秘伝のタレが決め手の新鮮ホルモンがいただける『てっちゃん鍋 やすもり 尼崎本店』 尼崎市
阪神尼崎駅近くの高架下にお店を構える『てっちゃん鍋 やすもり 尼崎本店』。YouTuberが取り上げたりサッカー選手の堂安選手の行きつけのお店として脚光をあびている同店へ取材に行ってきました。
お店は駅から徒歩約4分のところにあります。昭和レトロ感が漂う雰囲気で少し緊張しますが、さっそく入店することに。
店内はカウンター席のみで、現在二代目の店主とそのお母さんの親子で営業されています。初代であるお母さんは、ご両親も飲食店を経営していたことから、自分も飲食店を持つことを夢見ていたそうで、この場所を一目見て気に入ってお店を始められました。現在創業53年で、創業以来継ぎ足し続けたタレで作る完全オリジナルのてっちゃん鍋を求めて、県外からも多数のお客さんが訪れるそうです。
もちろん筆者も「てっちゃん鍋」をお願いしました。店内のメニュー表もかなり年季が入っており、歴史を感じます。
追加のトッピングも多数あり、今回店主の「入れたらぜったいおいしいで!」の一言に「おろしにんにく」「ニンニクの芽」「ウィンナー」「トッポギ」の4種もお願いしました。
最初から最後まで店主が目の前の鍋で仕上げてくれるので、筆者は次々に盛り付けられていく具材を見ながら出来上がるのをワクワクしながら待ちます。
具材はニンニクの芽から始まり、てっちゃん、ホルモン、もやし、ニラ、ソーセージ、糸こんにゃく、豆腐などてんこ盛りで「これが本当に一人前!?食べきれるのかな」と心配になるほどボリューム満点です。タレは味噌と醤油ベースの甘辛い味で化学調味料は使用されていないそうです。
食べ頃がきたらベストのタイミングで声をかけてくださいます。
甘辛いタレがたっぷり染み込んだもやしはシャキシャキでとってもおいしい!ホルモンも臭みなどが一切なく、噛めば噛むほど旨味が口の中でじゅわっと広がります。
その後も続々と具材に火が通っていき「次はこれが食べられるで!」と店主が気さくに教えてくれました。ぷるぷるのホルモンやタレが染み込んだトッポギ、ソーセージはどれも大変美味。秘伝のタレは煮詰まってきても辛すぎたり濃すぎたりすることもなく、あっという間に完食してしまいました。
お腹もいっぱいになってきたのですが、「〆のラーメン」がこれまた絶品ということで、卵を追加+麺を投入してもらいました。
まろやかな卵と唯一無二のタレが麺にまとわりつき、一口食べるとクセになり食べ終わる前にまた食べたいと思わせてくれる味でした。
取材時もお昼のピークの時間を過ぎているにもかかわらずお客さんが次々に来店し、明るく軽快なトークでコミュニケーションを取る店主。「レトロな店構えだから一見さんは入りにくかったり不安を抱えて来店しているはず」という思いから、常連さんよりも気にかけて声をかけるようにしているそうです。
「自分がされて嬉しいことをお客さんにする」をモットーにした接客に、来店前にあった不安や緊張した気持ちはいつの間にか消え、最後には実家に帰ってきたかのような安心感さえ感じていました。
料理の美味しさはもちろん、多くの方が同店のファンになり足しげく通う理由を垣間見ることができました。まだ訪れたことない方はぜひ一度その美味しさと楽しさを体感してみてください。
場所
てっちゃん鍋 やすもり 尼崎本店
(尼崎市神田中通3-85)
営業時間
水曜日、木曜日
12:00~14:00or14:30、16:30~22:30
金曜日
12:00~14:00or14:30、16:30~23:00
土曜日
12:00~23:00
日曜日、祝日
12:00~21:30
定休日
月曜日、火曜日