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ドラフト下位指名から逆襲した選手たち、オリックス杉本裕太郎が本塁打王に

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オリックスの杉本裕太郎と山﨑颯一郎,ⒸSPAIA

プロ6年目で覚醒した杉本裕太郎は2015年ドラフト10位

2021年に本塁打王に輝いたオリックスの杉本裕太郎はプロ6年目で突如ブレイクしたことが話題になったが、ドラフト10位でプロ入りした選手としても異例だった。ほかにも190センチの長身右腕・山﨑颯一郎や「最後のPL戦士」中川圭太ら下位指名ながら一軍で活躍する選手は意外に多い。

ドラフトが高校生と大学生・社会人の分離開催から現在の一括開催に変更された2008年以降で、6位以下の下位指名(育成含む)ながら活躍するオリックスの主な選手を紹介する。

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開幕ローテ入りした山﨑颯一郎は2016年6位

2014年のドラフトは当たり年の部類に入るだろう。1位が明治大の山﨑福也、2位が横浜隼人高の宗佑磨、3位が大分高・佐野皓大と現在も一軍で活躍する選手が並ぶ。同年7位がJR東日本の西野真弘だった。2016年には143試合フル出場して打率.264、16盗塁をマーク。最近は出場機会を減らしているが、攻守で堅実なプレーは健在だ。

同年8位が日本生命の小田裕也だった。俊足巧打で2018年には90試合出場で打率.287、10盗塁。昨季は代走や守備固めを中心に自己最多の101試合に出場した。イケメンプレーヤーとしても人気がある。

杉本裕太郎はJR西日本から2015年ドラフト10位で入団。プロ5年で計9本塁打と伸び悩んでいたが、昨季32本塁打でタイトルを獲得した。同年1位は青山学院大の後輩にあたる吉田正尚だった。

山﨑颯一郎は2016年ドラフト6位で敦賀気比高から入団。キレのいいストレートを武器に昨季プロ初勝利を含む2勝を挙げた。今季は開幕ローテーションに名を連ね、現在は二軍落ちしているものの今後の成長が期待される。同年1位は東京ガスの山岡泰輔、4位が都城高の山本由伸だった。

「最後のPL戦士」中川圭太は2018年7位

2017年ドラフト8位でHonda鈴鹿から入団したのが山足達也。華麗なグラブさばきで複数ポジションを守るユーティリティープレーヤーとして重宝されている。同年1位はJR東日本の田嶋大樹だった。

中川圭太は2018年ドラフト7位で東洋大から入団。PL学園3年生だった2014年夏は大阪大会決勝で涙を呑んだ。現在プロで活躍する最後の同校卒業生のため「最後のPL戦士」と呼ばれる。1年目の2018年に111試合に出場し、打率.288をマーク。シュアな打撃でレギュラー争いに割って入ることが期待される。同年1位は天理高の太田椋だった。

2019年育成ドラフト6位で白鷗大から入団したのが大下誠一郎だ。1位の興南高・宮城大弥から数えて11番目。しかし、2020年9月に支配下登録されると、いきなり一軍で初打席初本塁打の衝撃デビュー。気迫あふれるプレーと声出しでもチームを盛り上げ、ドラフト同期では1位・宮城と2位・紅林弘太郎(駿河総合高)に次ぐ活躍と言っていいだろう。

かつては契約金なしの選手も含めてドラフトで大量獲得していた時期もあったオリックス。前身の阪急時代は、1968年7位の福本豊(松下電器)が「世界の盗塁王」と呼ばれ、1984年6位の福良淳一(大分鉄道管理局)が引退後に監督やGMを務めるなど下位指名から大出世した選手もいる。今後どんな「出世魚」が出現するか、楽しみに待ちたい。

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記事:SPAIA編集部

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