や村内の皆様とアイデアを練っている段階です。

また、将来を見据えた幼・小・中一貫教育の実施に向けた協議や、子育て支援、高齢者支援、アフターコロナに向けた事業展開と事業者支援にも取り組んでいきたい。

――一貫校の方針決定は多くの関心を集めています。

少子高齢化の中で、村にとっては施設の老朽化や教員の確保など対応に迫られている。学校のあり方については、私が教育長の時代に研究会を立ち上げ、議論をしていただいた。ご提案を受けた総合教育会議で『清川に一つの清川らしい幼・小・中が一体となった新しい一貫校を作り上げる』という方針を決定しました。ですが、学校という場所は村民の皆様にとって自分が育った場所であり、思い入れがあります。しっかりと地域の声を受け止め、丁寧に進めていきたい。年上の子どもが下の子どもの面倒を見て、年下の子どもは上の子どもの姿を見て学ぶなど一貫校ならではのメリットと、清川らしい温かみある地域コミュニティが一体となり、魅力的な学校ができれば、『清川で子どもを育てたい』という移住や定住にもつながると思います。

――アフターコロナの村内活性化では観光が重要になります。村の取り組みは。

特産品開発では相模女子大学と連携して取り組んでいますが、コロナ禍もあり次年度に改めて進めていくことになります。道の駅・清川は地場産野菜など販売も好調です。また、宮ヶ瀬地区の公共施設については次年度から3年間、株式会社コーエンが指定管理者となり管理運営をしていただくことになりました。民間企業のノウハウで村の観光振興の一翼をになっていただけることを期待しています。コロナ禍での観光施策ですが、収束してから取り組むのでは出遅れてしまう。村のあらゆる資源を活用し『オール清川』で観光を盛り上げていきたい。

――村民へのメッセージをお聞かせください。

今年のキーワードは行動の『行』。座っているだけではなく、何が起きているのかを実際に見て、聞いて、現場主義で期待に応えていきたい。村民の皆様が安全で安心して暮らすことができるよう、しっかりと取り組んでまいります。

※感染症対策を十分に実施したうえでインタビューを行い、マスクは撮影時のみ外しています

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