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ジャパンモビリティショーで実物大の『ミライドン』『コライドン』に遭遇! ポケモン×最新モビリティにワクワクが止まらない!!

ロケットニュース24

ポケモン好きのみんなに朗報だ~っ!

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場する伝説のポケモンといえば『コライドン』と『ミライドン』。どちらもトレーナーを背中に乗せて走る「ライド」が可能だ。

ゲームをプレイしながら「本当にコライドンやミライドンに乗れたら最高なのに」と思ったのは筆者だけじゃないハズ……って、えぇっ! ガチで乗れちゃう未来が近付いているんですか~っ!?

【写真】ジャパンモビリティショー関西で展示されていた車両たち

・モビリティショー関西2025

この日筆者が訪れたのは、2025年12月5~7日にインテックス大阪で開催された『ジャパンモビリティショー関西2025』。

世界中のモビリティ、つまり乗り物が一堂に会するこのイベント。新発売の車両を間近で見られたり、まだ開発段階であるコンセプトカーをいちはやくチェックできたりと、最新の情報を見て聞いて触ることができる滅多にない大チャンスだ。

バイクや車が大好きな筆者としては ただでさえ参加マストなのだが……今年はさらに、ポケモン好きとして絶対に見逃せない展示があったのだ。

それがこちら!

うおぉ~~っ!! コライドンとミライドンだぁ~~~っ!!!!

コライドンをホンダ(本田技研工業)が、ミライドンをトヨタ(トヨタ自動車)がそれぞれ開発したというこの2体。サイズと重さがゲーム上の設定とほぼ同じというだけでなく、何よりもすごいのが……

実際に人を乗せて走ることができるのだ!

マジかよ! ポケモンの世界が現実世界で再現される時代がきたぁ~~っ!!!!(今回のモビリティショーでは試乗は行っておらず、記念撮影のみの対応でした)

・ホンダ『コライドン』

まずはコライドンから詳しくご紹介しよう。

ホンダのコライドンは、『Honda Riding Assist』というホンダ独自の技術により2輪でバランスを制御し、時速10kmで自律走行できるという“ポケモンの皮を被った次世代モビリティ”

操作の際はハンドル(触覚)を切るのではなく、ライダーの体重移動を検知して曲がる仕組みなのだそう。

実はコライドンが初めて披露されたのは、2025年8月3日。三重県・鈴鹿サーキットで開催された『鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)』の、決勝スタート前のセレモニーでのこと。筆者がその姿に度肝を抜かれたのは、見た目・動きともにあまりにリアルだったからだ。

はじめは現地に行けずニュース映像で目にしたため、「CGでしょ?」と誤解したほど。CGではないと知ってからも、「中に人が入っているんじゃない?」「見えないように工夫しているだけで4輪で走っているんでしょ?」と疑ってしまった。それほどまでに、現実離れした完成度の高さだったのだ。

さて、このホンダのコライドン。この日初めて実際に目にすることが叶ったワケだが……2メートルほどの距離まで近づいてよくよく観察しても、マジでリアルすぎる。

フィギュアやロボットなんていうレベルじゃない。まさに“生きているコライドン” が目の前に立っているとしか思えないような存在感なのだ。

なんていったって、近くでよく見ると呼吸をするように体が細かく上下しているのがわかるし、まばたきもする。

それだけじゃない。

数分に1回、スタッフさんの言葉を借りるなら「気まぐれなタイミング」で首をグイッと動かし、口をパクパク動かしちゃったりもするのだ!

ちなみに走る際は、走行の機能には関わらない4本の足が動き、ゲーム中のコライドンの仕草が忠実に再現されている。

耳を澄ませば今にも「アギャス」って鳴きそうだよ! こんなのもはや乗り物の枠を超えてるだろ、愛しか感じないぜぇ~っ!!

ポケットモンスター スカーレットをプレイ済みの筆者にとって、コライドンは特別思い入れがあるキャラクター。それだけに、こんなにリアルに目の前で動いていることが非常に嬉しかった。

・トヨタ『ミライドン』

一方、トヨタのミライドンは、これまでトヨタ社内のイベントでしか公開されておらず、筆者も映像すら見たことがなかった。

そのため今回実物を見られることが非常に楽しみだったのだが……こちらも非常に再現度が高い!

この日は展示モードでじっと大人しくしていたが、モードによってはコライドンと同様にリアルな動きができるらしい。じっとまっすぐ前を見つめる目は青白く光り、無機質で感情の読めない表情がよく再現されている。

ミライドンは4足歩行の『リミテッドモード』と、人を載せてタイヤで走行する『ドライブモード』の2種類を備えた次世代モビリティ。

4足歩行モードでは時速3kmほどでの走行ができるということで、スタッフさん曰く「子どもと一緒に歩けるぐらいのスピードにしました」ということ。

なお、走行モードは『メカナムホイール』という、縦にも横にも移動できる特殊な構造のタイヤを脱着することで切り替える。

どちらのモードも、操縦にはスイッチのコントローラーを使用。まさにゲームを現実の世界にそのまま持ってきたような面白さが感じられた。

・今後に期待!

実物大のコライドンとミライドンの2体が並んで展示されている光景は、まさに圧巻。

伝説のポケモンらしい迫力があり、ファンにとってはまさに夢のような空間だった。

来場者からは「2匹が並んで走る姿を見てみたい」という声が多く寄せられているそうで、スタッフさんからは「今後にご期待ください」というコメントをもらった。

筆者もいつかは実際に走る様子を見てみたいし、なんなら乗ってもみたい。いつかUSJやポケパークカントー(2026年にオープンするポケモンの遊園地)のようなテーマパークで、アトラクションとして提供される日が来たらいいのになぁ!

参考リンク:ジャパンモビリティショー関西、ホンダ コライドンプロジェクト、トヨタ ミライドンプロジェクト
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.

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