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【福岡の美味しい居酒屋】見て楽しい、食べて美味しい。“分子栄養学”メニューが気になる海鮮居酒屋

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魚男の刺身2

魚料理が評判の「魚男」は、今泉にオープンして早14年。昼は鮮魚やカニ、エビがはみ出すように盛り付けられた「ポセイ丼」などのランチ、夜は炉端焼きなどの居酒屋メニューを楽しめます。久しぶりに足を向けると相変わらずの人気ぶり。以前にも増して料理が進化しているのに驚きました。

のれんをくぐって中に入ると、鮮魚が並ぶオープンキッチンが目に飛び込んできます。木のあたたかみを感じる店内は、オブジェやアートを配したおしゃれなカフェのようで、誰と来てもほっとくつろげるんですよね。目の前で玉子焼きを焼いたり豆腐をつくったりなど、ライブ感たっぷりのパフォーマンスもあり活気溢れる雰囲気が魅力です。

最初に頼んだのは、一見スイーツにしか見えなくて混乱してしまう「和牛の肉じゃが」(690円)です。ケーキ型で型をとった肉じゃがにビーツを使ったマヨネーズソースを塗り、表面をトースターで焼くことでパキッとしたフォトジェニックなルビー色に。「どんな味だろう」と期待しながら口に入れると、和牛とじっくり炒めた玉ねぎ、じゃがいもをマッシュして三位一体となった肉じゃがの濃厚な味わいが押し寄せてきてきます。下に敷いた甘辛のソースには和牛の旨味が凝縮! 思わず白ごはんが欲しくなってしまいます。

そして名物「お刺身階段盛り合わせ」(1人前2080円※写真は2人前)もオーダーしました。長浜市場から仕入れたカツオ、カジキマグロ、サワラ、ゴマサバ、カンパチ、タイなどどれも脂がのって絶品です。お好みで福岡の麹醤油、広島の有機ポン酢、特製の燻製醤油をつけて味わいましょう。とくにおいしかったのが本マグロ! 香りのいい燻製のりと一緒に味わうとマグロの甘味がさらに引き立ちます。

ほかにも「ふろふき大根 塩トリュフホイップ」(429円)や「肉厚な煮穴子と里芋饅頭の揚げ出し」(858円)、「銀鮭といくらの土鍋ご飯」(2178円)など居酒屋メニューが40種ほど揃っています。またオーナーの森智範さんは “食べて健康になる”分子栄養学に注目。2年ほど前から分子栄養学アドバイザー監修のもと、グルテンや糖質を摂りすぎないよう食材を調味料にこだわったメニューが少しずつ増えているんです。

その代表的なのが5種ほどある “罪悪感のないスイーツ”シリーズです。写真の「ラズベリーバスクチーズケーキ」(605円)は、薄力粉の代わりに米粉を使うことでグルテンフリーになり、糖質はなんと80%オフ! 米粉ならではのしっとりなめらかな食感がたまりません。チーズを贅沢に使ったリッチな味わいで満足感たっぷり。ヘルシーなものって体には嬉しいけれど、味が物足りないのではという思い込みを気持ちよく裏切ってくれました。

「とうもろこしのムースには生クリームではなくオーツミルクを、白和えにはチーズのような味わいの大豆ソースを、ほうれん草のお浸しにはスモークしたココナッツオイルを使うなど、食材や調味料にさらにこだわったグルテンフリー、糖質オフのメニューをどんどん増やしています」と店長の石川裕太郎さん。聞いているだけでどれも美味しそう……。味も健康も両立させてパワーアップしているなんて! まだ訪れたことがない方はもちろん、お久しぶりの方こそぜひ訪れてはいかがでしょうか。

■ランチメニュー

博多炉端 魚男(フィッシュマン)
福岡市中央区今泉1-4-23
092-717-3571

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