この夏、スイーツづくりにかけた青春!北海道の高校生パティシェの大会に密着
HBCテレビ「今日ドキッ!」より、選りすぐりの情報をお届けします。
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この夏、スイーツづくりに青春をかけた道内の高校生たちに密着しました!
道内の高校生が洋菓子づくりの腕を競うスイーツコンテストに密着
道内の高校生が、2人一組で洋菓子づくりの腕を競う大会、「ハイスクール パティシエロワイヤル」が、先週、三笠市で開催されました。
大会4連覇を狙った強豪校に密着、果たしてその結果は!?
本選4日前、羊蹄山を望む真狩高校。
夏休み真っ只中、生徒たちは“ある目標”にむけてスイーツ作りに励んでいました!
真狩高校 細川さん:「目標は4連覇です」
実は真狩高校、2021年から去年まで、大会3連覇を成し遂げた強豪校なんです!
真狩高校には、食のプロの育成を目指す「野菜製菓コース」があり、今年は、2年生の2組が予選を通過しました。
互いの苗字から取ったチーム「ほそいがわ」
本選で作るスイーツは・・・
真狩高校 細川さん:「2層のムースケーキ」
メインのムースには、校内の農園で生徒自身が育てたハスカップを使用。
その果実を一度ジャムにしてから、生クリームなど加えて、ムースを作ります。
さらに、見た目は高校生らしく、ハートにこだわったキュートなスイーツで本選に挑みます!
そして、もう一組は、チーム「こなざとう」
真狩高校 上野さん:「つるのこ大豆を使ってニセコで栽培されたお茶を使用したケーキです」
メインの食材は、希少なニセコ産のほうじ茶。
さらに、地元の小学生と栽培した“鶴の子大豆”を使用。
豆乳や“きなこ”に加工して、ケーキの生地やムースなどに使います。
この日、4人は完成させたスイーツをもってある人のもとへ!
いつも応援してくれる校長先生に試食をしてもらいました。
真狩高校 校長:「すごくオトナっぽい味。プレッシャーだと思うけど、先輩方が勝ち続けているからぜひ4連覇なれるように頑張ってください」
練習の合間、ほっと一息できるお昼時間。
ここでひとつ、番組スタッフが本音を聞いてみました…
番組スタッフ:「夏休みの練習つらくない?」
井川さん:「ちょっと遊びたい気持ちはある。だけど、楽しいから全然あり!」
洋菓子づくりの腕を競う大会 「ハイスクール パティシエロワイヤル」当日
そして迎えた、本選当日。
今年で7回目を迎えた、ハイスクール「パティシエロワイヤル」
道内11高校・31チームから応募があり、厳しい審査を勝ち抜いた8チームが本選に出場しました。
2人1組で、スイーツを制限時間内に完成させます。
上位入賞2作品は、全道のセイコーマートで商品化されるということで、高校生たちも真剣そのもの!
審査員には、日本を代表するパティシエ・辻口博啓さんの姿も。
辻口さん:「どの高校生たちも個性的。北海道愛が皆さん強いから。どれが勝ってもおかしくない。それぐらいのレベル」
4連覇を狙う真狩高校。
上野さんのチームにアクシデントが・・・。
真狩高校 上野さん:「固まっちゃいました。硬くなって大変です」
そして真狩高校、もうひとつのチーム。
順調にハスカップムースのケーキを作っていたのですが・・・
真狩高校 井川さん:「ここが暑くて…」
番組スタッフ:「溶けちゃった?」
真狩高校 井川さん:「はい。もう1回やり直したい」
各チーム緊張感が高まるなか、持てる力を出し切ります。
中でも過去2度、最優秀賞に輝いた三笠高校からは2組が出場。
クリームに“道産タマネギのジャム”とハチミツなどを使用した“シュークリーム”と・・・
ベリーの1種、甘酸っぱい道産グロゼイユを使ったオリジナルロールケーキで頂点を目指します。
果たして、どの高校が最優秀賞に輝くのか!
大会4連覇を狙う、真狩高校2組の結果は!?
大会の結果は…
最優秀賞は、三笠高校のBoules de Neige。
北海道の魅力をPRできる、プロ顔負けのスイーツとして、高評価されました!
4連覇とはなりませんでしたが、真狩高校は「審査員特別賞」と「奨励賞」をそれぞれ受賞。
真狩高校 上野さん:「うれしいけど悔しい」
真狩高校 細川さん:「どこの場所で作っても同じ作品が作れるように頑張っていきたいと思う」
最優秀賞と優秀賞に輝いた三笠高校のスイーツ2作品は、来年2月に高校生たちのレシピをもとに商品化され、全道のセイコーマートで販売される予定です。
【最優秀賞】三笠高校 チーム(Boules de Neige)「ふわしゅわ!グロゼイユのカーディナルロール」
【優秀賞】 三笠高校 チーム(cipolla)「Honeyたまシュープリーズ」
※掲載の内容は番組放送時(2024年8月20日)の情報に基づきます。