2,800人超のママたちの本音。高校の授業料無償化に賛成?反対? #ママスタニュース
2015年3月から私立高校の「授業料実質無償化」が始まりました。一方で公立高校の定員割れが相次いだというニュースも耳にします。私立高校の授業料無償の影響も少なからずあるようです。そこで、ママスタセレクトとママの交流掲示板「ママスタコミュニティ」では「高校の授業料無償化」についてのアンケート調査を実施。2,800人を超えるママたちの本音を聞くことができました。
賛否両論!高校の授業料無償化自体は賛成6割
アンケート結果によると、ママたちの回答は以下のとおりです。 公立高校のみ無償化すべき:33.6% 公立・私立高校ともに無償化にすべき:27.6% その他:25.2% 高校の授業料は無償化すべきではない:12.8% 私立高校のみ無償化すべき:0.7%
公立私立を問わず、高校の授業料の無償化に賛成する人は61.2%と6割を超えるママたちが「賛成」と答えました。
無償化は「公立高校のみ」と答えた人たちは
『私立の選択ができる家庭なのに、なぜ無償にするのかわからない』
『私立は選んでいくところ。「それなりの授業料を支払える家庭」を選別することで学校のレベルを維持している側面もある』
私立高校を「あえて」選ぶ家庭もあります。その選択には大前提として学費を含めた進学費用を払える経済力があるはずです。そのような選択ができる家庭を税金で支える必要はないということでしょう。
『私立は授業料を無償にしてもどうせ寄付金を取られるよね』
『私学の運営を助ける必要はない』
こんな側面の意見もありました。私立学校は学校運営を支える名目で寄付金を求められることもあります。そしてその運営は各学校に任されています。公的機関が関与しないのであれば、税金を投入する必要はない、と考えられるのも当然かもしれません。
高校は義務教育ではないので無償化は不要
『高校は義務教育ではなく、行きたくなければ行かなくていいんだから無償化しなくていい』
『無料にするとやる気のない子が増えそう。有料であれば”親が頑張って稼いだお金で学校に行かせてもらってる”と思えるけれど……』
無償化することによる子どものやる気低下を懸念する声も聞かれました。
すべての子どもが学べる社会を目指して
『どちらか片方だけだと偏るから、そこは平等に』
『高校に行かない子などほとんどいない実情からして、無償化は妥当』
無償化の対象を定める必要はない、との声も少なくありませんでした。
『本当に必要な人が申請するリクエスト方式がいい』
こんなアイデアも寄せられました。高校に通うための費用が捻出できない場合は、補助が受けられるというのも一つの方法といえそうです。
『すべての学びたい子どもが学べる社会にするために、高校の無償化に対しては賛成』
「学びたい」と思う子どもたちが家庭の事情に左右されることなく、自由な進路選択ができることは大切なことでしょう。未来を担うすべての子どもたちが”自分には学べる環境がある”と感じられる社会を創りたいものです。