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元ベビレ大矢梨華子、ソロ活動“第2章”へ 「さらに上を目指して」

ドワンゴジェイピー

元ベビレ大矢梨華子、ソロ活動“第2章”へ 「さらに上を目指して」

元ベイビーレイズJAPANでシンガーソングライターの大矢梨華子が、8月5日に待望の1stミニアルバム『一恋一会(イチゴイチエ)』を発売した。


6年間のアイドル活動に惜しまれつつ幕を下ろした後、「まだ歌っていたい」とソロ活動をはじめて2年目。自ら楽曲の作詞作曲やアートディレクションも手掛け、アツく、真っ直ぐで、愛のある歌を歌い続けている。


8月27日〜30日には『一恋一会』オンラインリリースツアー「あらためまして大矢梨華子です!」の開催を予定している彼女に、今作とツアーにかける想い、これまでの軌跡、ファンへの感謝などたっぷりと聞いた。

―『一恋一会』の発売おめでとうございます。周囲の反響はいかがですか?

ファンの方から「アルバム聴いたよ」とか、「“これぞ大矢梨華子”というのがすごく伝わってきた」ってSNSでたくさんコメントをいただいてすごく嬉しかったです。発売日には実際にCDショップに行って展開していただいている場所を見たんですが、ちょっとウルっときました。そのまま自分で買って帰りました(笑)。


―直接見に行かれたんですね!

はい!試聴もして「すごい!聴ける!」とか思いながら、そのまま初回盤・通常盤両方買いました(笑)。お昼頃行ったんですけど、すでに数枚売れている様子を見て「はぁ良かった」と思いました!


―SNSも積極的に活用されているんですね。

曲が発売した時とかライブの時に告知やお礼を発信しています。ファンの方からのコメントは全部目を通して見ています!グッズについての質問とか「チケットまだ残ってますか」という問い合わせにも極力自分で返信するようにしていて、SNSの意見を実際に反映することもありますね。


―反映するというのは?

案内がわかりにくい部分とかは、私からマネージャーさんに相談したりします。今だとオンライン上でやる企画が多いんですが「当日券残ってないですか」という質問があったら、当日券を少し出すこともあります。


―それはいいですね。ダイレクトにやり取りができるんですね。

そうですね。やっぱりファンの方々にはすごく支えていただいているので、1人でも多くの方に楽しんでいただけるように心掛けています。


―楽曲にファンの方の意見が反映されるようなこともあるんでしょうか?

曲作りは全くで、自分が好きなものを作りますね。それをファンの方が汲み取ってくださって「この曲はこういう意味で作られてるのかな」っていうつぶやきがあったりして。「こういう気持ちで作ったのかな」とファンの方が考察してくださっているのを見ながらお酒を飲んだりしています(笑)。


―それはいいですね!

「この曲はこういう気持ちで...」とあまり詳しく話さずに歌ったり作ったりすることが多いので「そういう汲み取り方ができるのか」という感想を見るのが好きですね。

―今回のミニアルバムは、ロックバンド・THEラブ人間さんのフルプロデュースですが、どのような経緯だったんでしょうか。

2019年にTHEラブ人間さんの東名阪リリースツアーに呼んでいただいたことが元々の出会いです。その日初めてTHEラブ人間さんのライブを見させていただいたんですが、もう一瞬でファンになって。「かっこいい!このバンドさんを何で私は今まで知らなかったんだ!」と思うぐらい一瞬で好きになり、そこからTHEラブ人間さんが主催されている「下北沢にて」というサーキットイベントにも呼んでいただくなど、仲良くさせていただいているんです。

去年の年末に一週間で楽曲を作ろうという企画があったんですが、そこで「誰かと作るなら誰が良い?」となった時に、ぜひTHEラブ人間の金田康平さんにお願いしたいと思い、オファーしました。そしたらすぐに「全然いいよ」って言ってくださって『恋ってなんなんでしょね?』という楽曲を共同制作しました。

私は恋愛だけじゃなくて友達とかファンの方、家族、一緒にお仕事をしてくださっている方々のいろんな愛を受け取ったラブソングを作るというのをテーマに作詞作曲をしているんですが、そこでラブ人間さんのプロデュースの元で作ったらさらに良いものになるんじゃないかなと思ってお願いしたら、本当に良い1枚が完成しました。

「あの時相談して良かったな」と思いましたし、作っている最中も、、ここからの私に活かせるような勉強になる部分がとてもたくさんあって、本当にこの時期に一緒に作品作りができて良かったなと思っています。


―今作には他にも共同制作した楽曲がいくつかありますよね。

『僕はまだ大人になれない』は、いつもサポートでベースを弾いていただいている梅津拓也さんにお願いしました。『何億光年』もTHE 抱きしめるズの篠崎大河さんに。共作をお願いしているのは私が元々ファンであるアーティストさんたちで、THE 抱きしめるズさんの世界観も梅津さんの世界観も私はすごく好きなんです。皆さん本当に優しくて。作っている時間は常に勉強ですね。私一人じゃできなかったものがどんどん生まれていくので、すごく嬉しかったです。


―共作で逆に難しい部分はありますか?

