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ヘルシーなメロン!?濃厚な甘さで人気の『クインシーメロン』の誕生の歩みと特徴に迫る!

オリーブオイルをひとまわし

ヘルシーなメロン!?濃厚な甘さで人気の『クインシーメロン』の誕生の歩みと特徴に迫る!

外皮の細かい網目と果肉の鮮やかなオレンジ色が特徴の「クインシーメロン」。赤肉メロンの代表的な品種であり、みずみずしさと濃厚な甘さから人気を集めている。また、比較的流通量が多く、リーズナブルに入手できるのもメリットだ。今回はそんなクインシーメロンについて詳しく解説する。

1. クインシーメロンとは?

クインシーメロンとは、1989年に横浜植木によって作られた赤肉メロンの一種である。外皮は灰緑色の色味と細かい網目が特徴で、果肉は鮮やかなオレンジ色の見た目をしている。また、果肉の糖度は15~17度程度と比較的高く、水分も多いため、一口食べればメロンのジューシーな甘みが口いっぱいに広がる。日本では主に茨城県などで作られており、4月下旬~7月中旬頃に多く出回っている。

クインシーメロンの由来と歴史

1989年に横浜植木によって作られたクインシーメロンは、女王を意味する「クイーン(Queen)」と健康を意味する「ヘルシー(Healthy)」を組み合わせて名付けられた。誕生当時は、クインシーメロンのような赤肉メロンは独特なニオイがするため不人気であった。しかし、夕張メロンの人気とともに、1990年代に入ってからはクインシーメロンも消費者に受け入れられるようになったという。

クインシーメロンの産地は茨城県など

クインシーメロンは茨城県・山形県・熊本県などで作られている。特に茨城県は全国屈指のメロンの名産地として知られており、クインシーメロン以外にもアンデスメロン・タカミメロン・アールスメロンなどを栽培している。また、クインシーメロンの旬は4月下旬~7月中旬頃であり、東京都中央卸売市場の「市場統計情報」によれば2020年の4~7月の取引量は約190万トンとなっている(※1)。

2. クインシーメロンの魅力と特徴

クインシーメロンはほかのメロンよりも糖度が高くて、とろけるような濃厚な甘みを楽しめることが特徴だ。また、赤肉メロン全般に共通することだが、抗酸化物質の一種である「βカロテン」を含んでいる。そんな美味しいだけでなく、栄養面も優れているクインシーメロンの特徴を確認しよう。

その1.糖度が高くてとにかく甘い

クインシーメロンは糖度が高いことで知られている。メロンの中でも特に有名なアンデスメロンの糖度は14~15度程度であるが、クインシーメロンの糖度は15~17度。そのため、一口食べると非常に濃厚な甘みを楽しめる。また、果肉は滑らかで水分量が多いため、口当たりがいいのも特徴となっている。クインシーメロンは、緑肉メロンとは違った食感や甘みを楽しめるメロンといえるだろう。

その2.βカロテンなどの栄養素を含む

クインシーメロンのような赤肉メロンは、抗酸化物質である「βカロテン」を多く含んでいる。その含有量は一般的な赤肉メロンの場合100gあたり3600μgである(※2)。抗酸化物質の働きには、体内の不要な活性酸素を取り除くことなどがある(※3)。ちなみに名前の由来に「ヘルシー」と入っている理由は、βカロテンを豊富に含んでいるからといわれている。

3. 美味しいクインシーメロンの選び方

クインシーメロンは旬の時期であれば普通に店頭に並ぶため、スーパーや八百屋などで見かけることも多い。美味しいクインシーメロンを食べたいなら、以下で紹介している「重み」や「網目」などを見て選ぶようにしよう。重み:ずっしりと重みを感じるもの網目:細かくて均一な網目があるものなお、店頭に並んでいるクインシーメロンには熟していないものも多い。熟していないメロンの特徴には、お尻の部分に弾力を感じにくいことや、甘い香りが感じにくいことなどがある。このようなクインシーメロンを手に入れたら、美味しくなるまで常温においておき追熟させよう。

4. クインシーメロンの基本的な食べ方

濃厚な甘みが特徴のクインシーメロンは、そのまま食べるのが一番おすすめ。食べる直前に冷蔵庫で2~3時間ほど冷やしておくとさらに美味しくなる。冷やしたメロンは以下のようにしてカットしよう。メロンのヘタ部分を切り落とす包丁で半分にカットしておくスプーンなどで種を取り除くメロンをさらに4等分する(1/8サイズ)皮と果肉の間に包丁を入れてからひと口大に切る一般的にクインシーメロンは上記のようにフルーツカットするとよい。ただし、クインシーメロンは果肉が柔らかいので、1/8サイズに切り分けたらスプーンですくって食べる方法でも可能だ。また、クインシーメロンを使って、濃厚なメロンのジュースやシャーベットを楽しむのもおすすめだ。

5. クインシーメロンの上手な保存方法

クインシーメロンは比較的保存がきく果物として知られている。しかし、クインシーメロンの熟し度合などに合わせて保存方法を変えるのがポイントだ。以下の保存方法を参考に適切に保管しよう。

丸のまま保存する方法

実が硬いクインシーメロンはまだ食べごろではないため、常温で保管しながら追熟させよう。食べごろになるとお尻の部分に弾力を感じるようになり、メロン特有の甘い香りが出てくる。このように食べごろになったクインシーメロンは、これ以上追熟の必要はないので冷蔵庫で冷やして保管しよう。

食べかけを保存する方法

食べかけのクインシーメロンは、常温保存ではなく冷蔵保存をするのが基本だ。そのとき、メロンの乾燥を防ぐために切り口に丁寧にラップをしておくのがポイント。また、カットしたメロンは冷凍保存も可能だ。冷凍保存する場合はラップに包んでから、冷凍用保存袋などに入れて保管しておこう。

結論

赤肉メロンの一種である「クインシーメロン」は、普通のメロンに比べて濃厚な甘みがあり、しかもβカロテンなどの栄養素を含むことが特徴だ。旬である4~7月頃にはスーパーや八百屋に並ぶようになるので、ぜひ美味しい季節に甘みたっぷりのクインシーメロンを楽しんでみよう。【参考文献】※:横浜植木「クインシー」
※:JAグループ茨城「クインシーメロン」
※1:東京都中央卸売市場「市場統計情報(月報・年報)」
※2:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
※3:厚生労働省e-ヘルスネット「抗酸化物質」

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部
監修者:管理栄養士 中山沙折

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