Yahoo! JAPAN

「切るのが怖い!」リアルすぎるケーキを作る3人のアーティスト

Techinsight

映画『ダイ・ハード』シリーズでのブルース・ウィリスのケーキと作者のナタリー・サイドサーフさん(画像は『Natalie Sideserf 2021年4月20日付Instagram「Hanging with my Die Hard cake!」』のスクリーンショット)

パーティーや記念日、お祝い事を華やかに盛り上げるデコレーションケーキ。オリジナルのデザインで凝ったものが作られることもあるが、もしそれがリアルな人間の頭部や腕だったら、あなたはためらわずにナイフを入れることができるだろうか。そんなリアルすぎるケーキを作る3人のアーティストを紹介しよう。

米テキサス州のケーキ・アーティスト、ナタリー・サイドサーフさん(Natalie Sideserf、36)が作り出すケーキは、野菜や果物、人物やキャラクターまで実にリアルだ。オハイオ州立大学でアートを専攻して絵画を学んだナタリーさんは、友人から牛の頭蓋骨のケーキを依頼されてリアルなケーキに興味を持ったという。地元のパン屋で2年ほど働いてビジネスを学び、2012年に独立すると「サイドサーフ・ケーキ・スタジオ(Sideserf Cake Studio)」をオープンさせた。そこでケーキを販売しながら、ケーキ教室の講師もしている。

どのケーキも実にリアルで、ナスのケーキでは外側についた雫が瑞々しさを感じさせ、レモンでは少しボコボコとした質感を見事に表現、玉ねぎでは薄く茶色い外皮がハラリと落ちる様子までも再現している。カキ(牡蠣)のケーキも見るからにとろりと柔らかそうで驚くばかりだ。これらに次々とナイフを入れる動画を自身のインスタグラムに公開しているが、人物や動物のケーキではリアルすぎてナイフが入るとギョッとするほど。有名人では映画『ダイ・ハード』シリーズでのブルース・ウィリス、K-POPグループ「BTS」のJIMIN(ジミン)らを手がけているが、ナタリーさんが自身の頭部を模したケーキには、「リアルすぎてナイフを入れるのが恐い」「自分の顔のケーキを食べるのは勇気がいるね」「これは芸術作品だね」などのコメントが寄せられた。

「私はケーキ屋であるまえに、アーティスト」と言うナタリーさんは、「私が作るケーキは間違いなく芸術作品よ。でも粘土と違って、美味しく食べることができるの。だから楽しさも格別よ」「ケーキというのはいつも人生の節目やお祝いの席にあるでしょう。完成したケーキを見て、『今日は私の息子の卒業式なの』とか『楽しみにしていたの』と言って涙を流す人もいるの。自分の作ったケーキがあんなふうに喜んでもらえるなんて、ビジネスを始めた頃は考えもしなかったから…。そんな時はこの仕事をしていて良かったって心から思うのよ」とやりがいを語っている。

続いて、イギリスを拠点にリアルすぎるケーキを手がけている「ベイク・キング」ことケーキ・アーティストのベン・カレンさん(Ben Cullen)の話題だ。人物や野菜、蛇や虫、臓器や食器洗い用のスポンジまで幅広くケーキでそっくりに作るベンさんだが、2020年9月17日にFacebookに投稿した写真が、翌年2月に英メディア『Daily Star』などで紹介され、再び注目を集めた。その写真とは、男性の腕や脚のケーキ。腕には血管が浮き出ていてタトゥーも入れられていて、一見本物と見間違えそうだが、輪切りになった写真では切り口からケーキだということが分かる。

このケーキは、イギリスで活躍するラッパーのスロウタイさん(slowthai)のミュージックビデオ『Feel Away』のためにベンさんが作成したもの。リアルな腕や脚が輪切りにされたようなケーキに「これは凄すぎて不気味だね。ただただ、驚きだよ」「左の腕は本物だと思ったけど、これもケーキだったとは!」「マジで不気味だ! これどうやったら食べれるんだよ。僕には無理だな」などの反響があった。

他にもイギリスのウェールズ、アングルシー在住のケーキ・アーティストであるニーナ・エヴァンス・ウィリアムズさん(Nina Evans Williams)は、2021年2月2日の息子の24歳の誕生日にサプライズでケーキを贈った。これがネットショッピングが大好きな息子にぴったりの“Amazonから届いた荷物”そっくりのケーキだったのだ。

Amazonのマークはもちろんのこと、バーコードや包装テープ、配達伝票など細部までこだわっており、「また荷物が届いているわよ」と声をかけられたケインさんは何も疑わず荷物に近づいて、その正体がケーキだとようやく気付いて驚いたそうだ。

どのケーキも人々に驚きやワクワクする気持ち、ときには恐怖などさまざまな感情をもたらしているようだ。そして舌やお腹も満足させるとなれば、ナタリー・サイドサーフさんの言う通り「楽しさも格別」だろう。

画像は『Natalie Sideserf 2021年4月20日付Instagram「Hanging with my Die Hard cake!」、2020年3月25日付Instagram「I have so many realistic food cakes on my YouTube channel」、2021年1月18日付Instagram「before and after I applied edible makeup to my #selfiecake」、2020年7月16日付Instagram「Have you seen this video I posted on Twitter of my cakes?」2020年1月7日付Instagram「This English bulldog cake is heavier than it looks!」』『The Bakeking - Ben Cullen 2021年2月19日付Instagram「When I turned @slowthai into CAKE!」』『Metro 2021年2月9日付「Mum creates incredible birthday cake that looks just like an Amazon package」(Picture: Nina Evans Williams / SWNS.COM)』『Nina Evans Williams 2021年2月4日付Instagram「Yn dilyn fy mhost ddoe ynglyn a theisen bocs Amazon fy mab」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

【関連記事】

おすすめの記事