お互い譲れない部分もありますね。専門的なことは詳しくないので、一緒に作ってくださっている方の意見を聞きながら作るんですが、歌詞は「こういうフレーズ入れたいんです」って私も押します。本気でぶつかってきてくださっているので熱くなる部分もあるんですが、出来た作品をライブで歌っている時とかに「あの時間もいい思い出だな」と思います。


―好きなアーティストだからといって遠慮しすぎないことが大切なんですね。今作のオンラインリリースツアーの開催も控えていらっしゃいますが、今回は会場にお客様を少数入れての開催だそうですね。

オンラインがメインのツアーなので、ファンクラブに入ってくださっている方限定で、僅かな人数をあくまで観覧として会場にお入れします。初めてのツアーなので、たくさんのお客さまが入ったライブハウスを見たかったんですが、全公演違うオンラインならではということを準備してお届けしようと思っています。


―限られた人数であっても、ファンの方と直接会えるのは嬉しいですよね。

そうですね。無観客の生配信でもライブができること自体は楽しいんですが、やっぱりちょっと寂しい思いはあるので...。たとえ声を出せなくても、ファンの方が実際に目の前にいるというだけで、伝え方も変わってきますし、いてくださるととても心強いので、皆さんと一緒にオンラインリリースツアーを作れることを楽しみにしています。


―オンラインになることで、会場に呼ぶよりもさらに多くの方、遠方の方に観てもらうこともできますね。ライブが延期になってしまったこともありましたが、大矢さんはこのコロナ禍を通してどんなことを感じましたか?

ソロになってから、ありがたいことにたくさんライブをさせていただきました。一ヶ月に何十本もライブをしていると、「気持ちが入ってないな」と思う瞬間もあったんです。実際にステージでファンの方の顔を見れば、急にスイッチが入って楽しくライブをやれるんですが、「しんどいな」と思う部分もたくさんあったあの日々が、どれだけ楽しかったか。今考えると「夢だったのかな」みたいな。

先日、Shibuya eggmanというライブハウスで、久しぶりにライブに出演させていただいたんです。去年の年末にもeggmanで大きいライブのトリをさせていただいたんですが、その時にはお客様がパンパンに入って、みんなが声を出しながら一緒に歌って手振ったりしていて。先日のライブではそれが幻だったのかなって感じました。久しぶりのライブで楽しかったんですが、当たり前だと思っていた、みんなで歌ったり、コール&レスポンスをしたりしていた時間を、もう一度過ごしたいなと日々思っています。

ただ、オンラインならではの表現の仕方や伝え方、ライブ作りというのもあると思うので、私なりに手探りで突き詰めていけたらいいなと思います。


―遠くの人をかえって身近に感じるというように、オンラインのメリットもたくさんありますよね。現在は思うような活動が難しいとは思いますが、今後の構想はありますか?

一対一でのオンラインサイン会を何度かやっているんですが、そこで「はじめまして」の方がとても多いんです。今まで東京をメインにライブをしてきたので「私の名前や曲は知ってるけど、実際に話すのは初めて」という地方の方々や「いつかライブを観たい」と言ってくださっている方がいらっしゃるのがすごく印象的でした。

47都道府県一つ一つのライブハウスを背景に、その地域の方だけを招待したオンラインツアーとか全国ツアーみたいなのができたら面白いのかなと思っています。実際に回ると大変なんですけど、身近に感じていただけるかなと。


―なるほど...!移動もしないで済みますね。

交通費もかからないので(笑)。

―ソロデビューしてからの1年半はいかがでしたか?

