【川崎市】千年「NPO法人アシスト」 利用者と歩み20年 KSPで記念式典 盛大に
高津区などで障害者支援の事業所を運営するNPO法人アシスト(千年/原田綜理事長)が、このほど設立20周年を迎えた。11月15日には、節目を迎えたことを記念した式典が高津区坂戸のホテルARUKSPで開かれた。
NPO法人アシストは2005年に設立。「利用者のニーズを的確に把握し、必要な援助をしていかなければならない」という基本の下、障害者への支援を展開。利用者を単なる支援対象としてではなく地域社会で仕事をする1人の「社員」として位置づけ、より企業形態に近い内容で「働く」ための援助を行う事などを方針としている。
「清掃」で就労機会創出
この「社員」としての就労を促す手段として、企業からのニーズが高く、福祉的就労から企業就労へと積極的に繋げられる「清掃作業(清掃社会への就労及び出向作業)」を安定した就労機会として位置づけ、業務を通じた技術の習得と働く場を利用者に提供することにより、企業への就労や出向作業を通じ、地域社会の一員として活躍できる環境づくりを目指している。
11月15日の式典は、法人利用者の開会宣言から始まり、原田理事長のスピーチや、市の障害者福祉施設事業協会の萩原利昌理事長から来賓祝辞が述べられた。また、これまで20年にわたり法人の活動を支えてきた地域の企業や団体に対し、原田理事長から感謝状が贈呈されたほか、法人の設立から現在までの歩みを振り返るメモリアルムービーの上映も行われ、参加者はアシストの活動理解を深めていた。
式典の結びには「応援いただいているすべての方々に深く感謝いたします」とのメッセージがスクリーンに映し出され、職員一同が今後の活動への決意を新たにする場面も。関係者は、「この20年の経験を糧に、今後も更なる努力を行っていく」などと話していた。
原田理事長は「福祉を取り巻く環境は絶えず変化しているが、私たちはこれからも『社員』一人ひとりの声に耳を傾け、その人らしい自立した働き方、暮らし方を追求していく。次の節目に向けて地域社会と共に成長する法人でありたい」と今後の抱負を語っていた。