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小学生が地域交流フェス 若草ともえぎ台で〈相模原市南区〉

タウンニュース

園児に優しく説明する児童(若草小)

区内2校で2月28日、地域住民と交流するイベントが開催された。

同校らしさでつながり深め

若草小は麻溝台自治会館で「若草ふれあいフェスティバル」を実施。「地域内イベントの参加者が少ない」という地域課題解決を目指し、6年生2クラスの児童55人が主催した。

2回目の開催となる今回は、ポスター貼りの日程を早めたり、貼る場所を増やしたりするなど宣伝を強化。フェスティバルでは、校花であるたんぽぽをモチーフにした「さかなつり」や校章づくり、同校のことをクイズにした「若草クイズ」など、同校ならではの出し物を行った。

主催した児童からは、「1回目ではあまり地域の人と交流できなかったが、今回はハイタッチや声掛けなど交流できて楽しかった」との声が聞かれ、地域とのつながりを深めていた。

閉校に向け一体

2年後に閉校するもえぎ台小は6年生42人が同校で「第2回もえぎ祭」を開催。同校では事前に地域住民を対象に「学校に求めていること」を調査するアンケートを実施したところ、「児童と交流したい」「学校の中を見てみたい」などの要望があった。

その結果とともに、コロナ下で失われた地域とのつながりを取り戻し、地域と一体となって閉校を迎えることを目指し同祭を実施。昔遊びの出し物が中心で少し受け身になってしまったという前回の課題から、今回は自分たちが主体となれる新たなゲームや学校探検などが取り入れられた。

当日は地域住民や卒業生など多くの人が来場。児童らは終始生き生きとした表情を浮かべ、来場客を迎えていた。参加した地域住民は「すごく丁寧に説明してくれ、たくさんお話してくれて楽しかった」と笑顔で感想を話した。

校内を案内する児童(もえぎ台小)

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