「食費が少ない人」が節約のために“ふるさと納税で選ばない3つの返礼品”「あまり節約にならなかった…」
節約生活スペシャリストの三木ちなです。わが家は、ふるさと納税を活用しながら5人家族で月2万円台の食費予算でやりくりしています。食費をおさえるには“返礼品選び”がとても重要です。ここでは、わたしが「あまり節約にならなかった」と後悔した返礼品を3つご紹介します。
1.贅沢品
なかなか食費予算から買えないものを買うのも、ふるさと納税の有意義な活用法です。ただ、食費の節約につなげることを目的にすると、それほど効果が出ません。
実際にわたしも、イクラや牛タンを申し込みましたが、節約というよりは息抜き。食費を浮かせるのなら、豚こま肉やミンチ肉など“ふだん使いしやすい食材”が向いています。
ただ、いつもはスーパーで買わない贅沢な食材を食べると、おうちごはんの幸福度がアップするのは確か。節約とは別に、「○万円分は贅沢用の返礼品にあてる」と割合を決めるのもおすすめです。
2.大量の野菜
野菜の返礼品は寄付金額がそれほど高くなく、申し込みやすい魅力があります。しかし、肉や魚のようにすべて冷凍できるとは限らないため、大量に届く場合は要注意です。
わたしは以前、さつまいもの返礼品を申し込んだのですが、一度に5kg以上と、届いた量が想像以上! さつまいもはそれほど長持ちしない野菜ということもあり、結果的におすそわけしてなんとか消費しました。
野菜を申し込む場合は、「日持ちするか」「食べ切れる量か」をよく考えてから申し込みましょう。
3.アイス
ふるさと納税はスイーツの返礼品も豊富。子どもたちが大好きなアイスクリームの返礼品も、以前はよく選んでいました。
でも、アイスの返礼品って寄付金額がそれほど低くないんですよね。届いたらあるだけすぐ食べてしまうので、「おやつ代の節約になれば……」という思惑もすぐに消えました(笑)。
アイスはおいしいけれど、節約には不向き。とは言え子どもたちは大好きなので、1回だけと回数を決めて申し込みたいと思います。
食費を節約するなら「定番の食材」がおすすめ
ふるさと納税を食費節約に役立てるには、贅沢品や嗜好品よりも定番の食材が向いています。ただ、「せっかくふるさと納税をするなら……」という気持ちも。
そんなときは、金額を決めて返礼品を計画的に選ぶことをおすすめします。まだまだ続く物価高は、ふるさと納税を味方につけて家計の負担を減らしましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア