ドランクドラゴンの鈴木拓さん1周目。車とはまさに大人の涙。その心境とは?
カーマニアの安東弘樹が、これまた車が大好きな方をお迎えしてお送りする番組。
今週はお笑いコンビ「ドランクドラゴン」の鈴木拓さん登場!
涙なしには聞けない(?)拓さんのカーライフ(前編)です!
子供の頃の車の思い出(1)
鈴木拓さんのご実家は配達業を営んでいたそうです。
そこでいつもお母さんが乗る配達車の助手席に乗って過ごしていたそうです。
特に好きだったのは長距離ドライブ。安心して寝ちゃうような幼少期を過ごしたそうです。
そんなお母さんとの配達ドライブでしたが、ある日、突然お母さんが車を止めて、少年の拓さんに一言。
「ちょっとここで待っててね…」
そして車から降りたお母さんは助手席に座る拓さんを背中にボロボロと涙を流していたとか。
そんな母の姿を車の中からよく見かけたそうです。
子供の頃の車の思い出(2)
少年時代の鈴木拓さんは、よく叔父さんにドライブに連れて行ってもらっていたそうです。
出発は深夜。目的地は富士山。
そんな真夜中のドライブ、いつも拓さんはオレンジ色のカーステレオから流れてくる音楽を聴きながら楽しんでいたそうです。
そんな夜中の富士山ドライブを楽しむ2人でしたが、ある日、突如車の前に見知らぬ男性が1人、泣きながら現れたとか。
隣はまさに富士の樹海。
車から降りた叔父さんはその男性と言葉を交わし、その後、その男性を車に乗せて・・・。
後部座席でワンワン泣く男性。
そして狼狽える拓さんに叔父さんが一言「後ろを見るな」
やがて麓の駅に辿り着き、この男性は「このご恩は一生、忘れません」
そんな一言残してその場を去って行ったそうです。
まさに見知らぬ命を救った叔父さん。
タバコを咥え、男性の背中を見つめながら、一言「馬鹿野郎が!」
今でも忘れられない幼少期のドライブエピソードでした。
最近の車の思い出
現在の鈴木拓さんの愛車は「FJクルーザー」。
趣味のカヤックも釣りもできちゃう、車内泊もOKのミドルサイズのSUVです。
そんな「FJクルーザー」の思い出を伺うと「最近、家出しちゃったんですよね」とカミングアウト。
どうやら脱ぎっぱなしの靴下を責められて奥様と一悶着。
「俺も男だ。黙ってられねぇ」と怒り心頭の拓さんは、奥様が寝静まったのを確認して、そっと家を飛び出したそうです。
まず最初に向かったのが滋賀県の琵琶湖。
そこで大鯰を釣り上げて嫁に男を見せつけてやろうと意気込んだのですが・・・残念ながら全く釣れず。
どうにか嫁を見返してやりたいと、次の目的地は秋田県の田沢湖。
そこでブラックバスを釣り上げようと意気揚々と向かったのですが、その道中でお友達のマッコイ斎藤さんからの入電。
どうやら岩城滉一さんと北海道の屈斜路湖にいるからとお誘いの連絡でした。
急遽、予定を変更して北海道の屈斜路湖まで車を走らせた鈴木拓さん。
(TBSラジオ『GARAGE HERO’s~愛車のこだわり~』より抜粋)