あっというまでした。始めは本当に曲もなくて、カバー曲を2曲やって初ステージ終わり、とか。唯一持っていた楽曲と新曲を毎回ライブに持っていって、徐々に1曲2曲3曲と増えていくことがすごく嬉しかった反面、自分で「まだ歌い続けたい」と言ったプレッシャーや不安もありました。早く何か行動を起こさなきゃという焦りもあったんですが、この約1年半ソロ活動をやってきて、本当に「音楽が好きだな」と改めて自分で思いました。作詞や作曲をするのもすごく大変そうなイメージがあって、実際にすごく大変なんですけど、自分が思っていることを曲にしてライブで歌って、伝わった時に「こんなに嬉しいんだ」という思いとか、ソロになって初めて知ることがたくさんありました。ライブがなくなってしまったり、なかなか発信する機会がなくなったりしてしまう時に改めて、一つ一つの機会を大切に、一人一人の出会いを大切に過ごしていかなきゃいけないなと思いました。


―アイドル時代と考え方が変わったことはありますか?

5人グループだったので、全部を5人で分けてたんです。緊張も5人で分けますし、プレッシャーとか責任感も5分割されてしまうので、そういう意味では「楽しい」という気持ちだけでやっていたんですよね。一人になって初めてステージに立った時に思ったのが「全員こっち向いてる」。今までは他のメンバーを見ている方もいたんですが、全員が一瞬で私を見るっていうのが、一番初めに驚いたことです。

あとはMCとか、準備とかリハーサルとか、終わった後の物販とか、「全部これ一人でやっていくのか」「ソロでやっていくってただごとじゃないんだな」と。本当に腹をくくらなきゃいけないなっていう風に考えが変わりましたね。楽しいだけじゃダメだなと思いました。


―悩んだ時に相談できる相手はいますか。

家族には全く相談しなくて、友達とも楽しい話しかしないんです。お仕事の話はマネージャーさんになんでも相談しますね。楽曲のこととか、ライブに対しての思いとか。たくさんライブをやっていく中でナイーブになってしまう時もあるんですが、そういう時には「やれるよ」って励ましの言葉をライブ前にいただいて、その一言だけで「今日も頑張ろう」と思えます。マネージャーさんにコントロールされてますね(笑)。良い言い方なのか分からないんですけど、多分見透かされているので(笑)。ソロになってからは特にマネージャーさんと話す機会が増えたので、一緒に前に進めてるなと感じています。


―マネージャーさんはアイドル時代から担当されてるんですか?

アイドル時代の後半からお世話になっています。その頃とほぼ同じチームにソロ活動もバックアップしてもらっているので「大矢梨華子」をよく知ってくださっています。「こういう音楽が好き」「こういうライブをやりたい」というのもわかったうえで協力してくださるので、夢がどんどん現実になって叶っていくのがうれしいですね。


―現在はどのように過ごすことが多いですか?

ワンマンライブが中止になった時に「ライブがなくなるってこんなに悲しいんだ」とすごく実感しました。オンラインリリースツアーも控えていますし、今体調を崩すと準備してきたものが一気に崩れてしまう。私はまだまだ未熟で、協力を呼びかけることすら影響力がないような人間なんですが、私自身にできることはとにかくもう家にいることですね。家にいることは好きなので、全然苦痛ではないです。家にいて好きなものを食べて、ストレスなしで生活をしています。


―大矢さんにとってファンの方はどんな存在ですか?

ファンの方がいなければ、今ソロで音楽をやっていなかったなと感じています。ソロになって改めてファンの方の偉大さを感じました。知り合いのいないライブハウスで、共演者の方も誰も知らないところに一人で飛び込んでライブする時、目の前にファンの方がいてくださったのが心強かったです。初めて私を見た方にも「これだけ素敵なファンの方がいるからこっちにおいでよ」と言えるぐらい優しいファンの方々がたくさんいらっしゃるので、本当にファンの方のことが大好きですし、ファンの方がいるから今の私がいます。


―最後にミニアルバムのアピールと、改めてファンの方にメッセージをお願いします。

ソロになって約1年半、色々な方との出会いを大切に過ごしてきた中で出来た5曲です。ファンの方や一緒にお仕事をしてくださっている方など、たくさんの方が支えてくださっていて今の私がいるので、もっともっと私も成長していって、この“イチゴイチエ”の出会いがたくさん増えていくような場所を作っていきたいです。私は、アルバムを出してオンラインリリースツアーが終わった後を勝手に“第2章”と呼んでるんですが、第2章もファンの方々とさらに上を目指して登っていきたいです。あくまで私が先頭ではなくて、皆さんと一列で一緒に歩んでいけたらいいなと思っているので、今後も期待してください。初めての方もぜひ『一恋一会』を聴いてみてください!

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