「圧巻の一作」「大胆かつ野心的で、視覚的にも驚異的」ビー・ガン監督最新作『レザレクション(仮)』釜山国際映画祭“芸術貢献賞”を受賞!
「第30回釜山国際映画祭」で芸術貢献賞を受賞したビー・ガン監督最新作『レザレクション(仮)』が、2026年5月に日本公開される。
カンヌに続いて釜山国際映画祭でも受賞!
人々が夢を見なくなった世界。それでもなお、ひとり夢に囚われ続けている存在がいる。それは、誰にも見えない幻影を追い続ける“怪物(クリチャー)”。現実から取り残され、過去の夢にすがるその姿は、どこか哀しく、美しい。そしてある日、ひとりの女性が現れる。他の誰にも見えないその幻を、本当の姿として感じ取ることができる、特別な力を持つ人間。彼女は自ら怪物の夢の中へと入り込む。そこに隠された、まだ誰も知らない“真実”を見つけるために——。
9月26日に閉幕を迎えた韓国・釜山国際映画祭は、同日開催されたクロージングセレモニーにてコンペティション部門の受賞結果を発表。ビー・ガン監督作品『レザレクション(仮)』が芸術貢献賞を受賞した。授賞式には、美術監督のリウ・チアンが登壇し、受賞の喜びとビー・ガン監督の芸術表現への拘りの高さを賞賛した。
阿片に溺れる怪物、女吸血鬼……中国の映画作家ビー・ガンは、「もはや誰も夢を見ることができなくなった社会」を舞台に、ある男が1世紀にわたる夢の中をさまよう姿を描く。圧巻の一作。——Libération
ビー・ガン監督による新作『レザレクション』は、大胆かつ野心的で、視覚的にも驚異的。幻覚的な世界や非現実、夢のような感覚をとことん抱擁する。トリップ感覚に満ちた作品。——The Guardian
ビー・ガンの世界観では、これは深い悲しみの対象である。映画という感覚の幻想には、言い表せないほどの美しさがあり、その中に逃避する行為にも、言葉では尽くせぬほどの尊さがある—たとえ、それが現実から離れることを意味するとしても。——Variety
本作は、今年5月にフランス・カンヌ国際映画祭で特別賞を受賞。また、現在開催中のニューヨーク・フィルム・フェスティバルでもSNSを中心に高い関心と評価を獲得しており、映画評価サイト「Rotten Tomato」では依然として90%の高評価をマークしている。
『レザレクション(仮)』は、今年11月に中国本土で全国公開したのち、12月に北米とフランスを含む欧州の一部地域にて上映される。