【リアル給与明細】32歳、研究職。フルタイム勤務だと食費がかさみ、貯金ができません【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【32歳 研究開発】
【リアル給与明細】32歳、研究開発の場合
プロフィール
32歳、女性
製造業の研究開発
▼現状
仕事内容は、新商品開発に向けた実験や客先渉外業務、製造機器を用いた量産対応など。
労働時間は月165時間、残業は1時間程度。
ボーナスは137万円程度。
【相談内容】自分のペースで働けるのでお給料には満足しています。フルタイム勤務のため食費を節約できず、貯金ができません。食費を減らせますか？
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い？低い？
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約471万円になります。
一方、OpenWorkの調査によると、30歳研究開発職の平均年収は約577.3万円です。(※2024年5月末時点)
*……参考https://www.openwork.jp/income_ranking/job?name=%E7%A0%94%E7%A9%B6%E9%96%8B%E7%99%BA
このことから、質問者さんのお給料は、平均よりも低めの水準と言えそうです。
毎月の食費を見直そう！3つの効果的な節約テクニック
質問者さんはフルタイムで忙しい日々を送る中、食費を少しでも抑えたいとお考えなのですね。
無理なく食費を抑えつつ、楽しく節約できる工夫をご紹介します。
①週に1度は「まとめ炊き＆冷凍ミール」の日を設定
週末や時間がある日に主食やおかずを一度に作って冷凍保存する「まとめ炊き」を取り入れましょう。
例えば、炊飯器で多めに炊いたご飯を冷凍しておけば、電子レンジで温めるだけで食べられます。
また、カレーやシチューなどの作り置きおかずも冷凍保存できるため、忙しいときに活用できますよ。
②お弁当作りに挑戦する
外食やコンビニ弁当などは、毎日となると意外と出費がかさむもの。
週のうち数日でもお弁当を持参するだけで、食費を節約しつつ栄養管理もしやすくなります。
お弁当作りと聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、夕飯の残りを詰めたり、冷凍食品を活用したりすれば、忙しい朝でも手早く準備できますよ。
モチベーションを上げるために気分が上がるお弁当箱を用意するのもいいですね。
③飲み物や間食の出費を見直す
1回に使う金額が少額のため見落としがちな飲み物や間食も、1ヶ月・1年で換算すれば大きなお金になります。
例えば、職場で飲むコーヒーや外出先での飲み物の購入は控えめにして、水筒を持参しましょう。
間食も、食材の調達時にスーパーで買い置きしておくことで、コンビニでの無駄な出費を減らせますよ。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも低い水準です。
・食費節約のために「まとめ炊き＆冷凍ミールの日を設定する」「お弁当作りに挑戦する」「飲み物や間食の出費を見直す」の3つが効果的です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。